[気まぐれ観察帖]  鉢植え−第2節

無秩序 [070430]
水蓮木」や「モミジ/カエデ?」達、先っちょを摘むだけで、放っておいたら、どの枝葉も好き勝手に広がり放題。
同じ樹なのだから、もう少し隣の枝葉同士が譲り合うとか、お互いに隙間を埋めるとか工夫して整然と広がれば、陽光にも当たり易いと思うのだが。
どれもが“広がるのは、自分だけ!”とばかりに「他」を気に掛けないのは、(自分も含めた)最近の日本人?/現代人?/都会人?並みだ。
逆に見れば、降りる人そっちのけで、我先に電車に乗り込む連中も、こんな植物並みの本能?しか無いのかも知れない。
鋏でチョキンチョキンと摘んで剪定出来れば、もうちょっとはお互いに気持ち良く葉を広げられる世の中になるんだろうけど。


伸び過ぎ [070422]
多肉植物の「タカラグサニシキ」の残りの茎?/枝?が伸びて、花が幾つも咲いた。
それにしても、この花は味もそっけもない感じ。つまり、“風情に乏しい”のだ。(当植物自身?は、咲いたぞ!って満足なのかも知れないが、見る側はちっとも面白くない)
ひょっとしたら、その一因に、それのひょろひょろ伸びた枝/茎振り?があるのかも。
細い茎?が、上に真っ直ぐ伸びていればもう少し違った感じになるかと思うが、これはぐにゃぐにゃ。おまけに、花の咲く箇所やその向きも素直ではない。
やはり、この植物は主葉だけが愛ずるに値するものらしい。
(これを機に、このひょろ長い茎?は切ってしまおう)


環境愛護デー [070414]
玉牡丹」の下の雑草は、もう育ち過ぎだ。
水をやる時に少しずつ鉢を廻すのだが、その時に葉っぱを振り回す様が目障りになって来た。
それに、狭い窓枠の上に鉢を置く際、主木の枝を窓に引っ掛けないように置こうとすると、この雑草の方が窓に当たってへしゃげてしまう。その格好もよくないので、切り取ることにした。
多少可哀相な気がしないでもないが、本来の趣旨−綺麗なもの/面白いもの/変化を愉しむという事から云えば、もう面白くも何とも無いから、当然の成行だな。
しかし、この「玉牡丹」、昨年末に花が咲いてしまったのだが、本当にもう春は終わってしまったんだろうか?


剪定 [070412]
家人のアドバイスで、「モミジ/カエデ?」を少し刈り込む事にした。
今回もまた、恐る々々の切り取りなのでこれで十分かどうか判らないが、“まぁ、よしとしよう”。
(しかし、今が成長時期らしいのに、こんなに摘んでいいのかな?という気がしないでもないが)


ちっちゃい花 [070408]
白丁花」の花が咲いた。何とも小さい花!だが、身の丈に合っている処が好もしい。
草花にも、ずうずうしい(?)のがあって、自分の茎で支えられないほどの大きな花を咲かせるものもあるらしい。
人が支柱を用意してやるそうだが、そこまでしないと育たない草花など、ここで育てる気はさらさらない。
ずうずうしいと云えば、「玉牡丹」の鉢に育って来た雑草(先日刈り落としたのとは違う方)だが、こちらの方は葉を広げる様子が多少控えめ(?)なので、目下黙認中。
(しかし、景色としては、あまり良くないので、いずれは刈らねばならないだろうな)


枝摘み [070403]
タカラグサニシキ」の咲いていた花が枯れたので、その方の枝(?なのかなぁ)を摘んだ。
左の写真は、まだ咲いていない片方の枝(なのだろうな?)
こんな多肉植物は、あまり枯れないんだろうと思っていたら、下の方の2枚ほどが萎びて茶色くなっていた。
これも美観上よろしくないので千切って取ったのだが、ちょっと抵抗されてしまった。(早過ぎた!か?)
左上の写真は手慰みに、立体視用のつもりでカメラを動かして撮ったもの。(器具無し撮影なので、多少無理があるかも。さて、ブヨブヨ感はどうかな?)

