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[140206]

不良SATA-400GBの再利用を、検討してみた

先般から、多欠陥SATA-400GBをとことん追求してやろうと思って、色々実験しているのだが、今回はHDD Regenerator」を全域に掛けることが出来て、中央付近の欠陥は無さそうなので、その中央付近だけでも利用出来ないか?と実験してみた。

HR処理」の結果は、欠陥が約5割減だった...欠陥が更に増えることを心配していたが、その傾向は見られなかった!

しかし、分離されたパーティションには、WinXp、WinVista、Win7のどれも、上手く組み込めない...というか、真面目なフォーマット処理が完了しない。(延々と継続中・・・ ?)

どうも、Win-OS自身の「磁気ディスク管理」は、あまり強力ではなく、“パーティションの非連続性”などは想定外のようで、今回の試み(ディスクの中間地帯の利用)は不成功だった。
(もっと、私自身知識を蓄えるか、あるいは何か“高度なツール”などを探してくる必要があるらしい)
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HR処理の後先
(もしかしたら更に破壊が進むかな?と思いながら、)念入りにディスク全域に「HDD Regenerator」処理をしてみた。

結果を「HDD SCAN」で見ると、むしろ欠陥セクター数は減った!(左図&<クリック>)
話では、回復率は約7割程らしいのだが、今回は欠陥数が「1335」から「704」と約5割の回復率だった。

(私の本音は、)“回復率”よりも、むしろ“損壊増大の有無”に関心があったのだが、やはり、増大は無さそうだ。
(私達は、往々にして、稀な大事故・大災害があった後、また直ぐに起きるのでは?という恐怖に駆られるが、実は確率的には低いはず。まぁ、原因の種類にも拠るだろうが)

この結果から、中央部は丸々再利用出来そうで、約200GBは取れるかもしれない!上手く使えれば面白い!と思った。

分割方法
痛んだ箇所を出来るだけ大きく取って、ディスク全体を4分割し、先頭部と中央部のみを使用することにした。

そして、それぞれを「2プライマリ・パーティション」や「基本&拡張パーション」にしてみたのだが、結局、決め手になるような取り方|分け方が見付けられなかった。orz

どうも、間に挟まった「(欠陥のある)不使用領域(約55GB)」がブラックホール的に邪魔?になっているのではないかという感じがする。
通常、ディスク容量は、「HDAT2」などを使って“後ろの方”から削り、“見掛けの容量”を小さく規定することは可能だが、この場合のように中間領域が抜けていると、“見掛けの容量”をきちんと規定する方法が無いのだろうと想像している。

OS組み込みは?
“中抜きパーティション”にした結果、「簡易フォーマット」なら出来るのだが、「通常フォーマット」がちゃんと終了出来ず、延々とやり続ける状態になるようだ。
(毎回、2,3時間継続放置した後、諦めて中断してしまうが)

「簡易フォーマット」だけで、無理矢理OSを組み込もうとすると、“致命的エラー”などが発生。(左写真)
あるいは、途中段階で、ステップが進まなくなり、“動いているけど停まっている状態”になる。
その他、「HDD Tune」では、“read error”などで処理を停止してしまう。(左写真クリック)

UNIX系では、こうしたディスクの救済方法もあるような気がするのだが、私には、その知識が無い。また、調べてみるつもり。

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