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物事集 令和五年十月版


『プーチンの野望』考 「令和五年十月二十一日 (2023/10/21)」

『プーチンの野望 佐藤 優著 (株)潮出版社 2022年6月 3刷 ¥800+税』 (購入¥550税込み)

プーチン氏の実像]
この本の著者は、プーチン大統領と故小渕首相や、鈴木議員との間で通訳を務めたり、連絡・折衝役を務めた経験から、プーチン氏の実像を、敏腕外交官だった(公平で)鋭い目線から、描いている。

プーチン氏は、決して人を裏切らない、恩になった人には義理堅く報いるし、また腐敗や汚職に関与しない、生真面目で潔癖な人物ということで、故エリツィン大統領に認められ引き上げられて、昇進を続け、やがて大統領にまで上り詰めたそうだ。

彼を、無理にでも極悪人として描きたい(欧米諸国や)日本のマスコミや一般人の持つ“虚像”とは、随分違っているようだが、やはり、こちらの方が、ずっと実像らしい。
尤も、並みの権力者ではないから、幾つもの“仮面”を持っていることだろう。

「北方領土問題」に関しても、(返還反対派の意見などは抑えて、)両国双方に得になる取引が出来るような権力と指導力は、持っているようだ。
...ただ、米軍が日本に駐留したままの現状では、落しどころが難しいだろうなぁ。
尤も、岸田首相になってから、その話もすっ飛んでしまってはいるが。

[日本が失った故安倍首相]
我が日本国の(惜しくも亡くしてしまった)故安倍首相とは、確かに、“馬の合う人物”だろうなと思う。
別の資料では、二人は27回も首脳会談をしたという話を見たが、果たして、厳しい外交交渉の話ばかりだったのだろうか?
もし、彼らにB国のトランプ元大統領を加えれば、結構、話が盛り上がったかもしれない。
いずれも、「(良い意味での、本来の)自国を取り戻そう!」(これを野望というか?!)と、努力していた点で似た者同士だったはず。
今の日本国にも、彼らのような人物が(再度、現れて)欲しいものだ!


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