[021205]

バッテリ形電源カップラ(?)を、作ってみました

以前、店舗移転整理中のカメラ店で、"バッテリもどき電源カップラ"(?名称不明)の処分品(\100+税)を見掛けたので、何かの役に立つだろうと買ってありました。(右写真の左側−リード線付き)

今回これで、外付けバッテリを使い易くしようと、電源カップラを作ってみました。
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作った理由
普段、PC110を、ポトリから外してちょっと小移動する時には、外付けの中型Ni-MHバッテリTP365X用の中古バッテリ)を使っています。(左の写真)
PC110標準の内蔵用バッテリは、摩耗すると(?)勿体無いので、偶に様子を見る時以外は、大事に仕舞い込んでありますが)
外付けバッテリは、加工プラグと市販プラグを使って、ACアダプタと同じようにDC-INコネクタ経由にしていますが、そのやり方だと、前部の液晶表示は[AC]のままで、バッテリに後どれだけの量が残っているか分からないので、甚だ不便です。
そこで、ACアダプタと同じ口ではなく、内蔵バッテリ端子から供給すれば、液晶に残量表示できて便利だろう、と考えたわけ。
やってみましたが、期待したようには行きませんでしたねぇ。

リード線の引き出しと実際の使用状態
付いていた元のコードは太くて長いので、これをちょん切って細いリード線に替えて、PC110のバッテリ蓋の横から引き出せるようにし、外付けバッテリに簡単に接続できるようにしました。
右の写真は、リード線の引き出しの様子と実際の使用状態での後ろ姿。

リード線は、高速SCSI用(?)のフラット・ケーブルの端5本を剥いで、2本ずつを使いました。この線は、初めは多芯線だろうと思っていたのですが、単線でした。やや固い目で、形状を維持し易い代わりに、狭い隙間を通すのにはあまり適していないかも知れません。
蓋を閉めた時の線の折れ曲がりが少々キツイので、頻繁に蓋を開け閉めしていると、切れる可能性もありそうです。

バッテリ残量変化の測定
カップラができ、内蔵バッテリ端子に直接接続できるようになったので、「TESTBAT(Pierreさん作)」を使わせて貰って、残量変化を測ってみました。この値は、ほぼ液晶表示値に対応。(このTESTBATは、先日、みみラボ!さん処で紹介されていたバッテリ残量テスト・プログラム)

「PS2 POWER 0, PS2 LCD 0, PS2 SPEED FAST」の設定で測ってみると、駆動持続時間は、ゆうゆう(?)3時間半でした。
(メインの1GB マイクロドライブが働いていないので、かなりの節電状態か?)

しかし、結果は不味い事に、残量表示がずっと100%に張り付いたまま。そして、落ちる時は、5%へ急降下!これでは、何のための「残量表示」だか...
結局、"電源カップラ"の方は(ほぼ?)成功でしたが、"残量監視"は見事に(!)失敗だったようです。

まあ、原因は(後から考えれば)はっきりしています。本来の内蔵バッテリ電圧は7.2Vなのに、このバッテリは9.6Vで、かなり高過ぎなのです。だから、殆どの時間、変化検出可能範囲を外れてしまっているってこと。(本当は、100%以下のところでも、標準バッテリのようにある程度ジワジワ下がるかも?と期待していたのですが。やはり、駄目か)

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