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[141202]

CLEVO D400Eジャンクを、買ってみた   *廃棄:2015年9月下旬

日本橋のある店頭のジャンク箱の中に、数台のジャンク・ノートがあったのだが、その中で傷みが少なく怪しげなこのCLEVO D400Eがあった。
値段は、好奇心の食指が動く千円ぽっきり!...で、カウンタで言われたことは、“CPUもメモリも入っていないかもしれませんよ。いいですか?”

通常“ジャンクの素性”として、「在庫処分」、「展示終了品」、「使用年限終了品」、「個人放出品」などがあり、その多くはHDDメモリを外して販売されている例は多いが、こんなに綺麗な状態でCPUまで外したジャンクなんて、これまで出会ったことが無い!
(勿論、世の中には沢山あるのだろうが、無意識に避けて通って来たので出遭ってないだけかも)
逆に興味と好奇心が湧いて、ホイホイと買って来た。_図2<クリック> \1,000税込み_

帰宅後調べたら、CPUもメモリも付いていたし、オマケに、画面は高解像度SXGA+だった♪ これも結構♪
...だが、“好事魔多し”で、CPUはあの悪名高いPentium4、ファンの音が喧しくて耳栓が必要なほどだ!
搭載OSは、Win2000/Xpまでだそうだが、Win7を載せてみたら一応は走ってる。(図1)
が、少し重い!...面白そうだったけど、このままでは末永く使えるマシンとは成り難い。

もし、Pentium4から、もっと低消費電力のCPUに_すっと!_換装出来れば、騒音も減るに違いないのだが、これまでPen4は、積極的に避けて来たから、知識も技術も無いのだが...少し、CPUを調べてみるかな?
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内部の確認
裏蓋を開けて見たら、蓋の側にもメモリ送風用?の小型ファンが付いていた!?
_へーっ?こんなのも必要なの?_

それはさておき、中にはCPU_Pentium4らしい_も、メモリ_DDR333 512MBx2_もちゃんと付いているではないか!_図3 結構毛だらけ猫灰だらけ...古っ!_
それにしても、がっしりしたCPU放熱器ではある。

その他、DVDD-ROMFDDもあるが、無線LANは専用カードが無い。
アンテナ・コネクタだけは見える(図4クリック)が、カードは通常のように“ソケット挿入”ではなく、ケーブルで繋ぐ方式のようだ。 ...まぁ、使わないからいいけど。
後で、説明書_サービス・マニュアル_を拝見したら、図4右下側がBlueTooth用だそうな。

CPU周り、機能
もしかしたら、CPUが付いていないかも?という不安で、放熱器を外してCPUを見てみた。
不安を他所に、Pentium4が、ちゃんと鎮座していた。
また、放熱フィン口にはそこそこの綿埃もあった(図5)が、長期間運転しっ放しではなかった様子。
後、埃を取り、伝熱ペーストを塗り直して、再装填しておいた。

これは、「BIOS設定画面」を見ていて気が付いたのだが、使えるOSは「Win95,98」または「Win2000,Xp」だそうな!...へぇ?(図6クリック)

_へそ曲がりの_当苑では、出来そうなことは何でも試してみる性癖があるわけだが、これに色々なOSを載せてみた。

OSの試験搭載

最初に、CD群の中から昔の「Lindows」とかいう過去の遺物的OSを見掛けたので、それを試そうとしたが、どうも上手くインストール出来なかった。(図8クリック)

それは、早々に諦めて、WinXpを載せようとしたら、汎用版はOKだが、DELL版はNGだった。_“CDデータが壊れている”そうな_

結局、最後はWin7にした(図7)のだが、どうも処理速度が遅いので、「Win高速化」を使って快速化?を図った。_多少、速くなるか?_
(しかし、電源を落とそうとしたのに、延々と“◎シャットダウンしています...”を続けているってのも、困ったものだ。呼ばれているから、もっと早く終われんかね?苦笑)

表示と明るさ
WinXpを載せた時、該社からサービスされているドライバを当てたら、画面解像度がSXGA+_1,400x1,050_であることが分かった!(図9)

おっ!これは儲けた!と思ったが、“赤味”は出ていないけれど、やや“明るさ”が足りない気もする。鏡面型表面だから、余計にそう感じるのかもしれないが。

明るさ比較をしてみたのだが、現メイン機_VY20M/W-5 SXGA+_と同等かそれ以下の感じだ。_図10<クリック> 左下:本機,後中央:VY20M-XGA,右下:現メイン機_

それに、ケーブル付きで、コネクタが合わないと、「液晶表示部」だけの他機種への移植も難しいから、良く考えると、SXGA+画面だからって、当苑ではあまりメリットは無さそう。

本機は、買う前には面白そうに思ったのだが、実際に動かしてみると、騒音の発生頻度や激しさに辟易!で、そのデメリットの方が大きくて、残念ながら、これは“お蔵入り”よりも“廃棄物”の方に近い。(泣)

カメラのこと
表示部の上にWebカメラがあることに気が付いていたが、通常は使わないので当初は関心が薄かった。(図12クリック)
だが、WinXpを載せてみた時に、このカメラ用のPc-Cameraドライバ+ビューワがあったので、ついでに働かせてみた。
ま、上手く写せるようだが、当苑では、まだ無用の長物_!_だな。

Win7用ドライバは無いかと探してみたのだが、そのものずばりは無さそう。
そこで、試しに、WinXp用のドライバを組み込んでみたが、やはり駄目だった!

図11は、WinXpで撮影したもので、後ろにヘンなものが写り込まないように衝立をして、撮った。(うっかり、風采の上がらない自分の顔や頭を映し出しても、何の面白みも無いので、背景映像をそのまま使うには行かない。苦笑_

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