美観 [070331]
やはり、むさ苦しいので「玉牡丹」の根っこ付近に生えていたひょろひょろ草を、思い切って刈る事にした。
“同じ生あるもの”とか何とか言って残して来たが、だらしなく汚く伸びてしまっているので、段々目障りになって来た。
元々、こうした鉢植えは「美しさ」を見るのが主目的であるはずなのに、「汚さ」をそのまま放置するのは「目的のすり替え・誤り」だろう。
そう言えば、公園で見かける“汚い青テント群”もそんな類いではないかと思う。綺麗であるべき場所を汚しておいて、それは権利(?)だとか何とか云ってるのは、明らかに筋違いもいいところだ。
(とか言ってても、同じように世の中の不公平さを嘆いたり罵ったりする自分も居たりして...)


咲いたぞ [070330]
タカラグサニシキ」から伸びていた土筆?に、花が咲いた。
葉を一杯広げた「楓/カエデ?」と云い、ひょろひょろ伸びた雑草と云い、どうもここではヒョロヒョロが流行っているようだが、この土筆?もかなりひょろひょろだなぁ。
これは多分、何かが欠けているか不足しているせいだろうと思うが、多少過不足はあっても現状で我慢して貰わねば。
と言うより、我慢して育ってくれる方が、お互いに幸せというもの。
何でも必要とする分をすべて与えられると碌な育ち方はしないだろうし、やがては高脂血症や肥満体に・・・ん?ちょと違ったかな・・・ま、似たようなもんだろう。
(こちらが、一番面倒が無くて楽なのは、水と太陽光だけで育ってくれる事だが。でも、やはり太陽光はやや少な目かなぁ)


勢い [070326]
この処、「楓/カエデ?」の勢いが大変いい。数も増えたが、それ以上に手を一杯広げたかのように、葉が大きくなって来た。
“はぁー、こんな葉になるんだ!...” 一時、気にしていた葉の色だが、当初に見た紅色は端っこ追い遣られて来た。
以前、「玉牡丹」の白い花が咲く前も、やはり蕾は紅色だった事から、これも後々変化して行くかも知れないとは思っていたが。
こうした始めの紅色は、何か、人間の乳・幼児期の愛らしさに似ているようにも思える。成長して逞しくなるにつれて、それと引き替えに次第に消えて行くみたいだから。
しかし、これ、葉の大きさの割りに枝が少し細いが、大丈夫かな?まぁ、あまり手を掛けないでもちゃんと育ってくれないと、ここには置いとけないって事を、知ってもらわねばいけないのだ。


玉牡丹 [070323]
玉牡丹」は、未だ相変わらず音無しの状態だが、その下生えの苔の様子が少し変わって来た。
噴霧器で水をやっても、直ぐには吸ってくれない。以前のようにベタベタ掛けていると、外へ零れ落ちて来て、慌てて拭き取る事も。
多分、苔が増殖して密度が増したせいだろうと思うが、そう言えば枯れ掛けて赤茶けていた部分も減って来ている。
しかし、補助役である苔の方が、親木にやる水を弾いてしまうなど僭越至極!・・・ などと、息巻いても始まらないので、ゆっくり、少し吹き掛けて吸い込んだらまた吹き掛ける事にしている。
他方、傍のひょろひょろ草は、勝手に伸びるだけ伸びたようだが、倒れそうになってもまだ伸びるつもりらしい。
先っぽの小さな莢を見ると、こいつは豆科なのか?


楓 [070320]
先頃から、少し枝葉が出ていた「紅葉?」だが、この所大分、その数が増えて来た。気になっていた葉の色だが、やはり単純な緑ではなくて、紅が混じっている。あまり深く追求する気もないが、これはこんな種なのかも知れない。
水やりは、今までは枯れ木同然だったので手控えていたが、これからは量ももう少し増やさないといけないだろうな。
相変わらず、日光浴は不足だが、先日の新聞記事「赤色LEDで植物が成長」を見て、色々考えた。
そのひとつは、“擦りガラス越しの光”と“直射日光”とでは、どの程度成長に差が出るんだろう?と言う事。
単純に考えれば、直射日光の方が良いようにも思うが、ガラスを通した光は、多分紫外線域や青色波長の光が低下している位で、光合成(旧語:炭素同化作用)には問題無いのではないかと思うが。
しかし、光の強さにも影響されるようなので、ガラス越しだと、やはり光量・強度面で不足かな?


