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[二〇一七年九月二十四日]
hp t5730ジャンクを、買ってみた

先般から、「リモート_デスクトップ_接続」という方式に興味を惹かれていることもあって、偶々、「ヤフオク!」で安価な「シン・クライエント」を見掛けたので、買ってみた。hp t5730ジャンク¥1,027送料込み

このマシンは、HDDの代わりに、2GBフラッシュ・メモリ_IDE接続_が載っており、エンベデッドのWinXPが入っているという。
USBが6ポートもあって便利そうだが、LANポートやアナログに加えデジタル・ディスプレイのポート、それにPS/2キーボードやPS/2マウスのポートまであって、入出力は至れり尽くせりだ。(笑)
電源12Vを加え電源SWを入れると、BIOSはちゃんと立ち上がる。(図2クリック)
でも、“内蔵ストレージ”が、「Flashメモリ2GB」と貧弱だし、大容量HDDも_このままでは_内蔵出来そうにないので、HDDの容量や組み込むOSの種類、利用方法など、もう少し検討してみようと思っている。

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内部の様子

紹介写真だけでは「Flashメモリ」の有無が良く分からなかったのだが、チップは裏側に貼り付けてあり、見える側は“空き状態”になっている。(図3)
これの基板側ソケット部は、2.5型IDE-HDDがそのまま挿せるピン群だ。
だが、直接HDDを挿し込もうとすると、横のソケットが邪魔をして、挿せない。_オソマツ!_
2.5型用の「接続ケーブル」を使えば、_内蔵は難しそうだが、_大容量のHDDも繋げられる。

“ゼロ・スピンドル”を目論んだか、CPU・GPU冷却ファン・レスで、CPU冷却用の大型の「冷却フィン」が目立つ。(図4クリック)

左側の_狭い縦長の_妙な空間が気になっていたのだが、どうやら、ここには_固定的な_「USBメモリ」などを挿しておくらしい。
それにしても、無駄に広過ぎではないか?!
こんな無駄な空間は止めて、2.5型HDDが置けるような設計にしておけば、後々便利に使えたのに!

USB起動

このジャンク・マシン、電源を入れると、WinXPが立ち上がりそうになるが、変なアプリが組み込まれているために、それに強制的に引きずり込まれ、こちらの好きなように扱えなくなる。

そこで、以前に作った「Puppy Linuxを組み込んだUSBメモリを使って起動してみた。(図5)
_尚、USBポートは、ここだけでなく、何処を使ってもよいようだ_
これは、素直に立ち上がり、“画面設定”なども問題無し!(図6クリック)

これで、外部メモリ/USBメモリからも、容易に立ち上げられることが分かったが、本格的に使おうとすれば、やはり大容量HDDを使いたいところだ。
試しに、「Flashメモリ」の代わりに、短い「接続ケーブル」を介した「ハーフ・サイズ30GB-HDD」を置いてみたら、何とか筐体内に収められそうだった。
_...だけど、この30GBは鈍足/鈍速だから、あまり使いたくはないが_

WinXP組み込みとミニ・トラブル

CD/DVDドライブ経由で、内蔵「Flashメモリ」上に、WinXP Home Editionを組み込んでみた。
このOSだけで、1.2GBほど費消しているようだ。(図7)
ドライバ類を組み込んだら、カツカツになりそうで、やはり、2GB「Flashメモリ」では汎用的な実用性に乏しいと思う。
それに、“クロック周波数1GHz”というのも、少し速度不足の感じで、使い方によるかもしれないが、「処理」の足を引っ張りそう。
まぁ、このマシンを、WinXP専用にしておくなら、それなりかもしれないが。

調べている途中で、電源を入れても画面が出なくなってしまった!...なぜ?
機能仕様を見ると、“「メイン・メモリ」の一部を画面に使用する”とあった。
そこで、メイン・メモリを差し替えたり、接点復活剤を吹き付けたりしてみた。(図8クリック)
それで、画面が出るようになった。
やはり、「メイン・メモリ電極部」の接触不良が原因だったようだ。


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