モグラの繰言 2010.02

理不尽 [0128]
「明石歩道橋事故」で被害を受けられた方達は、不運だったのだろう、本当にお気の毒だと思う。
しかし、(一般人で構成の?)「検察審査会」が、当時の警備責任者を“強制起訴”するという話らしいが、何か間違っていないか?
起こしてはいけない事故を引き起こしたのは、実は、現場の被害者達やその保護者達自身では無かったのだろうか?
群集の一人一人/構成者”には、当然、自分達自身やお互いの安全を守る義務・責任があるはずだが、その事故がお互いの集合=群集によって引き起こされたのなら、その責任は、群集構成者相互に課すべきであって、安直に別の誰かに転嫁するのは、“理不尽”だろう。(群集に変身すれば、免罪されるってのは、不誠実。酒や心/精神不安定のせいにして、罪を逃れるのと同じ)
群集の構成者には義務・責任など無いと云うなら、その群集の構成者には何の権利も無いはずでは?
もし、自分達の義務・責任を無視・棚上げして、権利だけを主張するなら、世に嫌われる「モンスター親 」と同じ穴の貉だろうと思うが、どうだろう?

基地情報 [0127]
朝日新聞(1月27日付)に、参考になる記事が出た。(再録かも知れないが、それは構わない)
不安一杯の国民としては、多少なりとも“移転基地の有無”の様子が見えることは、完全な“不安解消”にはならないけれど、盲目状態解消に役に立つものだ。(左記事&<クリック>)
本来は、(噂の)“抑止力”の議論も不十分で、(丸秘事項は不要だが)基地の必要規模も分からなくては、“移転・廃止・強化の話”も無いとは思うが、時限を設けた課題だし、早く解決の道筋と歩み具合を知りたいものだ。
(まぁ、何処の庶民も、“沖縄の人達に同情はするものの、自分達の地域には来て欲しくない”って、思っている人も多いし)
(近頃、米国議会が台湾への武器輸出法案を通したとかの話も、日本の“抑止力”に関係はあるのかな?)

学校移転 [0127]
近頃、よく「参議院予算委員会」の実況中継を聴取しているのだが、色々思う事が多い。
まず、“政治と金 ”の話として、野党連が、(▼▼みたいに)同じような質問をする事には、辟易!(もう、非建設的 な質疑は、いい加減にしてくれっ!)

また、国会の委員会なのに、与党、野党を問わず、野次が多いのには、非常に不快感を覚える!
議長権限で、強制的に“禁止・退席指示”すべき!

ところで、公明党代表の質疑で気が付いたのだが、「普天間第二小学校、中学」の場所に、驚愕! 何故、未だに、子供達をこんな危険な場所 に平然と置いているんだろう?
(地域・県の)大人達の非情さ に、戦慄・歯軋りする思い。(左上写真&<クリック>)
“基地移転”を言うと同時に、宜野湾市や沖縄県自体でも、すべき事があったのではないか?
(まさか、子供達を盾・生贄・晒し者 にして、“基地の危険性”を訴えていたわけではなかろう?つい、実母と継母が“両側から、吾が子の手を引っ張り合い”した話を思い出した)

新基地のリスト・アップ [0126]
普天間基地”の移設予定先だった“辺野古”が、また一歩遠退いたようだとの報道。(例:左記事)
他方で、政府は5月末までに決めるとの話だが、手品じゃあるまいしそんなにパッと出せるわけも無し。どうも、“お先真っ暗”なのではないかと、一庶民として心配している。
そこで一案だが、他人任せ(/政府任せ)にせず、民間ででも自主的に、移転先として可能性のありそうな所を全部、調査して条件付きででもリスト・アップが出来ないだろうか?
マスコミが、“抑止力云々”と云ってる暇があったら、その取材能力・報道責任をフルに生かして、参考になる“基地候補リスト”が作れるのではないか!それも多紙・多局が、独自に、一斉にやれば、有効策も見付け易くなるのでは?
(もしかして、政府は、あっ!と驚くような、支持率回復・起死回生の秘策を握っているのかも。そうでないと、支持率は1桁へ?)

釣り出し作戦 [0125]
小沢氏が、東京地検・特捜部に事情聴取されたようだが、あれっ?と思ったのは、“参考人聴取”だったはずが、直後に“被-告発人聴取”になっていた事。
“ははぁ、上手く釣り出されたんだなぁ”と思った。
マスコミ(“垂れ流し広報 ”)は、東京地検のリークをそのままに、大騒ぎしていたのだが、結局、小沢氏は、その“参考人聴取”でならと、巧みに釣り出されたのだろう。
一旦、聴取に応じるスタンスになったら、“嫌だ!”と断るタイプの人ではなさそうなので、“黙秘権告知”後の聴取・署名も東京地検の思う壺だったようだ。
今回の東京地検のやり方、(良し悪しは別として)“マスコミを利用した、大変巧妙な手法だ”と、甚く感心。
(まぁ、徹底抗戦で「指揮権発動」なんて大事に発展しなくて良かった!)

