[100904]

LL750/2DのCPU温度を、調べてみました

CPUファンが回らなくなったLaVie LL750/2Dですが、何時までも床に放り出しておくのは気になるし、どうにか出来ないものかと、また調べてみました。

冷却ファンがちゃんと廻らないので、CPUクロック1GHzで、ライブカメラの映像(例:谷瀬の吊橋)などを見ていると、CPUが100℃近くになり、早晩これが昇天しそうな雰囲気。(左写真<クリック>)

クロックを自動的に下げる、Intel SpeedStep V2.1/ V3.1は、組み込めるのに、一向に動作せず!...(へ?)
このクロック周波数、面白い事に、バッテリで起動すれば、後はACアダプタに替えても、700MHzのままなので、それだと、普通の(静かな)用途で使えないこともないのですが。

色々やってみたけど、高負荷では、CPUは高温度になるばかりで、筐体全体もホッカホカに!(左上写真)
これを抑える良い解決策も無いので、また床に放り出しました。f(+,+;
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危険温度
実際の作業順序は逆だったのですが、結果から先に。
CPUクロック、温度監視には、「MobileMeter」を使わせて頂きました。
Super-Piで計算させたら、700MHzでも、CPU温度は85℃を超えて、まだまだ上昇し続けます。(こりゃ、駄目だ!左図)

一時は、90℃を超えましたが、流石にPentiumIIIを壊すのが勿体無くて、その時はそれ以上動作させるのは止めました。
実は、これは、CPU冷却ファンが時々ゴロゴロいう程度で、殆ど正常に廻っていないからなんですが。

(尚、ThinkPad R31だと、1.2GHz動作でも55℃前後で安定してます。左上図<クリック>)

CPUクロックと定常時温度
このL750/2Dジャンク機は、起動する時にACアダプタかバッテリかに依って、CPUクロックが決まるようです。
ACアダプタなら1GHz、バッテリなら700MHzで、途中で、クロックを勝手に変える事は出来ないらしい!?

それらのクロックで、そっと放置しておいたら、左図のように大体一定したCPU温度になります。
でも、1GHzでの温度76℃は、ちょっと厳しいのではないかと思います。(と言うのは、筐体全体が、かなり熱くなるから!)
(途中のスパイクは、原因不明)

比較のために、TPR31の様子を見ると、繁忙期(はんぼうき)には、1.2GHzまで上がりますが、定常時はSpeedStep効果で、800MHzにまで下がります。CPU温度も、大体安定しています。(左上図<クリック>)
勿論、これはCPU冷却ファンの効果が大きいからでしょう。

SpeedStepは使用不可?
さて、このジャンク君、バッテリで起動すると700MHzに出来るのですが、ACアダプタだと必ず1GHzで、CPU温度も高目!

通常時、何とか700MHzに出来ないかと、Intel SpeedStep V3.1/ V2.1を組み込んでみましたが、これがどうも可笑しい!
組み込めるのですが、SpeedStepが、CPUを認知してくれない。
勿論、BIOSの方は「使用する」にしてあります。

Intelプロセッサ周波数IDユーティリティ」で調べると、ちゃんと“CPUは、SpeedStepをサポートする”と出て来るのに!(左図)
しかし、実際は、“SpeedStepでのコントロールは、不可”になっていますね。(左上写真<クリック>)
自動で700MHzに出来ないとなると、何とかCPU温度を下げる工夫が必要です。
(しかし、「RAIN2」などを試しましたが、もうひとつ不十分な感じ)

冷却機の再々分解
何とか温度を下げられないかと、CPU冷却ファンを再々度、見てみました。

上蓋を取ると、ファンの廻っているのがよく見えます。(左写真)
この状態だと、冷却効果が無いので、何時まででも廻っています...いや、停まった!(左写真<クリック>)

どうも、この制御の様子は、正常とは言い難い。
本来なら、CPU温度は上がり続けるから、ファンは何時まででも廻り続けて良さそうに思うのですが。
(ファンも怪しいが、制御回路の方も怪しい!)
ただ、ファンのモータ部を触ってみると、相当、発熱があるようです。あまり高温になると磁石の吸引力が弱くなるらしいので、余計な発熱で、モータの回転力が落ちているのかもしれません?(例:マグテック社資料

小細工は効かず
CPU冷却器との熱結合を増すため、ペーストを塗り直しました。(左写真)
これだけで、改善出来るものではないのでしょうが、“気は心♪”

この上に冷却器を載せますが、ファンの上に上蓋を被せると、ガラガラ音がするので、それが減るように、更に上蓋を曲げたりして様子を見ました。(左写真<クリック>)
(時々、ガラッ・・・ガラッ・・・って鳴ってますが、廻っているにしても、このファンでの冷却効果は疑問!)

このジャンク機、(別途探そうかと思っている)冷却器の入れ替えだけで、果たして正常になるのでしょうか?段々、自信がなくなって来ました。

(筐体もそこそこ綺麗だし、液晶表示が大きくて明るいだけに、あっさり捨ててしまうのは勿体無いのですが、今はまだ、修復には多額の費用が掛かりそうだし、簡単には直せそうもないので、当分、棚の隅にでも押し込んでおくかなぁ。でも、取り敢えずは、床だ!)

補足(TPR51での温度上昇)
LL750/2Dでの温度上昇との比較のために、ThinkPad R51ジャンク機で、Super-Piを計算させた時の温度上昇も見ました。

多桁計算を続けさせると、(計算は速いものの、)CPU温度が80℃近くにまで上昇します。
流石に不安になって、適当な処で打ち切らせましたが。

実際、数千万桁をやらせるなら、外部から強制空冷でもしないと、マシン自体の高温寿命試験をやるようなものでしょうね。


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