[120821/25]

TP T43ジャンクを、買いました  *追記あり

先週末、珍しく、Sofmapの中古&ジャンク・セールに出逢えました。
しかも、例の争奪・乱戦状態ではなく、至って平穏だったので、ゆっくり「千円均一」の残り物?を選んで来ました。その内の1台が、ThinkPad T43(2668-6HJ)(左写真クリック)
(説明書きに、「動作保証なし」ではなくて、「動作補償なし」と“正しく”書いてあったのも、気に入った!笑)

当初から、どうやっても「ハードディスク不適合」のメッセージが消せず。
また、理由は分からないけどWin-OSが組み込めず異常終了していました。
他方、CD版Puppy Linuxなら、素直に動作するのですがねぇ。

結局、Win-OSが組み込めなかった原因は、キーボードのトラックポイント用の左ボタン部がショート状態だったためで、それを修正加工したら、後はほぼ正常化し、OSも組み込めました。

うーん、この14インチ画面だと、1,400x1,050ドット2は、細か過ぎる感じですねぇ。(左上写真)
それに、CPUクロックは最高2GHzらしいけど、SpeedStep効果で普段は800MHzになってます。何だか、逆に勿体無い♪

追記: [8/24]
後日、へろへろさんから頂いた“改造BIOS情報”で、下記のような「HD不適合メッセージ」は、解消出来ました!感謝!<(_”_)>
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HDD異常?
電源投入後に出て来るこの不具合表示(Error 2012)は、現時点でも残ったままなのですが、“HDD/ハードディスクが不適合”なんだそうです。(左写真)

ネットで調べると、BIOSをアップデートすれば直るとかあったので、それもやってみました。
  元版 1.24(2005-11-07) ⇒ 更新 1.29(2006-08-21)
でも、変わりませんねぇ。

HDDを6個ほど入れ替えてみましたが、どれも同じで、HDDに関係しない|つまり本体の不良化らしい。(左写真クリック)
面白いのは、BIOS設定の中に、「自動的に<ESCキー>を押す設定」があることですが、それに設定しても完全には消せない処が、小憎い♪ (今、Hitachi Travelstarの40GB-HDDを載せてますが、未だにこのメッセージに付き纏われてます。笑)

OSの組み込み
上記のエラー・メッセージは、目障りだけれども放っておけば「通過」させられますが、このジャンクは何故かOSが組み込めませんでした。

始めは、6GB-HDDにWin98を組み込もうとしたのですが、途中で“読めないエラー・メッセージ”が出て来て、勝手に電源断になります。(左写真&クリック)

その後は、CD版のWin2000WinXp、果てはDVD版のWinVistaまで試してみましたが、どうやっても途中で停止してしまって組み込めず。

こういった不調・故障は、原因が掴み難いですが、きっとHDDインタフェース関係の不調なのでしょう ・・・ と思っていました。(実は、違っていたのですが)
上手く治せるかどうか、少し不安がよぎりましたが、ま、出来るだけ調べてみなくては!

Puppy Linuxは起動
(上記のOS組み込み作業で、)CDD/DVDDは正常に働いている事が分かったので、試しにPuppy Linuxを喰わせてみました。
これは、至極順調に起動!(左写真)
(余談ですが、これの表示解像度は、自動的に1,400x1050ドット2になってました)

ところが、ここで初めて、「左クリック・ボタン」が効かないことが判明。
改めて、キーボードの周りを眺めてみたら、何やら妙です。
パームレスト上に、小さな変な穴や膨らみが見えますね。(左写真クリック)

さては!(前使用者が)止めビスの長さを間違えたり、無理に捻ったりしたのではないか?と気が付いた。(何を隠そう、私もそんなことを、幾度もやった覚えがあるからなんですが)

左クリック・ボタン部の異常
やおら、キーボードを外して、左クリック・ボタンが何故不感なのか調べてみました。

というより先に、ステム/支柱に頭の千切れたビスが刺さったままだったので、それを外そうとしたら、そのステムがポロリ! キーボードから外れて落ちた!(左写真)
見ると、アルミ台座が、もうヨレヨレになってますねぇ。

これは、(誰かが)ピッチの合わないビスを無理に捻じ込んだか、咬んでしまったビスを無理に戻そうとした挙句、ステムまで抉(こじ)て廻していたのでしょう。

“ステム欠落”などは、キーボードを換えれば話は簡単なのですが、生憎手持ちが無い!
取り敢えず、ここにはビスを差さないように目隠しシール(青)をしておきました。(左上写真<クリック>)

加工修正
左スイッチ・ボタンそのものは、別段悪くはなっていないようでしたが、アルミ下板が酷く歪んでいたので、これをラジオ・ペンチで強く挟んで、平らに戻しました。(左写真&クリック)
(実は、こんな加工だけで、事態が良くなるとは思っていなかったけど)

予想外に、クリック感も前より良くなったので、再びPuppy Linuxで、試してみたら...
あら、嬉しや!左ボタンがちゃんと効きますよ!

・・・ 暫く、Puppy Linuxで、あれこれ操作をしていて ・・・ まさか!とは思ったのですが、もしや?と、再度OS組み込みにトライしてみたら ・・・


大団円
今度はすんなりと、OSの組み込みが出来てしまった!(左写真)
(勿論、立ち上がり前の「HDDエラー」は残ってますが、後は問題無し!)

つまり、Win-OSの組み込み時に、左ボタンをずっと押し続けていたら、途中で「異常終了」するって事ですね!
まぁ、普通はやらないでしょうけど、こんなことが「動作不良の原因」になることもあるんだってオチでした!

その点、Linux系(Puppy LinuxKnoppix)は、そうした「左ボタン不具合」でも巧みに避けながら動作してくれたのは、有り難いですね。(うん、また見直した!)

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