涙 [070315]
先日まで元気の良かった「水蓮木」、ここニ、三日少し葉っぱに元気が無くなった。
水は、浴びせる程たっぷりやっているが、生憎、陽の光は不足だから、そのせいかなぁ?おまけに、よく見ると、何やら小さい透明な粒が葉の端に滲み出している。
始めは、葉っぱに掛けた水の粒が未だ残っているのかと思っていたのだが、どうもそうではないようだ。ちょっと触ってみると、かなり粘り気があって、糸を引くほど。
もしかしたら、涙?(扱いが悪くて、泣かせてしまったのか?・・・ でも今まで、自分が悔し涙で泣いた事はあっても、意図して他人を泣かせた事は無いぞ!・・・ きっと、間違いだろう)
これ、何かの信号・合図なのかも知れないが、よくワカラン!


紅い葉? [070313]
去年の秋に葉を散らして冬眠状態に入っていた「紅葉(?)」、赤かった枝もすっかり色が褪せて、土気色になってしまっていたのだが、最近その先っぽに新しい枝葉が出て来た。
しかし、始めにこんな所から出て来ると、どんどん伸び出した時全体が大きくなり過ぎるのではないかと、先が心配になる。
まぁ、そう言ってもまだこんな小さく切られた木だから、大きくなってもたかが知れているんだが。
その内、夏に青葉を一杯茂らせてくれるか、愉しみだ。・・・ ん、待てよ?これ、もう既に葉が紅いぞ!
はて?これは秋にならずとも、葉が紅くなる種なのか?
もしかしたら、昨年夏「花の文化園」で見た「珊瑚閣」の類かな?(まぁ待て待て!そう、慌てるな!その内、判る)


多肉多毛 [070311]
年間パスがもう期限切れになるので、また「花の文化園」へ。(これで元が取れた!)
既に梅も散り気味で、牡丹や桜は未だだし、見るべき花も少なかった。仕方無く?、多肉植物をもう一鉢買ってしまった。
しかし、買う時に云われた事。“この多肉植物、買い揃えられる人が多いんですよ!”だそうな。・・・ 何だか、気が抜けてしまった。そんな事、分かってはいるものの、出来れば他の人達とは少しだけ違っているか、少しだけ先走っているかしたいものなのに、“あんたも、同じね!”って云われるとねぇ。
それはそうとしても、これ、毛羽立っていて(触らなくても)その感触がなかなか面白い。(写真写りは、あまり良くない)


伸びた [070307]
一度、頭を摘んだひょろひょろ草が、またそこここで伸び出した。
これ、美観の見地から云えばあまり良ではないし、家人も“摘んだら?”と言うのだが、同じ生あるものだし、大元の鉢植えの害にもなっていないので、生きるだけ生きさせてみようと思っている。
でも、このひょろひょろ草、「孤立した庶民」って感じだなぁ。沢山生えていれば「草原」にもなるんだろうが、単独だと如何にも貧弱。
他方、先日買った多肉植物(タカラグサニシキ?!)の方も、随分長く伸びて来た。(左写真を<クリック>)
これ、何だか土筆に似ているが、枝?それとも茎?
でも、傍に競合相手が居るわけでもないから、そんなにひょろりと長く伸びなくてもいいのになぁ。(前世は、土筆だったのかな?)


葉枯れ? [070228]
近頃、「白丁花」の調子が良くない。
黄色化する葉が多くなって来ていて、何時の間にか丸まって落ちているのもある。つまり、枯れが進んでいるってことか?
何が良くないのだろう?水は欠かさず与えているし、説明書きには“日陰で育てよ”と書いてあるので、その点では問題無いと思うんだが...
それとも、これは新陳代謝の一種かな?
枯れている葉は、根っこに近い所に多く集まっているようだが、他方、枝の先の方ではあちらこちらと離れていて、その近傍の葉全体が枯れる様子は見られない。
まぁ、対策として出来る事と言えば、単に見守ることだけなんだが、当面それで我慢するか。


多肉植物 [070224]
今日、大阪・河内長野の「観心寺」、「花の文化園」へ観梅に。
風は少し冷たかったが、もうどの枝も満開!あちこち、適当な所をカメラで切り取って来たのだが、その帰り掛けに、花売店で異なものを見付けて、つい買ってしまった。(\315/鉢税込)
独特の風情で、妙な瑞々しさ透明感、ブヨブヨ感が存外に面白い。(左写真<クリック>で、その様子)
しかし、育て方はサボテンなどとは違って、水はけのよい土を好むだけで、まったく水をやらなくてもよいわけではないそうだ。
しかも、日当たりの良い場所に置かないといけないらしい。
「水やり」は兎も角として、「日当たり」については、現状で我慢して貰うより仕方がないが、果たしてどの程度頑張ってくれるかだ。

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