[070709]

EX-Z30、フォーカス異常で再修理しました.

再生したEX-Z30を、実際に使ってみようと、滋賀・醒ヶ井の”梅花藻”見物に持って出かけました。
途中、P.A.で撮った写真が左。その<クリック>で、水中の“梅花藻”(を撮ったつもり)の写真なのですが、帰宅後に写真を見て、愕然!思いっきりピンボケ。

その対策/善後策として、元のレンズ部に戻してピンボケを解消しましたが、これがまたズームを動かしたら、例の“ガリガリ音”が出るのです。四苦八苦で、その原因を潰して/治して、やっと全問解決。

異音の原因は、光学ファインダ部のズーム・メカのギヤ部で、これの芯棒が半抜け状態で、カムを無理矢理こじていたせい。
(他方、ピンボケの原因の方は、実は未解明)
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経緯.
殆どの写真が、手ブレではなくて、ピンボケ。
僅かに近接で撮ったもの数枚は、ピントが合ってました。(道理で、対象物が近い机上テストでは、気付かなかったわけだ)
帰ってから遠景でテストしたら、やはりフォーカス合わず。

で、対策として、幾つかの案。
 1.以前のレンズ部(ズーム時異音アリ)と交換
 2.CCD部だけ入れ替えて、様子をみる
少し考えた後、あっさりと、旧のレンズ部に入替えました。それでピントを見たら、バッチリ!しかし、ズームさせると酷い音がします。
その異音の発生箇所は、光学ファインダ部でした。

光学ファインダ部の手直し.
異音の原因は、光学ファインダをズームさせるためのカム(円筒溝カムもどき?参考:「アライエンジニアリングの資料」)の円筒側の芯/軸が抜けていて、カムがストッパを叩いたり、乗り越えたりしていたため。

最初、苦労しながらモータ側のギヤ押えを外して、修正を試みました(左写真)が、やがて光学ファインダ部だけがビス3本で外せる事が分かったので、その状態で、を挿し直して、修復。

左写真<クリック>に出る写真のような状態にすると、手前と奥に2つのカム、バネがあるのが分かる。(かな?)

カムの初期位置.
カムの初期位置セットは重要で、下手にセットしてしまうと、より酷い騒音、最悪の場合はギヤ破壊に至りそう。(一度、前者をやりました)

左写真の状態で、手前のカムが左奥側のストッパに当たるまで、円筒の方を左から右へ回しておきます。
尚、左写真は初期位置にセットした後、組み付けた状態。

これで、ズーム・ボタンを押した時、主レンズのズームと同期して、光学ファインダもズームします。(勿論、異音も皆無です!あぁ、幸せ!)

光学ファインダの状況.
左写真とその<クリック>で、直ったEX-Z30の光学ファインダの様子。(ワイド側と望遠側)

バッテリを長持ちさせるために、撮影時(マクロ以外)は、殆ど液晶モニタを「無表示」にしています。だから、被写体のレイアウトは光学ファインダ依存。
(...と言うか、もう片眼は老眼に近い当主ですが、両手を一杯まで伸ばして液晶モニタ画面を見るのも癪ですからねぇ)

今回は、久し振りに「修理をした!」と云う達成感がありました。(これまでのような基板交換だけでは、やっぱ物足りない)
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