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[140251]

MP3ジャンクを、修理した   追記あり

私は、日本橋で時々見掛ける中身の見えない「福袋」は買う気がしないのだが、今回のは中身が「テスタ」と「MP3プレーヤ」だと分かったので、その“ジャンク福袋”を買ってみた。
中身は、左写真<クリック>の3点と小雑物数点。(\500税込み)

今回は、この「MP3再生機」の修理の話。(「テスタ」は、また別の機会に!)

これは、充電池も活きていてUSB充電も可能だし、スピーカ再生もOKなのだが、“イヤフォン聴取”が出来ない代物。(裏に、「南野少年」と書いてあるが、ナニコレ?)
で、イヤフォン・プラグをコネコネすると、時々片側だけ聴こえることがある。

それを修理したら、ステレオで聴けるようになった!万歳!(左写真)
コスト的には、約1/2から1/3程度のものだろうから、あまり“大儲け感”は無いが、上手く修理出来たのが何より嬉しい♪
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接点剥がれ
これは、4箇所の小タッピング・ビスを外すと、裏蓋を外せて、中の基板も4個のビスで外せて、(変な話だが)開陳が楽で有り難い!(左写真クリック)

中には、長時間再生が可能なように、筐体内幅一杯の「Liポリマ・バッテリ」が入っていた。
(以前、電動ヘリコプタを弄っていた時に、そこで使われていたLiポリマのサイズが、これに比べると随分小さく感じられる)
他方、これの液晶は、大変見難い!(反射式でも無さそうだから、LEDバックライト式か)

それは兎も角として、イヤフォンが使えない理由を探ったら、“端子電極の剥がれ”だった。(左写真)
当初、丁寧に半田付けをして、一応は治したのだが、うっかりある端子を押さえたら、梃子の原理!で、他の端子が全部剥がれてしまった!(シマッタ!!)

スルーホールを活用
ここで、ギブアップしてしまっては、(ご先祖様に申し訳けが立たなくて?)恥ずかしいから、何とか、接続方法を見つけようと頑張った!
しかし、通常なら、同じ面に細い「接続用パターン」が走っているのだが、それが見当たらない!...どうやら、これはどの端子もスルーホール経由で繋がっているようだ。(いや!1本だけは、同一平面にあったが)
そこで、各スルーホールだけを丁寧に磨いて半田を付けて、上から電極を半田付けしてみようと考えた。(だが、あまり自信が無く、どうせダメだろうと、写真は撮らなかった)
一応、本体そのものを、ゼリー状瞬間接着剤で固定した上で、各電極を半田付けして、1時間ほど放置。(左写真)

接着剤が固まったろうと思った頃に試してみたら...やった!
ちゃんと、ステレオで聴こえるぞ!...全部の端子が繋がっているってこと!修理成功!
やはり、修理は、ダメ元でもやってみることだなぁと思ふ。(左上写真<クリック>)

しかし、こうした中華製のダメな処は、電源を切る毎に、“音量”や“開始曲”がリセットされる事だ。
電源を入れる度に、イヤフォンがガナリ立てる。こんなものを、よく商品にするなぁ!と感心させられる。(苦笑)

追記:
後刻、「中央ボタンを長押しすると、現状態のまま休止・停止させられる」とのアドバイスを頂いた。感謝!<(_"_)>
それで、やってみたら確かに保持出来ているので、このように、使い方を工夫をすれば良いのかもしれない。
だが、これは一種の「スタンバイ状態」だろうから、長時間放置癖のある私は、落ち着けない。
ま、設計を工夫するとしたら、電源を入れて「曲設定」をしたら、「再生モード」より先に「音量調節モード」に入れれば、まだマシかも。

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