[070625]

IXY DIGITALジャンクを、買いました.

今は、当苑手持ちのデジカメも少しだけ多様化しましたが、当初はCANON PowerShot A5PowerShot A50で頑張っていました。(と言うより、当時は何でも良かった)

それ以後、ずっとCANON製から離れていたのですが、最近小型・薄型デジカメの収集が一段落した所で、ふとCANON製のその後が気になって、試しにIXY DIGITALの廉価ジャンクをオークションで買ってみました。(\690+送料\240+振込料\110)

相変わらずメディアにCFを使っているのはいいのですが、A5,A50で悩まされた専用バッテリ路線も変わっていないようです。

で、今回は疑似餌ならぬ擬似カップラでお茶を濁して、“動作確認”だけで留める事にしました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
擬似カップラの作成.
最初の発想として、“専用バッテリの購入は勿体無いから、例によってDCカップラCANON社の呼称)を自作しよう”でした。
(こう思った理由のひとつは、バッテリ・ケースを覗き込んで、端子が比較的素直な配置・形状だったから。もうひとつは、CANON製デジカメに対する伝統的な習癖かな?)

材料は、適当なプラ板が無かったので、取っておきの木製板(蒲鉾板!)の薄手のものを、鋸と80番のサンドペーパで、 幅:32.5mm、高さ47.0mm、厚み9.5mmに仕上げました。

電極には、ノートPCの中にあった燐青銅板を切り出して両面テープで貼り付け。底側での金属とのショートを避けさえすれば、電極板は、写真のようにベタでもOKでした。

フックを修理.
このカメラは、元々“CFの蓋フックが欠けている”旨の説明書きがあったので、(暫く使っていなかった)「プラ・リペア」を、近郊の「オートバックス」で買って来ました。(PL-14:\1,512,型取君:\756)

フックの代替材料は、PCカード・ケースの端っこを切り取って、成型して使用。(勿論、カード・ケースの方は、まだ存続可能)
取り付けた様子は、左写真の<クリック>で。

結局、型取君は使わず、プラ・リペアは単に接着剤代わりでした。でも、両側が溶けて繋がったので、通常の接着剤よりは強度がありそう。

(尚、CF蓋、バッテリ蓋ともに検知スイッチがあり、蓋が閉まっていないと電源が入らない仕組みになっているため、ここまで手間を掛けてみたわけです。まぁ、実際は、単にセロテープで蓋を留めるだけでも間に合うんですが)

ズームは2倍、電流は1/10.
動作するようになってから試し撮りしていると、どうもズーム倍率が足りない感じがして、該社資料を見たら、“なんだ?2倍かぁ!”
(3倍だと思い込んでいたので、てっきりこれは“故障”だろうと、左のような比較写真まで撮っていました)

確かに、このIXYは2倍弱でしたが、逆にCoolPix3700の倍率が妙ですね。この調べ方だと、3倍も無い。21/8=2.6倍だが...(まぁ、いいけど)

ところで、消費電流を見ていて、液晶画面を消したら電流がガクリと半分まで(1A→500mA)減る事に驚きました。 更に、少し経つと自動的に1/10にまで減少(1A→100mA)。(左/上写真の<クリック>でその様子。一番上が、液晶画面。その下が電流。一番下は電圧)

(昔、A5,A50使用時代に、バッテリ消耗を防ぐため、液晶画面を消して光学ファインダだけで撮影していた事を思い出しましたが、あの頃とあまり変わっていないのかな?)

実用性.
筐体全体はそれ程傷みも無く、使おうと思えば使えるのですが、他機種に比してやはり機能的な面で劣ります。軟蓋に綻びもあり、バッテリも専用だし、無理をして使う程の魅力も無いので、これはベンチ入りさせようと思っています。
[表紙頁]へ  関連記事の目次へ  [一言板]へ