[070524]

8mmフィルムのDVD化−その弐.

この処、休み毎にHO詣。(日本橋は、暫くご無沙汰中)
そこで、8mmの映写機(FUJICASCOPE M35)を見付けたので、ビデオ・カメラと一緒に買って来ました。(\2,100税込)

左写真、左側がそのM35で、右側は以前からのもの(COPAL 290 DUAL S)。
これを使って8mmフィルムを映写−ビデオカメラで撮影してみたら、チラツキが随分減って見易くなりました。

また、反射スクリーンの光軸を調整したら、カラー映像も少し明るくなって色も出るようになって、“どんどん/だんだん?良くなる法華の太鼓”なので、もう少し頑張ってみようと思ってます。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
“動作した?”
買う前に貼ってあったタグには「動作しました」と書かれていたのですが、持って帰ってからACコードを直付けするために、カバーを開けたら、中から気味の悪い、粒の付いた茶色のウドンの欠片が沢山転がり出て来ました。(実はこれ、腐ったゴム・ベルトが千切れ落ちたものでした。・・・ けど、これでホントに「動作した」の?)

伝動ベルトの自作は実績(最低でも、フィルム5巻映写以上は保つ)がありますので、これのも自作しました。(直径は約5cmで、先日のより約1cmほど小さめ)

動かしてみると、ランプは活きていましたし、回転もスムーズ。しかし、フィルムの始めの方はかなりギクシャク。暫くして巻き取りの方がちゃんと巻け始めると、映像は安定します。

改善の状態.
取り敢えず、スクリーンに投影したものをCCD-TR11で撮影して、キャプチャしてみました。

どうやら、COPAL 290で映写したものより、ずっとチラツキが少ないようです。
それの比較映像−WMVファイル(チラツキのある映像と減った映像) (映像は汚いのですが、一番サイズが小さくなるWMVファイルにしてあります)

この原因を想像するに、ひとつはCOPAL 290の方の送り爪が(過去に数度噛み込んだ事があったりして)傷んでいて“送り不整”があるようなのと、もうひとつは撮影機の輝度コントロール(AGC?)の時定数との”ミスマッチ”があるでは?と、思ったりもしてます。
(尤も、爪の噛み込みを怖れて、フィルム送り速度を十分上げる努力をしなかったせいも、あるかも知れません。調整ツマミはほぼ一杯なのですが...)

それに引き代え、M35の方はジャンクとは云え、まだ十分健康体のようで、比較的チラツキの少ない安定した映像が得られました。

更に、反射スクリーンの向きを調整出来るようにして、カメラ側での撮像状態を見たところ、ムラは出るのですが像が明るくなる方向があるので、そこで映写−撮影をしてみました。
結果、カラー映像などもより鮮明に撮影出来る事が判明。やはり“光軸合わせ”ってのは、重要な要件のようです。

困惑.
このような作業(8mmのDVD化)は、本当に“物凄い時間喰い”です。
映写−撮影は、実時間が必要ですし、フィルム切れなどがあって気が抜けません。

MPEG変換の部分はPC任せで済みますが、CPUクロックが高々1.3GHzのマシンでは、10分間のデータでも60分位時間が掛かるので、大きなデータはうっかり夜中に始めると(放って置くわけにも行かず)終わるまで寝られなくなります。
(かと言って、PCやソフトに追加投資をする程、良質の8mmフィルムが多量にあるわけでもないので、何とか現状のもので凌がないと仕方がないですねぇ)
[表紙頁]へ  関連記事の目次へ  [一言板]へ