[表紙頁]へ  関連記事の目次へ

[二〇十六年十月十九日]
ポータブル・ナビの携帯バッグを、軽量化

今回、ポータブル・ナビを長時間持ち歩くための「携帯バッグ」の縮小・軽量化に成功した♪

発端は、運動不足を補うため、今まで歩いたことの無かった道(片道直線距離約3.3Km、徒歩約1時間、山谷アリ)を歩いてみようと、先回のポータブル・ナビを携帯したのだが、これが結構役に立ったことからだ。

だが、もう少し軽い方がよかろうと、以前買っておいた少し小振りの「百均バッグ」に、本体+補助バッテリなどを無理矢理詰め込んでみた。
裸のLi-ionバッテリ18650を2本、ちゃんと収納出来るようにし、先回作成した「携帯バッグ」(約500g)より、かなり軽量化(約330g)が図れた処がミソ。(図1右側)

バッテリ収納筒として「百均シャボン容器」がピッタリだったのが、今回の成功の鍵だ!(図2<クリック>
これに、単三電池収納ケース(2組¥320税込み)から取ったバネ電極を取り付けたらピタリ♪
全体を上手く収納出来たので、ささやかなことだが、嬉しくて仕方がない!
これからは、“知らない道探し歩き”に、(勇んで)持ち歩こうと思っている。(笑)

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
地図と実地

今回の“徒歩行”には、先回のポータブル・ナビを携帯したのだが、目的は、途中の複雑な道を間違いなく誘導してくれるか?ということと、GoogleEarthでは判別出来なかったイオンMaxValue店の裏口が出入り可能か?を確かめるためだった。

道案内はほぼ望み通りだった。だが、行きは良い良い、帰りは...だった。
“帰り道”の途中で、ナビのGPSがフリーズしてしまったのに、闇雲にとっとこ歩いたら、道を間違えて、随分大廻りをしてしまった!(図3矢印)
そのことからも、ナビの有用性が分かったのは、一種の皮肉か。(苦笑)
なお、そのフリーズは、ナビの電源を入れ直したら、解消した。

一方、MaxValueの「裏口」は、Googleの「StreetView」では、判然としなかったのだが、自分の足と眼でシカト確かめた。(図4<クリック>
この「裏口」が無いと、徒歩でぐるっと大廻りを強いられるので、是非有って欲しかったものだ。(笑)

バッテリの容器と電極部

補助電源(「Li-ionバッテリ18650」x2)を収納して電極を付せるようなケースを、百均店で探していたのだが、玩具コーナーで「シャボン玉セイバー(2P入り)」というのを見掛け、もしかしたら丁度良いサイズかな?と買って来た。(¥108税込み)

更に、電子部品店で、電極が流用出来そうな「単三電池6個収納ケース」も2組買った。
(これに「18650」を納めることは、やはり無理だったのだが)
それのバネ端子部を、金鋸で切り出して使った(図5)のだが、プラス側は、ケース全体の長さが長くなり過ぎないようにする為に、バネを半分切って縮めて使っている。

「シャボン玉容器」はラッキーなことに、「18650」にピッタリの内径だし、筒のネジ側は巧く切り出すと、反対側のバネ電極部を支える格好の「栓」になることが分かった。(図6<クリック>
勿論、このままだと緩んで飛び出して来るのが通例だが、バッグに押し込んでおくと、ちゃんと納まって居てくれるわけだ。

USB給電端子

このナビ本体(DTN-X601)への給電は、USB標準の5Vのはずなんだが、先回7.4V供給でも耐えられそうだってことは確かめてある。
だから、補助電源(「18650」2本直列)を、直接そのまま供給するつもりだが、何せ「miniUSB端子」がやたら大きい/長過ぎる!
直角型の「miniUSB」のサイズも、一応調べてみたが、左程“短”でもないようだ。

そこで、余剰品を切って加工した。(図7)
随分短く出来たのだが、中がスカスカで、こんなに短く出来るとは思わなかった!
これなら御の字だが...(逆に、こんな“粗末な作り”で良いのかねぇ?)

跡を、ホット・ボンドで留めた。(図8<クリック>
出来れば、もっと強固な接着材で留めたかったのだが、他に思い付かず。

補助電源完成と充電

ナビ本体への給電部も、コンパクトに出来て、補助電源部は完成だ!(図9)

次は、補助電源への充電方法だ。
多分、「miniUSB」の接続口はパーツとして売られているとは思うが、生憎手元には無い。
で、バッテリが死亡していて、もう使えない「MP3プレーヤ」を壊して、それを流用した。

充電は、自家製の定電圧DC電源から約100mAほどから行い、補助電源への充電電流が減って来て、およそ50mAを切ったら終了することにしている。(図10<クリック>
(これなら、過充電で爆発させることもあるまい...と思っているのだが)

...仕上げてみて、今更に、だらりとした長いリード線が気になった。
それに、補助電源への充電方法も、もう少しスマートに出来ないか?と思案した。

簡易充電系

(下手な)思案はそこそこにして、兎に角、「小型給電プラグ」を設けて、逆接続を避けるため「整流ダイオード」をかませた系を作ってみた。(図11)
そして、充電・放電(本体への充電)は、「超小型スイッチ」で切り替える方式にした。
もし、誤って外部電源の高い電圧を掛けて、本体を壊しても拙いからだ。

この為に、もう一個「USBケーブル」を潰したが、こいつは本物でしっかり作ってあって、中の充填材を取り除くのに、かなり手間が掛かった。
(先の「miniUSB」の“粗末な作り”は、恐らくコストダウン重視の所為だろうな)

これらをバッグの中に納めるのに大童だったが、一旦納めてしまえば、バッグの横から「スイッチ」を操作して、補助電源に充電することは容易だ。
こうしておけば、本体や補助電源を、そう頻繁にバッグから引き出す必要も無くなるだろう。

・・・ま、“案ずるより産むが易し”ってことだった。


[表紙頁]へ  関連記事の目次へ