[080520]

DMC-LZ2ジャンクを、修復しました.

RICOHの薄型高倍率ズーム機、Caplio R2見事に失敗して、今度は別のタイプ/メーカを探し始めました。

偶々、オークションで目に付いたのが、このDMC-LZ2(6倍ズーム 37〜222mm相当)の撮影不可ジャンク。
かなり高値設定だったので、随分迷いましたが、渋々?入札したら、先の入札者も遠慮勝ちだったと見えて、追撃も無く落札してしまいました。(総費用\2,758)

直せるかどうかも分からないのに、三千円近くになると相当高リスクに感じますし、一種の博打だから、本音は“あまり、やりたくない!”のですが、やらなければ疑問が解消出来ず。
兎に角、入手・修復して、試してみる事に。

で、この博打は、半分成功。一応、正常動作するようになりました。後は、実際に撮影に使ってみて、メイン機C-770代替機になりそうかどうか、追々確認もしてみたい。(でも、デザインがなぁ...)
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シンプル・イズ・ベスト.
到着した品物を見て、外装の傷みは少ないものの、デザインがもうひとつ(まるでKodak社のそれみたいに?ちゃち)だったので、“あっ!失敗したか?”と、一瞬怯みました。

症状の方は、「電源は入るが、レンズからの風景が写らず、撮影は不可、再生は可能」の状態でした。

中を開けてみて、そのシンプルさに驚嘆!その際立った設計に、好感すら覚えました。多分、機能を上げた上で、徹底的にコストダウンを考えた結果だろうと推測。

左/上写真は、後蓋を開けた状態ですが、フレキが機能別にきっちり3つに分けられていて、基板に無理無く/ストレートに接続されていました。
上が「CCD信号系」、中が「レンズ制御系」、下が「LCD信号系」。(コネクタの位置は中と下が逆)
こんなにスッキリしていると、我ら“弄り屋”には、大変有り難い。でも、そのために冗長空間が多過ぎて、厚型の(ブス)カメラになってしまっているようです。

レンズ部など.
分解前に、一度様子を見るのに単3型アルカリ電池を入れてみたら、一瞬電源が入ったが、即断。
そこで、Ni-MH充電池を入れたら、レンズが飛び出たまま戻らなくなった。(ギョ!?)

兎に角、分解して、先に飛び出たレンズ部を戻す算段をしましたが、今までの経験からだと、何処かのギアを外すか、駆動モータに単独で電流を流すかすれば、良かったはず。

これは、左写真のモータ駆動ラインのフレキ端子から、3Vを直接印加(左側+、右側−で引っ込み、逆で、押し出しだっけ?)したら、レンズを収納出来ました。

問題箇所.
“風景が写らない不具合”は、CCD関係よりは、むしろレンズ/シャッタ駆動系ではないか?と予想していたのですが、一応、両方のフレキを抜いた後、再挿入して様子を見る事にしました。

ところが、フレキをコネクタに差し込む段になって、レンズ駆動系のコネクタの「黒い押え板」が弾けて、抜けてしまいました。

これ無しでフレキを差しただけだと、色々な異常が発生します。例えば、「風景写らず」や「レンズ戻らず」や「電源を入れ直せ!警告」など。(なので、一時はどうなる事かと...)

押え板戻し.
この抜けた押え板を戻すには、コツルーペが必要!
裏表を正しい向き(フレキを通す隙間のある方を、下側)にして、(上側)ピン列の手前下に置き、あたかもフレキを差し込むが如き感じで、その押え板を(そーっと)差し込んで行って、そして立てると、戻せました!ヤタッ!w(^^)w

フレキを差し込んだ後、念のため、セロテープで固定しました。結果として、このコネクタ部が一番問題だったのですが、妙な事に、元々CCD側はちゃんとテープで補強してあるのに、こちらの方は省略されているってのは、腑に落ちないですね。
(もし、してあれば、市場での不良発生率が、ぐんと減っていたかも?)

修復結果.
一応、修復が出来て、普通に撮影が出来るようになりました。

単3型アルカリ乾電池2本でも、150枚近く撮影出来るそうですが、乾電池は買い貯めしておいて、後放置しておくと何時の間にか自己放電して使えなくなっているので、やはりNi-MH型(Eneloopなど)を事前に充電して使う方が安心。

それを4本持って、このカメラ修復の主旨である“高倍率ズーム”のテストに出掛けました。

ズーム倍率について.


上写真は、ある位置から動かずに、試し撮りしたもので、3倍ズームではやや散漫な感じ。6倍だと狙い目がはっきりします。距離が離れていても、ある程度思い通りの構図に出来そうで、これなら使えそう!
(本当は、後ろの背景をもっとボカシたかったのですが、思ったほどにはボケませんでした)

普段は12倍までは必要なさそうですが、でも、(コースから外れてはいけないなど)ターゲットにあまり近付けない時には、結構有効だろうと思います。(手振れ抑制機能も効くだろうし)

12倍を越えると、段々デジタル・ズーム特有の粒子荒れが目立って来るので、あまり使いたくないです。
ただ、倍率表示は(一瞬!)出るものの、その辺りで自動的に止められないのが、難点!
許容範囲からはみ出して、ズームを効かせ過ぎて(粒子荒れ画面で)失敗しそうな予感も。

この後は.
このデザイン/スタイルはあまり好みではないのですが、機能的には足りているので、暫くメイン機にお伴させようかなと。(色がブラックだったら、も少しマシなのでしょうが)
(非専用ケースへの出し入れで、気付かない内に電源SWが勝手に入っていました。ギョヱ!?...これは注意が必要だ!)

このカメラには、面白い後日話(怪奇現象?)があります。
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