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[160103]
模型電車用電源を、小改良した

模型電車と言っても、机の横の狭いレイアウト上だけなので、ただ電車を走らせているだけでは、ちっとも面白くない。
さりとて、もっと面白く遊ぶ方策が、浮かんで来るわけでも無いのだが。
漫然と、電車(Bトレイン・ショーティ)を別のに置き換えて走らせてみていると、“やるべき課題”が残っていたのに気が付いた!(笑)

電車毎に、駆動モーターの特性が違っているため、電源のコントロール・レバーが同じ位置では、走る速度がかなり違ってしまうのだ。
電車によっては、レバーを最大にすると速過ぎて危うく線路から飛び出してしまいそうになるものもある。
これを自動的に補正出来ればいいのだが、今の電源構成ではムリだろう。

次善の策として、二種類の切り替えを手動で行えるようにした。
速度制御用VR(100KΩ)の縮小用抵抗(10KΩ)を噛まして、可変幅を狭める方法だ。(図1)
その回路図は、図2<クリック>のごとく。
「切り替えスイッチ」は、一応、中点-OFFになっている「電源SW」を兼用にしたが、“改善状況”はまぁまぁ...かな?
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追っ掛けっこ
実は、電車の速度の違いを利用して、“鬼ごっこもどき”をやらせてみた。(動画1<クリック>

これを、何かの“遊び”に仕立てられないかと考えていたのだが、単なる一人遊びではねぇ。
二人以上でやるなら、多少は“ゲーム”になる|出来るかもしれないが、このままでは、ちょっと物足りない。

それはそれとして、それぞれ単独で走らせる場合、「速度調節レバー」の“微調整”が難しい方があり、それが問題だと思っている。
同じ方向に走らせている時にはそれでもいいのだが、逆走させる度毎に“微調整”が必要になる。
それが上手く行かず、もたもたするのがオチで、「反転位置」などは、ほんとアバウトでしか走らせられない。

鈍足モーターの実例
この市電(“鈍足電車”)が、当苑では一番鈍足だろうと思うのだが、それが、レバーMaxで、普通に走る状態にセットしておくべきだろうと思っている。

で、こちらの方は、「速度調節レバー」を一杯に寄せても、左程、猛スピードにはならないように固定・設定してある。(動図2<クリック>
これで、“俊足電車”の方が、線路を飛び出すほどの「速度」になっても、だ。

勿論、“鈍足電車”でも、可変抵抗器群の値を調整すれば、もっと威勢よく走らせることも出来るが、そうすると他の電車の「速度調節」が難しくなるのは目に見えている。
なので、これはマイルドに抑えるおくっていうわけ。(笑)

俊足モーターの実例
実は、もう少し俊足の電車もあるのだが、その差は僅かだし、実験中の載せ替え易さを考えて、この電気機関車(“俊足電車”)を使った。

問題は、低速度での微調整のし易さが、どの程度改善出来るかなんだが...。

色々やった結果、本来の100KΩVRに、10KΩを並列に噛ませば、“低速度域での速度調整”は、かなりやり易くなるようだ。
もし、もう少し高速度側に寄せたければ、20KΩ辺りに替えるのも手だろうが、今回はこれで合格!とした。

実はまだ、電源を、「定電圧供給式」でなく、「定電流供給式」でやるとどうなるか、興味があるのだが、どんな回路構成にすればよいかについては、(その内、調べてみようと思っているが)まだ未勉強だ。

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