[070512]

NV-S5ジャンクを、小修理しました.

「8mmフィルムのDVD化」の一環で、先日買い込んだジャンク・カメラの内のPanasonic NV-S5該社資料)が、映写機を直接覗き込んだ時の撮影範囲が良さそうなので、何とか現状の不具合“電源が直ぐ落ちる”のを直せないかと頑張ってみました。

祈り?が通じたのか、(録画機能はまだダメですが)取り敢えず必要な“実写機能?(CCD入力からVIDEO出力へ)”が継続して使える状態にまで回復出来ました。(左写真<クリック>で、映写機内フィルム画の撮影風景)

やったのは、単にばらせる所は全部ばらしてから再度組み立てただけなのですが、見るからにストレスが掛かりそうなフレキのコネクタ類は注意して戻したのがよかったのでしょうか。
しかし、まだ電源一発!では安定動作には入れず、DC電源コネクタを挿す呼吸が重要な点が今後の課題。
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カメラの分解.
見えるビスを全部外したけど分解出来ないと思ったら、レンズ部のリングを引っこ抜かないとだめでした。それに、底部から入っているボタン電池も。

この機械の具合の良い点は、分解した後でもDC電源ジャックが使える(主要部へ配電可)ので、裸のままでの動作試験が可能!
お蔭で、(何処かしら兎に角)負荷が軽くなると「電源断」が起き難く(継続的な通電状態に)なる事が分かりました。しかし、根源的な場所は未だ不明です。

また、DC電源を入れると、何かの拍子にずっと通電状態になる事が分かったので、根本治療は保留して、この現象を利用するだけの(姑息な)方式にしました。(尚、電源の状態は、筐体上面手前の赤LEDが“点滅”か“継続点灯”かで直ぐに判別可能)

映写画面.
録画も再生も出来ない機械を修理しようとした理由は、“8mmフィルムの面を直接撮影する方式”にしたかったためなんです。

その方式だと、光源が極く弱くても良い(後ろの蛍光灯スタンドの明かりでも、可!)ので、フィルム送りが事故で停止しても強い光線でフィルムが焼けてしまう恐れが無くなります。(既に、フィルムには、あちこち焼け焦げが出来ていますが)

更に、今後フィルム面1枚1枚を撮影する方式も検討してみたいと思っていて、その場合、タイミング検出用のセンサーなどを、シャッター近傍に置く必要もありそうだからです。

で、フィルム面を直接撮影するためには、通常かなり大掛かりなレンズ系とメカを用意しないといけないらしいのですが、現状の光学系なら何とか今のまま(補助レンズ無しで)でも写せそう。
でも、カメラによっては角が欠けて(つまり、丸く)写るという問題があるのですが、このNV-S5なら何とかギリギリ入りそうな気配なのです。(左上写真、<クリック>で、“何とか角まで”写っている様子。後はカメラのズームアップで拡大可能)

と、云う事で、このカメラを兎に角、使える状態にしたかったわけですが、一応DC電源コネクタを根気良く差し込んでは様子を見るようにして、継続動作状態に持ち込めるようになりました。
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