[090108]

EPSON NC715ジャンクの表示を、明るくしました  *廃棄.

以前買ったEPSON機NL5703は、HDDを抜き差しし易いので、時々テスト用などで使っているのですが、表示があまり明るくないので、どうにかしたいと思っていました。

それで、今回また、(NC710に次いで)“液晶狙い”で、EPSON NC715を買ったのですが、残念ながら見込み違いで、これも暗かった!(\1,000税込。左写真の左側)

それなら、改善してみようと、始めは蛍光管を疑って分解までしたのですが、どうやら違ったようで、管の両端は綺麗なまま。

結局、インバータの電流制限抵抗に並列に補正用の抵抗を噛ませて、ギリギリ推奨値?にまで減らしたら、見事に明るくなりました!(左上写真<クリック>で)
この系列のノートPCは、元々、最高輝度を抑えた設計にしてあるらしい。
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状況確認.
画面が暗いので、“輝度アップ→蛍光管の交換”を思い立ってから、直ぐに(勇ましく!?)液晶モジュールを分解してしまいました。(我乍ら、悪い癖です。“分解の記録”は、下述)

取り出した蛍光管を見ると、管の両端が黒くなっている様子もないし、外部インバータで点灯してみると、大変明るい感じです。

そこで、改めてインバータ側を疑ったのですが、考えてみると、手順としては、逆だった!
(つまり、先にインバータだけを交換したり、外部インバータでテストすれば、事は早かった!...でも、“蛍光管ではない”との確信が持てたかどうか)

参考回路図から.
インバータに問題があるとしたら何処なのか?何処を改造すれば、輝度アップが図れるかを知るために、ドライバICの名称、資料、応用回路例などを調べてみました。

ICは、MPS社のMP1011Eでしたが、その資料を見付けられなかったので、MP1010Bの資料(Product TreeCCFL Drivers)を参考にさせて頂きました。(左図<クリック>)

改造案として、他の箇所を弄るより、電流制限抵抗の値を下げるのが手っ取り早いと考えたのですが、現物を見たら270Ωが付いていました。他方、この資料(MP1010B)での推奨値は140Ω
これで、管電流は、標準の6mA(交流)になるらしい。

で、330Ωの抵抗を、270Ωとパラに付ける事にしました。合成値は、約148Ω。(左上図)

輝度アップ処置.
左写真は、330Ωのチップ抵抗を(付け易いよう斜めに)半田付けした様子。(もっと、格好良く付けたかったのですが...)

実際に、点灯させた状態が、左写真<クリック>。
(何度かやっていると、BIOS設定画面ででも、明るくなったか、そうでないかの、大体の感じが分かります)

現在は、この状態で異常は出ていませんが、当初、改造したインバータ4個の内、1個が点灯中に消えてしまいました。

調べたら、入力側のチップ・ヒューズ(1A)が断線
実は、インバータに無理をさせ過ぎているのかも。勿論、PC本体側の電源容量にも、気につけないといけませんが。

考察.
以前は、薄暗い画面だったのが、見違えるように明るくなりました。左写真、左側。

で、左写真の右側は、かなり明るさを絞った時の様子です。
(撮影に使ったデジカメは、OLYMPUS C-770で、スポット測光、後で“明るさ補正”)

EPSONのこの系列のノートPCは、「明るさ調節・絞りの範囲」が大変広いので、以前驚いた記憶がありますが、考えてみると、暗い部屋の中での作業が必要な“業務用PC”なら、これ位絞れないとダメだろうなと思い当たりました。(航空機管制・レーダ監視室内とか?)

それに、最高輝度も低目(管電流も少な目)に設定されていたようなので、“蛍光管の消耗”も抑えられていたのでしょう。管の両端が綺麗だったのは、納得がいきました。

(尚、OSは例によってWin2000ですが、該社サイトでは、ヘンな(合わない)ドライバしか得られませんでした。なので、モデム・ドライバは、未だに不当。ま、いいけど)
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[液晶モジュール分解の記録]

この液晶モジュールは、何だかシールド・テープの貼り箇所が多くて、分解は面倒そうな感じでした。

(以前、一度開け掛けた事があるのですが、恐れをなして止めた経緯があります)

しかし、ポイントは、コネクタ部のシールドだけで、これを外して開けばいいだけ。
(他の箇所は、外さなくてよかった!)



コネクタ部のシールドを剥して、コネクタを抜けば、「(ステンレス薄板)裏カバー」は、「液晶ユニット」との分離が可能になります。

コネクタは、フラット20ピン、線は18本。



ただ、「裏カバー」を完全に分離するには、「蛍光管リード線」の「押えテープ」は剥しておかないといけません。

(このテープは、丁寧に剥せば再利用は可能でしょうが、今回は切って捨てました。通常のセロテープでも間に合いそう)

また、「液晶ユニット」を支えている「横棒」のビス4個も、外します。



左写真は、「裏カバー」ですが、何故こんなに徹底したシールド板が必要だったのか、気になる処。

主に、モジュールの強度保持のためでしょうけど、或いは、輝度を思い切り絞り込むために、不要輻射が相当多く出て、それの遮蔽・抑え込みの意図があるのも知れません。





左写真は、「裏カバー」を外した残り?の「液晶ユニット」。
(<クリック>で、「品番ラベル」 A8 LCD UNIPAC製?)

「蛍光管部」は写真の右側(実は下部)にあり、枠の広がりを抑えるアルミ箔?テープが貼ってありました。

このテープも、綺麗に剥せば再利用は可能なようですが、面倒なのでカッタで切ってしまいました。



左写真は、「管部カバー」を外した状態。

蛍光管は「反射鏡」に包まれて、この下にありますので、取り出すのは、そっと♪「反射鏡」共々ですが、比較的スムーズに取り出せました。また、再挿入も割合楽です。(良い設計!)

でも、今回は、蛍光管の劣化ではなかったので、この“分解”と“管の取り出し”は無駄だったわけです。
(でも、蛍光管の状態確認は出来た!?)

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