[020216]

PC110の電源電圧の高い側を、調べてみましました.

先に、PC110を解体してFuseを補修した時、側にMAXIMのICが載っていたので、参考のため名前を控えておきました。その名称は、「MAX786」(*注)。 (データシートは、MAXIMのサイトから、ダウンロード可能)

理由は、PC110の電源として、12〜13Vを、そのまま加えたいと思っているのですが、そのために、電源部の制御方式に興味があったからです。

資料の検討と実験の結果、電源電圧13VまではOKのようです。(でも、ヨイコは真似しないで!)
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制御方式.
普通、3端子のような電圧降下型のレギュレータは、ドロップ分が発熱になるので、入力電圧をあまり高くすると、レギュレータでの発熱が大きくなり過ぎて、周りが溶け出す(!)危険性もあります。
他方、DC-DCコンバータ型なら変換損失による発熱分だけの問題なので、入力電圧の高い・低いはあまり気にしなくてもいいはず。MAX786は、そのDC-DCコンバータ方式の制御用ICです。(で、こいつはシメタ!と思ったわけ。少々、高い入力電圧でもカマワンぞ)

コンデンサの耐圧.
ICの入力耐圧と入力側のコンデンサの耐圧がどの位か、という事です。
ICの方の入力は、データ・シートでは5.5〜30Vとなっていますから、15V位はヘッチャラでしょう。(左上図参照)
シマッタ!コンデンサの耐圧は、控えてなかった。(まあ、純正ACアダプタが10.5Vだから、幾ら低くても16V位はあるんでないの?)

電圧を変えてみる.
何でもやってみるのが一番、という性分が災いして(!)、電源の電圧を、まず15Vにセットして、起動開始。
"あれ?起動しない!また、壊れた/壊した?"慌てて、内蔵バッテリを差し込んで起動したら、OK。(ホッ!)

今度は、電圧を10.5Vでやったら、すんなり起動。(ヘッ!ニャロメ)
後は、徐々に11V、12V、13V...と、14Vの手前で、ストンと落ちちゃった!

どうやら、制御回路に入力13.5V以上は遮断する機能を持たせてあるみたい。("んなら、低い方でもFuseが切れる前に遮断してくれれば良かったのに、仏"仏"仏"...")

上限は13V?
外部の電源電圧は、13Vが上限のようですが、一応何とか、フル充電の12V鉛畜電池が接続できそうです。
また、もし、電源が入らなければ、電圧が高過ぎるということ。

しかし、この電源特性は、当苑のPC110だけかも


*注
これは、きしもとさん処の 「Fuse修理」の写真にも写ってますね。


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