[110827]

frontier YB-N1/C17DRWジャンクを、修理しました

“予算二千円まで!”とお金を握り締めて、買うものを探し回る ・・・ なんて、昔の子供時代の夜店廻りを思い出しますが、今回は不動ジャンクの1台、frontier YB-N1を選びました。(土日割引\1,500税込み 左写真<クリック>)

不動の原因は、分解して基板を見たら一目瞭然!破裂前・後の電解コンだらけ。
これらを新品に入れ替えたら、正常に動作するようになりました。(左写真)
でも、キーボード不良が残った。(流石に、これは修理不能!?)
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メモリは何処?
洗浄・乾燥後に、電源を入れてみようとしたけど、入らず。
次に、電源が入らない原因がメモリ未装着ではないかと、メモリを探し廻ったのですが、裏面には無し!?

最初に現れたのは、CPU冷却部(左写真)ですが、“CPU交換”優先ですか?...えーっ、これって、利便性の面で変じゃない?

結局、メモリは、(結構外し難い)キーボードの下のアルミ蓋の下にありました。(左写真<クリック> ちゃんと128MBは付いてた)
だから、電源が入らない不動原因は、これではなかった!

液晶部取り外し
原因を調べるには、やはり分解しかない!
そこで、分解を始めたのですが、液晶表示部を外す場合、ちゃんと閉じた状態で4個の平頭ビスを外しました。(左写真<クリック>)
(実は、後で取り付ける際に、それを忘れていて失敗!この金具は、“裏返し”でも取り付け可能なのでした。orz)

分解を進めて来て、最後に基板を取り出す段階で厄介なのは、筐体を無理に押し広げて、マイク&イヤホンの「出っ張り部」を強引に抜き出さねばならない事です。
(こうした作業をやる時は、“これが、壊しても構わないジャンクで良かった!”とつくづく思いますね)

問題点
さて、取り出した主基板を見て、直ぐ分かったのが、電解コンデンサ群の頭が、酷く膨らんでいること。(左写真&<クリック>)

今回のは、6.3V型(1,500μF)のが、3グループ、全8個。
(その他の16V型などは、外見上問題は無さそうでした)

それらの場所、周りの空間を見ると、“周囲温度上昇による加熱劣化”というよりも、これらの劣化は、明らかに耐圧不足の感じがしました。

電解コンの状態
これらが基板上に留まっている時でも、かなり浮き上がっていましたが、半田付けを外して見たら、下部も膨らんでいるのがよく分かります。(左写真)

しかし、“修理狂”にとって有り難いのは、こうした電解コン全部が、一斉に“破裂/寸前の状態”になってくれている事で、これが1個や2個だったら、全部を交換する気になるかどうか?...決心し難いですね。
(だって、全部の半田孔を掃除するのが、かなり厄介だから)

新品との交換
日本橋で、新しい電解コンを買って来ましたが、最適なのが無かった!...けど、兎に角、8個全部入れ替えました。(左写真<クリック>)

市販の電解コンは、容量、耐圧と背の高さには強い相関があって、各項目は大きくなるほど容積は増え、背の高さが高くなるので、最適なものを探すのに苦労しました。
(それに、ちょうど6.3V型の1,000〜1,500μF付近の品物は、需要が多いと見えて、欠品状態でしたし)

買って来たのは、1,000μF/10V(10個\400税込み)と2,200μF/10V(10個\600税込み)ですが、2,200μFの方は、この筐体内では背が高過ぎて使えず。(左上写真)

背高過ぎと強引加工
当初から、電解コンの背の高さは気になっていたのですが、やはり4個で問題が発生!
ゲッ!筐体裏側を押し上げた状態になりました。(左写真)

これにはマイッタ!...再度、電解コンの背の低いものと、入れ替え作業をするのは、どうも二の足を踏みますね。
(2箇所ほどランドが剥がれそうな所もあるし、それに、電解コンの容量を、更に小さくせざるを得ないだろうし)

そこで、状態と状況を考えて、邪魔な!「金属板」の方を削る事にしました。それによる影響は、殆ど/全く?無いでしょう。(左上写真<クリック>)
(それにしても、この辺りを含め全体の“放熱設計”は、よく分かりませんです)

CPU近傍の構造改悪?改善!
「ハンド・ニブラ」を使って金属板を切り取りましたが、筐体側のプラスチックも少し削る必要があったので、「平ヤスリ」を使って両方の“加工と整形”をした。
その結果、ちゃんと納まりました。(左写真)

ここに被せる蓋には、両側にフック群があるのですが、その一箇所が邪魔になるので、ガリガリ削り落としました。

それでも、蓋(どう考えても、この構造物の意味がワカラン!)は、一応問題無く留まっています。(左上写真<クリック>)

修理完了!と別欠陥
組み立て直して、F2キーを押しながら、電源を投入!...画面は出ました!でも、変?...“F2キー押し”が利かない!

修理は成功でした!しかし、キーボードが不良のようです。
取り敢えず、Knoppixを走らせたら、途中で停まってしまいました。きっと、相性が良くないのでしょうね。(左写真)

後で、ゆっくりHDDを載せ、WinXPを組み込みました。(左最上部の写真)
その時には、USBキーボードを使いましたが、相変わらずF2キーは利かず。(左上写真<クリック>)

液晶表示は、明るくて欠陥も見えず。キーボードの欠陥が無ければ、まぁまぁのマシンでしょう。
しかし、冷却用ファンを3個も使っているし、キーボード面へも吹き出し口があって、ファン音が騒々しい!
騒音抑制への配慮”が皆無なのも、良くないですね!
全体の程度は良いのですが、やはり長時間・長期間使うのは控えたい。

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