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[二〇十六年三月五日]
無線アンテナ類を、取り外した

運用よりも“電子機器・装置いじり”の方が面白くて、随分長く続けて来た「アマチュア無線」だったが、「パソコン」や「インターネット」の方に興味が移ってから、殆ど無線とは縁が無くなってしまった。

無線局の免許切れ以後、HF帯の大きな「八木アンテナ」は降ろしていたのだが、VHF帯や、HF帯のワイヤ・アンテナはそのままにしてあった。
でも、家人が目障りだ!と宣うので、遂に、“暖かくなった、天気の良い日に降ろす!”と宣言してしまった。(図1)
幸い、私は(残念ながら?)高所恐怖症ではないので、高い処で作業することは苦痛ではないが、もう身体が硬くなっているので、寒くて作業がやり難くても困るからだ。

先日の暖かい日に、準備を整えた上で、それらの関連物を殆ど1日で降ろした。万歳!(図2<クリック>

でも、未だ「オール・バンド受信機(HF・VHF)」の方は残してあるので、直ぐにでも取り外せる「アンテナ」2種(HFマルチ・バンド用とVHFモノ・バンド用)は、(未練がましく?)残しておいた。

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安全ベルト

二階のベランダから立てて固定してある「梯子」に、試しに昇ってみたのだが、やはり“力作業”する場合には、少し恐怖心が出て来る。(オヨヨ!)

そこで、以前買ってあったはずの「安全ベルト」を探したのだが、見付からな〜い!
止む無く、DIY店へ行って、一番安価な「腰袋付き」のものを買って来た。(図3¥2,859税込み)

実際には、これで、自分の身体の落下を食い止めるには、「固定箇所」の方が心許ないのだが。(図4<クリック>

でも、“オマジナイ”、“気は心”、“プラシボ”、etc.というやつだろうが、これを腰に巻いて、ロープを梯子に絡めておくと、随分安心して作業が出来るから不思議!(笑)

ステンレス・ナットの噛み付き

買って取り付けた時から問題だったのは、「ステンレス製クランパ」で、そのビス&ナットの「噛み付き合い」のこと。

ステンレス製は、錆びないのはいいのだが、しばしば、ビスとナットが噛み付き合って固着して、廻らなくなることがあった。
それを心配して、事前に、潤滑剤やモリブデン・グリスをたっぷり付けておいた(図6<クリック>)のだが、やっぱり、高所の二組が固着してしまった!(とほほ)

高所では、力任せに“ネジ切る”のもままならず、最後の手段、片手で梯子につかまりながら、金鋸でゴリゴリ!
しかし、ステンレス棒は、結構硬いから、なかなか切れなーい!
(・・・ ある坊さん(と石工達)が、青の洞門をノミと槌だけで掘り通したという故事を思い出しながら、一心に金鋸を引き続けた。笑)
最後は、何とか切り落として、固定を外すことが出来た!やれやれ!(図5)

立木利用柱は?

「ワイア・アンテナ」の方は、地上に立てたポール(3mコンジット・パイプ)を根っ子のパイプから外して、柱を抜いてしまえば終りで、割合簡単だったのだが、一箇所立木(モチノキ)を利用した所がある。
此処は、木の葉が茂るとアンテナ線を覆ってしまうので、それは(電波発射的にも)拙かろうと、塩ビのポールを使って木から離すようにしていた。(図7)

“さて、外そうか?!”と見たら、何と!バインド線が木の中に取り込まれているではないか!(図8<クリック>

確かに、この木は生命力が旺盛で、枝葉の育ちもよくて、頻繁に刈り込みをしないと、繁り過ぎるのが難点だったが、まさかこんなことまで、していようとは!(因みに、この木からは、“鳥もち”が採れるそうだ)

廃棄品

懸案だった「VHF帯アンテナ」は、短い柱(ポール)と一緒に、接続してあった「同軸ケーブル」を使って吊り下げて降ろした。(図9)

また、「回転モーター(ロ−テーター)」の方は、結構重さがあるので、面倒かな?と思っていたが、これも「付属ケーブル」でぶら下げられたので、比較的安全に、つまり投げ下ろさずに済んだ。(図10<クリック>

重過ぎて持てなかったら、地面へ投げ落とすことも辞さずのつもりだったのだが。(苦笑)

これらは、コンジット・パイプ4本や他のポンコツ無線機器類と一緒に、馴染みの廃品回収業者に連絡して、無料引き取りに来て貰った。


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