相手の土俵 [0122]
21日の「国会予算委員会」の実況中継は、大変興味深かった。
だが、翌朝の新聞記事を見て、おや?と思った。どうも、“記事のまとめ方”が変だ!(左記事&<クリック>)
外務大臣、首相、官房長官のお三方が発言を求めていたし、首相が答弁しなかったのは、単に議長が指名しなかったに過ぎないのに、記事では“答弁を避けた”ような表現になっている。
しかも、外務大臣が重要な見解を述べたのに、それがあっさり無視されてしまったのは、大変勿体無い。(説得力不足だな)
外務大臣が“従来の「1ヶ月ルール」は、海外の要人接見に関する官僚間の取り決めであって、何ら政治問題にする規定ではない!”と言い切っていて、我々国民にも良く分かる説明だったのに、無視されてしまったようだ。
それは、新聞記者も、野党党首も、まだ(官僚殿達?が決めた事項が絶対だった)“古い官僚主導政治”の頭しか無いから、直ぐには理解出来ない(/したくない=自分達の土俵ではない)ためだろうけど。
(官房長官が言いよどんだのは、うっかり相手の土俵官僚主導 )に引き摺り込まれたためで、それを相手から逆手に取られて“内閣法制局長云々”と皮肉られているのだから、お粗末!お気の毒!)


金銭と利益 [0121]
BOOK-OFFで目に留まった「異形の将軍(上)」津本陽著を買って来た。(\105税込)
こんな大変な異能を持つ人物も居たのだなぁ、と感心はさせられたが、“善悪の振れ幅”(?)があまりにも大き過ぎる感じがする。それに金銭収得面でも、決して綺麗なやり方ばかりではなかったらしいから、反発も激しかったろう。
現在の小沢氏は、その流れを汲む者と目されているが、“最近の金銭の噂”が気になる。(左写真クリック)
政治活動のためには、ある程度の経費(としての金銭)は必要だろう。しかし、一方、“金銭の持ち過ぎ”は好ましくない。特に、それで過分な利益(としての権力 )を得ることは、国民平等の政治の面からは望ましくない。
(“奇麗事”だけでは、政治・経済が成り立たないのも現実らしいが、“金銭で過剰利益(/等価物)を捻り出すのは、悪だ!)


人員数 [0120]
昔から、よく左写真のように、2列のきちんとした隊列を組んで、捜査対象のある建屋に入って行く「東京地検・特捜部」の人達の姿は、大層格好が良い。(皮肉ではなくて)
“関係者の話によると”、捜査のために押収する資料類は、ダンボール箱で1千箱から5千箱にもなると云う。(恐ろしい数だ)
担当の人達は、それを持ち帰って、犯罪・疑惑に関連する事項を探すのだろうが、肉体的・精神的にも大変な作業だと思うし、そのご苦労は(働く人間として素直に)労(ねぎら)いたい。
しかし、気になるのは、組織としてそうした人員がどれ位居て、案件が幾つも重なった時の人員確保や配置はどうするのだろう?
もし、それら全員を部門として抱えているとしたら、凄く大所帯になるだろう。逆に、仕事が無いと人余りか?
ということは、全員暇な時期があっては組織として困るだろうし、そうしないための工夫は何だろうか?
(まぁ、石川五右衛門が言ったそうな“世に 盗人の 種は尽きまじ”の如く、“仕事干ばつ”を心配する必要などは無いかも)

不気味 [0119]
先の「土地取引問題」の発端は、一市民団体から「検察」への告発状だったと知った。(告発団体は、「世論を正す会」とか)
へぇ!最近は、内部告発も盛んになって来たし、暇な“オンブズマン団体”からしない方がいい案件の告訴のケースもあるので、その類かな?と誤解しそうだが、あまり報道されていないので、実態が良く分からない。
「報復防止−告発者保護」の観点から、あまり公にされない事にも一理あるが、“覗き見/野次馬趣味”からは、出来ればその本体構成員や活動の継続性、調査資金入手の方法など、実情を知りたいものだ。(別件の、“資料を隠せ!と云ったとか云わなかったとかの話”なども、売名が目的なら大した事は無いし、“世論を正す/騒がす”のが目的なら、狙いが不気味だし)
一口に「市民団体」と云っても、本当に我々市民の仲間なのか、それとも仮面 を付けているだけなのかも知りたいが。(あまり詳しく知ったら、拙い事?もあるらしいから、“世間並みに、ほどほどに”知りたい)

