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[二〇一七年二月二十四日]
USBカメラ用ズーム・ソフトを、試作−着手

まだ、USBカメラ群本体の(寒い朝の起動時の)トラブルは残っているが、一応、看視系は組めたので、その余勢を駆って、“ズーム・ソフト”の試作に取り掛かった。

“ズーム・ソフト”といっても、原理は簡単で、取り込まれた映像の一部分を切り出して、それを拡大した画面に映し出すだけ。
だから、“光学ズーム”のように、微細構造を保ったままで拡大するのではないから、ズーム・アップすればするほど木目/肌理の粗さが目立って来る。だから、遠くを走っている白や赤の車は、“小さな色付き箱”が右往左往しているだけの絵になる。(苦笑)

まぁ、それでも構わないので、プログラムを組んでみた。
ズームの途中段階は簡単なんだが、“境界条件”と“停止設定”が大変に難しい。
...現在、そこで難渋している。

メニューで上下移動や左右移動使っている「スクロールバー」の使い勝手が良くないので、これはやり替えようと思っている。(図1)
尚、今実験に使っているカメラは、ELECOM UCAM-DLK130THD (130万画素)だが、これでは分解能がやや物足りない感じ。(図2<クリック>
高分解能のカメラの方がいいのかもしれないと、400万画素を試してみることにした。

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試験中

“ズーム”するには、画面を構成する映像データの内の一部「領域」を取り出して来て、大きなウインドウ枠一杯に映し出せば良いわけだから、簡単この上ない。(...でもないのだが。笑)

だが、その「領域」が元データの外枠にぶつかった時、その(移動中の)「領域全体」をどのような条件で停めるか?が難しいのだ。
“境界”にぶつかった側は、即そこで停めればいいが、「領域」の反対側は、放って置くとずるずると前へ押し出して行くだけになる。
それを停めるには、今“ズームの程度”がどれくらいだから、「領域」の“前側”が停まれば、“後側”は何処で停まるべきだ!という計算を、常にしていなければいけない。
それが面倒なので、簡単な計算だけで済まそうとしているのだが、手抜きをしている分、端の方になると奇妙な状態の映像が出て来る。移動だけなのに、ズーム・アップと同じような拡大映像になり始めるのだ。

現在は、そうした“異常”に眼を瞑って、兎に角、(致命的エラーが発生しないようにしながら)ズームする部分だけ組んで試験中だ。(図3)
電気機関車の側面の番号も、ズーム・アップで、何とか読める♪(笑 図4<クリック>

ズーム・アップ!

試験的に、屋外風景を撮ってみた。
130万画素のカメラだから、それ程期待はしていなかったが、ズーム・アップすると、結構、遠景も細部まで見られるようになる。(図5)
因みに、この遠景は、現看視系(30万画素)の映像では、豆粒ほどにしか見えていない。(図6<クリック>

これなら、道路を消防車がどちら向きに走って行ったか?救急車は後を追ったか?パトカーはどうか?なども分かるだろうと思う。
実は、以前、近所でボヤ騒ぎがあったことだし、火事消防車の動向は、風の強い日には、結構気になる。(救急車の方は、昨今はあまりにも多過ぎるから、もう気にしないようにしている)

行く々々は、高い所にカメラを据えて、夏場、遠くの花火が遠望出来ないか?などと、今から夢を見ている。(笑)
ただ、やはり、画素が30万〜130万くらいでは、映像が粗過ぎて物足りないだろう。
なので、思い切って400万画素のWEBカメラを落札/注文したのだが、これで果たして、(しゃきっとした?)望遠映像が見られるのだろうか?


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