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[二〇十六年十二月八日]
PC110用LCDの改変に、着手

そろそろ、手元のPC110群のチェックをしておこうか?と開いてみたら、ゲゲッ!
4台中3台までが表示不良(パネル偏光板のビネガーシンドロームとか)になってしまっていた。(図1)
残る1台も、心成しか表示が暗い。(図2<クリック>

表示の劣化は避けられそうにないからと、色々代替品を探してはいるのだが、最早見付かる当ても無し。
そこで、次善の策として、“補正層付き偏光板”無しのパネルにして、せめて表示だけでも出せるようにしようと考えた。

幸い、その実験は、以前に、あれこれやったことがある
STN液晶に適した“補正層付き偏光板”が無いと、とても“見られたカラー/色表示”にはならなのだが、兎に角、表示内容は分かるので、その状態にしてみる。
とても3台はやれないと思うが、取り敢えず、1台一番最初に表示が劣化した「頂き物」から始めよう!
それにしても、剥し始めると“酢”臭い!
(まぁ、Liポリマー・バッテリから出た“毒ガス”よりは危険は少ないだろうけど)
今回は、以前、使った残りの偏光板の行方が分からないので、新たに注文したモノが来るまでの作業のみ。
剥した偏光板は、これまでの経験から考えると、殆ど使えない。

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分解

最初のターゲットは、「頂き物PC110。(図4<クリック>

で、作業は、出来るだけ余分な手間を減らして、液晶パネルの前後の2枚の(腐った)「偏光板+糊」を削り取る作業に注力することを目標にしたが、兎に角、糊=接着材剥しが一番の難物。

表示部は、本体にロックしたままで、背板(背カバー)だけを外す。(図3)

「信号フラット・ケーブル」と「インバータ部」との接続を外してから、4本のビスを外して、前パネルから「液晶モジュール」だけを外すようにした。

一度、前後の「コントロール基板」を外してみたのだが、結局、これらは外さずに、枠に固定したままで、偏光板の剥離作業は出来たので、これは覚えておこう!

ちょっと厄介だったのは、「CITIZENマーク」が貼ってある薄いアルミ背板が、「インバータ部」に近い側で、両面テープでしっかり固定されていたことだ。
此処は、アルミ板が薄いから、端から丁寧に抉って剥して行く必要があった。

偏光板剥し

まず、パネルの前側の「前偏光板」を剥した。
「前偏光板」そのものは捲るようにして簡単に剥せる。(図5)

だが、その下の「補正層+接着材」が、結構硬い。
これは、カッターナイフを(刃を長めに出して、撓らせながら)使い、こそげるようにして削った。(図6<クリック>
しかし、これでやっても、後に相当な薄い凸凹層が残る。

後は、「エタノール」に浸した「綿棒」を使って擦り取る作業を延々行い、最後の方は、「平たい竹串」と「トイペ」の組み合わせで、糊をこそげ取る。

その途中で、「液晶ガラス面」を傷付けてはいないか?を常に確認しながらだから、結構気疲れもするが、これでやっと半分!(ふーっ、疲れる!)

裏面剥しとシート類のゴミ

「前偏光板」を剥した後、「信号ケーブル」と「インバータ部」を接続して、液晶パネルの様子を見た。
以前もそうだったが、「前偏光板」だけでの剥しで済めば楽なのだが、そうは問屋は卸してくれず、やはり「後偏光板」も同じ状態になっていた。

裏側が厄介なのは、「バックライト部」には「拡散シート」や2種の「レンズ・シート」が挟まっていることで、そこへのゴミ粒の落ち込みだ。(図7)

そのゴミが、腐った両面テープのカスだから始末が悪い。
転がり込んだら最後、吹いても拭いても、くっ付いて取れないのだ。
だから、シート類は垂直に立てたままで、ゴミが落ち込まないよう念じながら、移動させるのだが、なかなか思い通りにはイカンものだ。

「後偏光板」も「前偏光板」と同じように剥す。(図8<クリック>

これで、腐った偏光板は両方共取り除けた!
次の作業は、偏光板が来てからだ。

結局、剥し作業に3時間ほど掛かったようだが、途中中断があったりして、正しい所要時間は不明。

留意事項

作業をしていて思い付いたコトで後々使える手として、
“最後の糊剥し工程”では、「竹串」と「トイペ」の組み合わせが良いことが分かった。
「エタノール漬け綿棒」などでは、拭った後に薄い膜が残ってしまうので、それを拭き取るのに手間が掛かるし、あまり良くない。

また、基板類は、外さずに固定したままで作業が出来るので、小さな覗き窓から見える2本のビス外さずに置いておくべし。(図10<クリック>
当初、このビスは何?と、思い出せなかったのだが、後で分かった。
これらの基板は固定して置いた方が、フレキ類に余計な力が掛からず、切れる心配が少なくなる。


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