[080526/0527]

μ-miniを、3度目の正直で    *追記あり

今月のJ&Pの恒例(ジャンク)市で、OLYMPUS μ-mini DIGITAL(銀)を拾って来ました。(\1,000税込)

開店から約10分程遅れて到着したら、まだ混雑の最中。人垣の間から手を出したら、その掌上に、これがポトリ!...てな感じで手に落ちた。(実は、狭い隙間からちらりと見えたので、パッと即断)

この機種は、これまでに2個の修復に失敗。1個(銀)はレンズ・バリア不調の上にピンボケが直らず、1個(黒)は動作正常なのに、レンズ・バリア不具合でお蔵入り中。
常々、ここのメカがしっかりしたのを入手して“二箇一復活”させたいと思っていたので、値段も手頃だし、願ったり適ったり。

これがジャンクになったのは、“動くのに、撮影出来ない”と云う、致命的かつ馬鹿々々しい故障が原因。
ちょっと細工するだけで、復活させられました。(で、部品取りされる役割も消えた?!)
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状況.
これ用のバッテリ(LI-30B)はあるので、消毒洗剤で綺麗に洗って乾燥してから、テストしてみました。

状況は、左写真の「モニタ画面」の如く。レンズはちゃんと押し出るし、一瞬前面の風景も写るのですが、エラー画面が出て、そこから先へ進めません。如何に藻掻こうと、ガンとして譲らず。(ザケンジャネェゾ、コンニャロメ!)

これは、明らかに設計ミス!単に、メディアの差し忘れを注意するだけ?なのに、こんなにガードを堅くしてどうするの?!
普通のユーザは、こんな事でも、故障として無駄な修理・出費を強いられるのでしょうね。
(ま、そう愚痴りつつも、こちらにしてみれば、修理は簡単なので、むしろ有り難いわけですが)

問題箇所は、左上の写真<クリック>(不良機種の分解写真)に見られるような「SW側のレバー」か、あるいはそれを押し込む「蓋側のレバー」か、そのいずれかの折れでしょう。
(ルーペで覗いたら、どうやら蓋側レバーが折れているようです。SW側だったら、修理は「分解」です)

中を開けずに対策.
原因がほぼ分かったのですが、改めて、これの外装を眺めたら、何所にも傷や凹みも無く、殆ど新品に近い状態です。

これをわざわざバラすと、余計な潜在不良を押し込むようなものなので、出来れば開けないでやりたいと思って、試しに爪楊枝を差し込んでチェックしてみました。

そしたら、「エラ−表示」が消えてちゃんと先へ進んで、前景も写るし、撮影も出来ました。
そこで、仮の処置として、爪楊枝の先を2〜3mm切り取ってそれを差し込んでおきました。これで、取り敢えず、正常動作。
(左/上写真<クリック>で、その様子)

ソフトで読み書きしてみて、メディアが入っていないのなら、“入っていません!”とでも表示すれば済むはず。それなのに、何でこんな無駄なスイッチを設けたんだろ?(よく分かりませ〜ん)

実写.
外の風景を試写してみたかったのですが、天候が悪いので、フラッシュを炊いて室内風景を撮ってみました。左写真。

しかし、3倍ズームでの室内フラッシュ撮影はなかなか難しい。
周りの余分なものを入れたくないので、近寄ると、フラッシュ光が明る過ぎるので露出を抑えないといけないし、またガラス面からの反射などが邪魔にならない角度を探さないといけません。

(これが10倍ズームなら、もう少しは自由度がありそう。尤も、室内が狭いから、そんなに距離を取れるわけでもないが)

まぁ、あれこれ工夫したつもりでも、それ程綺麗な写真は撮れそうにもないので、程々のところで諦めたのが、左上写真。(...しかし、もう少し何とかならんかったのかネェ >> 己)

評価と問題点.
実の処、これは儲け物でした!外装は綺麗だし、性質の悪い不良でもなかった。
でも、これに先立つ投資額を合わせて考えると、あまり喜べたものではありませぬ。
(「よろこびも、ちゅうくらいなり、おらがはる」ってところか?)

移動の途中で、電源を入れたら、レンズ・バリアが一瞬引っ掛かって、押し出して来たレンズとガッチャンコ!..慌てて電源を切ったら、無事回復しましたが、この機種の危うさを思い知りました。
(どうやら、これは、使わずに飾っておくだけ、にしておいた方が良さそうです)
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*追記 [0527]
折れた「蓋側レバー部」を眺めていたら、どうやら上からビスで留める方式のようで、これなら取り替えは、外から簡単に出来そうです。

爪楊枝での補修では、何時まで保つか分からないので、不良機のを外して、それと取り替えました。

訂正.
上記で、このレバーと検知SWは「メディア/カード有無の検知」?と書きましたが、それは間違いでした。(メディアが入っていないと、別途喧しい警告が出ます)

余談.
このレバーとSWは、“蓋が閉まっていない”時に、警告する役目らしいのですが...
(左/上写真<プッシュ>で出る警告を、よく見ると微妙な言い回し!“カードカバー”って?)

試しに、その(内側の)赤レバーを正規の状態に倒しておいて、外蓋を開けてみたけど、左上写真<クリック>のように、何の警告も出ません。(だったら、“警告装置”の意味無いじゃん!)

多分、外蓋開閉検知用のSWを設けるのが難かしかったので、内側の赤レバーで代用する間接方式にしたのだろうと推測は出来ますが、やはり“ヘン!
(ま、“SWの設け方”など、あまり細かい事を突っ込んでも、仕方が無いのですが)
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