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LaVieL LL550/3Dジャンクを、修理しました  *廃棄_2013年6月20日_

“電源が入らない”というLaVieL LL550/3Dジャンクを、修理目的で買いました。_総費用\1,544送料・手数料・税込み_

やはり、電源ジャック部の“壊れ”が原因で、それは治せたのですが、“表示が出ない”不具合が残って、苦戦しました。
結局、それも原因が分かり修復出来て、本来はWinXP機ですが、Win2000を載せて、動作はパーフェクト!(左写真)

品名が近いLL550/BDと間違えそうになっていましたが、現物は、全然似ていないので、“扱い”には気を付けようと思っています。(左上写真クリック 左:LL550/3D,右:LL550/BD_
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電源ジャックの状態
問題の電源ジャック部は、外から電源プラグを挿すと“ぐらぐら”していたのですが、最後は、中へ落ち込んでしまいました。

本体を分解して見ると、ジャック部は、もうバラバラ状態。
接着剤で留めた様子がありましたが、こうした補修だけでは、やはり保てなかったのでしょうね。(左写真)

で、主基板を取り出して、ジャックを外しましたが、これは、「市販品」で代替が出来るので、有り難いです!(左上写真クリック)

一回目修理完了?
手持ちの市販品−電源ジャックを付けて、端子には半田をたっぷり盛って、強度を保たせようとしました。(左写真)

そこまでは良かったのですが、電源の+/−をチェックすると、ショート状態に近い??(左写真クリック)

ショート箇所は“端子の近く”ではないか?と疑い、一旦は半田付けを外してみたのですが、よく分からず、“ショート箇所”の特定が出来ないままでした。

大電流テスト
改めて、基板全体を見直す事にして、今までに「ショート箇所の発見」に有効だった、当苑オリジナルの“大電流注入法”でやってみる事に。

結果、紅蓮の炎が上がり、場所の特定が出来ました♪(左写真)
やはり、孔部周辺で、層間ショートを起こしているようです。

こうした怪しい不良箇所は、ヘタに電源を入れる/電流を流すと発火する危険性があるって事ですね!
特に、エポキシ基板の場合、発熱・発火で一度炭化し始めると、周りへも広がるので、“炭化箇所”は完全に除去しないと厄介/危険です。
(良い子は必ず、こんなのをマネしましょう♪ 何時も危険から逃げていると、▼▼事故の後始末をする元気・勇気さえ無くなりますからね)

で、基板の“炭化部周り”を、リュータで徹底的に削り取ることにしました。(左上写真クリック)

電源ジャック部の固定
削り過ぎるほど削った後、ジャック部の“後ろ端子”は、完全に基板から浮いた状態になるので、太めの錫メッキ線を使って、支えるように固定しました。(左写真)

固定をもっと強固にするには、接着剤で基板に接着すればよいのでしょうが、そこまで必要は無さそうなので、今回は止め。

それにしても、随分大きな孔にせざるを得なくなりました。
_ま、仕方無いか。左写真&<クリック>_

表示が出ない!?
電源ジャック部の修理が終って、全体を組み直し、電源を入れてみたら、動作は順調そうなのに「表示」だけが出ません!?

液晶パネル部を開けて確認してみると、「バックライト」は正常ですが、「内部インバータ」から出力が出ていません。(左写真)
インバータを交換してみたのですが、変化無し!...多分、主基板側の問題でしょう。

でも、外部モニタにはちゃんと表示が出るし、ビデオ出力も正常に出ていました。(左上写真クリック)

コネクタ・ピンの不具合
あちこち眺め回していたら、コネクタのピンがヘンです!(左写真)
端部の2本が曲がっていた!_当然、これじゃあダメだ_

ピンセットで少しずつ持ち上げて、何とか元に戻せました。
でも、こんなのは“不幸中の幸い”で、もし、ピンが折れてしまっていたら、ソケットの植え直し作業をやらねばならず、大変!

取り敢えず、最低の接続で、電源を入れたら、見事♪表示復活!(左上写真クリック)
後は、ビスを余らせないように組み立てて、修理完了!
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余談
動き出してから、DVDDを開けてみたら、ビックラコン!
これにも、中にビデオ・ディスクが入っていました♪(左写真)
_前例1=リカバリCD残前例2=リカバリCD残_

これは、“スポーツ・イベント”のビデオのようなので、あまり好みでもないのですが、“現状渡しジャンクの付録品”と考えて黙って頂いておきましょう。

ところで、LAN端子Modem端子って、こんな方向だった?
普通は上下だったと思うけど、これは左右挿しなんですね。いえ、“組み方”は間違ってはいませんけど。(左上写真クリック)

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