[080703]

OLYMPUS PEN EE-3ジャンクを、買いました.

物覚えが悪い方なのに、“昔の物欲対象”などは、今でもちゃんと覚えていて、偶々レンズを探しに行った店で、廉価なOLYMPUS PENの(後期タイプ)EE-3ジャンクを見付け、迷わず攫(さら)って来ました。(ジャンク\800税込み)

以前に入手したPEN EEDに比べて、一周り小さいのがいいですね。(あれは、殆どコンパクト35mmカメラ並みのサイズで「ペン」の感じが薄かったのですが。左写真<クリック>で)

中のモルトはベタベタで掃除が面倒でしたが、胴体の所々にサビや割れはあるものの、外観の程度は良。レンズも綺麗!

試写したら、一応露出は適正でしたが、(当然ながら)曇天下の近景には弱く、やはり、絞りが充分に絞れる“明るい風景”向きのようです。(ま、今となっては、実用は考えなくてもいいのですが)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
モルトの交換補修.
外観はそれ程悪くないのに、裏蓋を開けたら、黒いのがベチャッと指に付着。モルトが溶け出しています。(“オヨヨ!”これが、2割引の理由かな?!)

再生紙トイペで、丁寧に拭き取り→ゴミ箱へ。細かい箇所は、爪楊枝で。(これ、臭わないのが有り難い)
上下の桟の間に少し粘りが残っていましたが、後で遮光材を埋め込むつもりなので、わざとそのままにしました。

遮光材として、(家人に出して貰った)“濃緑色の毛糸”を使用。
モルトの代わりに出来るらしい習字用下敷きも買って来てはいるのですが、遮光は全部この毛糸でやってみる事にしました。

広い面は、下に細目の両面テープを貼って、その上に毛糸を2本ずつ貼り付け。(左上写真、それの<クリック>や<プッシュ>で、貼り付けた様子)

こんなやり方で果たして遮光出来るのか、あまり自信は無かったのですが、理屈的?には大丈夫なはず。(ただし、真夏の海岸や晴天下の雪上は、想定外です)

光漏れは?
試しに、時折雨粒が落ちて来る曇天下で、庭の草花などを撮って見ました。(FUJICOLOR Super400FTで。下の写真と、それの<クリック>)

ちょっと、対象物との距離が近過ぎた上、暗さが祟って「絞り開放状態」だったらしく、ピント甘過ぎになったようです。
(もっと明るい遠景を撮れば、もう少しマシだろうと思います)

試写した後、まず、光漏れが気になったので、撮影・現像後、フィルムや仮焼付を丹念に見ましたが、漏れは無さそうな感じ。(左写真とその<クリック>)
直接光が抜けるような箇所は無いはずなので、もし漏れていたとしても、うっすらと全体に掛かる程度でしょうか。それも無いようなので、今回は、これでよし!としました。

雨の庭で試写.


ぼやき.
梅雨の時期は、試写もままならず。雨に降られながらの撮影は、カメラが濡れるのが心配。
でも、実験となると、良好な条件下で撮るだけでは、物足りない!ってわけでして。
しかし、ハーフ・サイズは、24枚撮りですらフィルム全部を使い切るのに、苦労します。(途中で面倒になって、適当に終了しましたが、残りが勿体無い!)

例によって、フィルムは店まで出しに行きました。(現像のみで、30分待ち。\580税込み)
後は、フィルム・スキャナで、電子データ化。上掲のような写真になりました。

フィルムが電子式で、直ぐにデータがPCなどに読み出せれば、便利だろうと思うのですが。以前、そんな開発ニュースを見た記憶はあるのですが、その後は消息不明らしいです。(魔流さん談)
(技術的に出来たとしても、面積の広い微細加工は、“高コスト”から抜け出すのが大変でしょうね。でも、今のデジタル一眼レフ用CCDは、もう抜け出したのかな?)
[表紙頁]へ  関連記事の目次へ  [一言板]へ