[表紙頁]へ  関連記事の目次
[150626]

BANDAI 蒸気機関車ジャンクを、修理した

リモコンが無くて動かせず、暫く放置していたBANDAI 蒸気機関車[D51]を、大幅改造して動くようにしてみた。(図1)

この玩具は、資料類が見付からず、使用方法もよく分からなかったので、一度は諦め掛けたのだが、思い切って大幅改造して動かしてみることに決めた!

原理的には、単なるON・OFFスイッチで動かせるはずだが、前進・後退もさせたかったので、その機能も加えた。
(玩具によく使われている)指で楽に倒せる「レバー・スイッチ」が欲しかったのだが、生憎そんな既製品は、日本橋では見付からなかった。(ネットでも、見掛けないし...)
止むを得ず、既成のスイッチを使ったのだが、やはり操作が硬くて、子供向きではないかも。
ま、仕方がない! ・・・ で、これで走らせたら、ちゃんと走ったので“好し”とするか♪(動画2<クリック>
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
スイッチ・ボードの製作
スイッチは、2回路2接点で中立OFFのものが欲しかったのだが、小型で安価なものが見付けられなかった。
買って来たのは、小型2回路2接点SW(\30税込み)と電源ON/OFF用小型1カ色2接点SW(\20税込み)を、それぞれ予備を入れて2個ずつ。
それを乗せる(蛇の目)基板は、ジャンク箱の中から。

ジャンクSWは足ピッチなどが、基板のそれ(2.5mピッチ)と合わなかったのだが、太い支柱は細く加工したり、基板側の孔を広げたりして何とか無理やり押し込んだ。(図3)

SWは、元の基板に乗っていたスイッチ類と同じ位置に置き、上カバーの孔位置を合わせるようにした。(図4<クリック>
(まぁ、孔位置合わせだけでは済まなかったが。笑)

ケースの加工
新たに乗せたスイッチは、周辺が大きくて邪魔になるので、ケース(石炭車)の既成の孔を拡張して嵌め込んだ。(図5)
削りには、殆ど平ヤスリと小角ヤスリを使った。“バリ取り”もヤスリだけで済ませた。(図6<クリック>

幸い、これが石炭を模した表面なので、孔周辺の仕上がりの“雑さ”は気にならなくて、よかった!(苦笑)
これがツルツル面の孔だと、結構“四角の歪さ”などが気になるからだ。

動作確認
結線を済ませてから、外部電源で動かしてみた。(図7)
(当初は、内部ギアの噛み合わせが拙くて、上手く動かなかったが、再修理して動かした)

面白いことに、ギアがかなり大きな音を立てて回ることだ。
これは、後で線路上を走らせた時、“機関車の発する騒音”として“好い感じ”になるので、もしかしたら、わざとそのように設計してあるのかも!と思った。

確認が終わってから、内部電池電源(機関車側に装着する)からの線を結線した。
一本余分な線があるが、これは...多分、汽笛用だろう。
鳴らない方に賭けて、「汽笛用配線」は放置。
また、「連結部切り離し用電磁石配線」も使用せず。
(シンプルイスベスト!で完了!)

[表紙頁]へ  関連記事の目次