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[二〇十六年五月十八日]
ポータブル・ナビ用補助電源を、作製した
先日、入院中の叔父を見舞う時に、病院の場所は分かっていたのだが、物は試し!とDTN−X600を持ち歩いた。
ところが、これの内蔵バッテリが、断続使用ですら一時間も保たず、途中でナビが自位置を検出出来なくなってしまった。

その反省から、予備バッテリで補助電源を作ることを考えた。
ちょうど、さるジャンク店で1個百円のバッテリ(7.4V 18650−2個入り)を見掛けたので、これを利用することにした。(図3 4個¥400税込み)

それを、以前買ってあった「USB電源基板」で、5Vに降圧する。(図2<クリック> ¥108)

満充電の補助電源のUSB端子経由でのバックアップで、連続5時間強の持続は可能なようだ!
電力消費については、GPSは圏外状態だが、音付きデモ移動をさせながらの状態なので、普通程度ではないかと思う。
実使用でも「断続運転」でやれば、相当長時間使えそうな感じだ。(図1)
この継ぎはぎ状態のままだと携帯には不向きなので、本格的に使うなら、箱に入れるなどもっと改善しなければ!

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取替え易さ
こうした大容量バッテリを保持する際の自作の「電極舌片」には、毎回頭を悩ませられ、苦労する。

今回のは、「穴開き電極」なので、これに挿せる「金属棒」を見付ければよいわけだ。
テスタの「探針」などでもいいのだが、幸い旧い「陸端プラグ」が沢山あるので、これのバネ部を剥いで芯だけを使うことにした。(図4<クリック>
少し細めだが、金槌で少し叩いて、少し扁平にすれば、キチキチに出来る。
それの「留めナット」の方は、5mm径で何とか合いそうだ。

繋ぎっぱなしにするわけにはいかないので、「小スイッチ」を付けた。
この「スイッチ」を入れると、「赤LED」が点灯して、「5V」が出たことが分かる。(使われている降圧用ICは、34063API

基板壊し
基板が2枚あったのだが、その1枚を壊してしまった。
その主因は、入力のプラスとマイナスを間違えて、数秒間接続してしまったためらしい。

その後で、合成ゴム系の接着剤で周りを接着したら、何処かがリークしていたのか、次第に5V出力が低下し始めて、やがて、最後には出力が出なくなってしまった。
それで、一巻の終わり!(図5)

止む無く、もう1枚の方に替えたが、これは問題無しで、現在も安定に動作している。

そして、今回は基板の固定(接着)には「リークの危険性」の少なそうなシリコン系樹脂を、ちょびっとずつ使うことにした。(図6<クリック>

動作・継続時間・携帯性
「補助バッテリ」を満充電したら約8.1V、ものによっては8.4V近くのもある。
「ナビの地図画面」を表示させた状態で連続動作させて様子を見ていたら、4時間後で約0・8V程低下していた。(図7)
7時間ほど様子を見たが、6V以上残っている。ふむ、これなら「1個で楽々1日運用」が可能かもしれない♪

しかし、今回は、間に合わせで組み上げたので、携帯性はあまり良くない。(図8<クリック>
それに、ナビ本体の方も、横型のままなので、片手で長時間は持ち難いから、つい両手持ちになる。
結局、使おうとすれば、これに掛かり切りになってしまい、「道具」を使うのではなく、使われるだけになりそうだ。(苦笑)

このポータブル・ナビは、知らない道を探し々々歩くのには、使えるかも知れない。
が、深い山の中や、ビルの多い街中では、衛星電波を受信し難いので、「道探し」にどの程度有効なのか、まだ分からない。


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