記載漏れ? [0117]
石川議員逮捕!」のニュースで、マスコミが踊った。一体何事だろうと思ったら、「記載漏れ」だそうな。(なーんだ!)
これが、一般人の話だったら、恐らく箸/鼻にも引っ掛けないような“些細な事”なんだが、政界人/議員だったら大変な出来事になるようで、マスコミや政界も大騒ぎ。(それが、逮捕の目的か?)
一般庶民だと、“日記”や“家計簿”での記憶間違いや、記載漏れ、ちょっとした作為的な書き替え、書き足しなど、日常茶飯事だから、“常に逮捕”されるような案件だらけだなぁ♪
例えば、物を買ったら領収書はきちんと貰わねばならないが、宛名に“上 様 ”などと書いたものを使って「経費」を落とそうとすれば、途端に“脱税容疑 ”で逮捕されるはずなのだが、そんなのを意識している人はあまり居ないはず。(真面目な会社では、税務署のご指導もあって、ちゃんと社員に「購入会社名/部門名」を書かせるよう徹底しているようだけど)
だから、丁寧に“矛盾”や“手落ち”や“小細工”を突けば、“殆どの事実”を「」に出来よう。
ただ、そうするかどうかは、検察側の設定・気分次第ってわけで、やろうと思えば、「足利事件」のような冤罪作りも、容易らしいから、必ずしも、常に検察側が善=“正義の味方”とは限らないのも現実なんだが。
(弁護側から、尋問の様子を全部ビデオで撮影する事も求めているそうだが、それもいい方法かも)
(マスコミは、常に尻が軽いから、検察側のリークに乗って何でも大騒ぎはするけど、「足利事件」を、始めから“冤罪かもしれない”と報道しなかった/知恵が及ばなかった事を、常に強く反省しながら取材・選択・報道する「報道責任」は、あるだろうな)

同じ質問 [0114]
芸能人への“追っ掛け報道陣”の騒々しさも然る事ながら、政治家の会見での“ミーハー的報道陣”の存在も、気になるところ。
小沢幹事長の記者会見で、当人が「まとめてお話したいから、それ(土地購入問題)に関連した質問を、先に全部挙げて貰えませんか?」と断っていたのに、後でまた“同じような質問”をしようとしていた記者?が居たようだが、何とも無謀・無様 だった。(まぁ、あっさり撃退されていたようだが)
聞きたい内容が無かったから、重ねて問い質したいと思ったのだろうけど、前もってちゃんと(“余分な事はしゃべりませんよ”と)予防線が張られていたのに、気が付かなかった/ふりをしたのかどうか?それとも、その“無駄な質問”*1で、更なる答えが引き出せるとでも思ったのだろうか?
この“土地購入問題”、関係者の話として、東京地検・特捜部から?)面白いように情報が漏れて来るが、逆に当事者からは、あまり漏れて来ないので、マスコミも苛立っているのは分かるが。(左上の記事など)
(我等庶民も、多少ミーハー的な興味が無くも無いが、本音は国家予算の適正な節約や実行に関わる国会の方が気になる)
[注]
 *1毎日新聞は、合理化のため、(無駄な)記者の数を減らして、会見記事などは外から買う方針とか。

怠慢や狡さ [0113]
先般の「公設派遣村」で、就職活動費として支給された2万円が、酒やパチンコに消えて行った話。
それぞれに言い訳やそれなりの筋は通っているのかもしれないけど、“やっぱり、なぁ... ”と云う思いが強い。
(行政側のやり方の拙さというよりも、不就労庶民連 の“▼▼賢さ”にしてやられたってわけ)
つまり、行政側=実は“納税者の善意”の大部分が、“狡さ ”によって、横取り・収奪されたって事なのだ。
(悪意・犯意ではなくても、)“怠慢狡さ ”も、社会には害毒 のはずなのに、近頃は、我々の判定基準がどんどん甘く/緩くなり、境界がずるずると「広くて、低くなる方」へずれて、そんなのでも許容してしまっているせいだろう。
“納税者の善意”は(法律や行政などを盾にして守ろうとしているが、常に後追いだし不備だから)、実は常に弱い。
他方、“怠慢や狡さ ”の方は最初から隙を狙って来るし、その多くは“正義の仮面”を冠って攻撃して来るため抗し難く、とどのつまり、“善意の税金”は、常に無駄遣いをさせられてしまうってわけだ。
(今、行政にやって欲しい事は、“怠慢や狡さ”を出し抜いて、“善意”を巧妙に、かつ有効に実施する知恵の捻出と規則化だ)

民主主義的 [0112]
別に、鳩山さんを擁護するわけでもないのだが、普天間基地問題などに関して、民主主義的手法に対するマスコミの“無定見さ”や“無知さ”が目立つ。(多分、ちゃんと学んで来なかった?)
(残念ながら、左の新刊書には、この問題は入っていなかったが)
自分(達)が、(民主主義下で)もし、重大結論を出さないといけない会議の“議員”や“議長”を務めねばならない場合、どのような「討論の仕方」や「結論の出し方」を考えるのだろう。
通常は、議員全員が対等で、それぞれ自分の考えや利害を持っていれば、議論百出・沸騰*1だろうし、それらの意見・見解を集約し結論を出す事は並大抵ではない。(実際にやってみれば分かる!)
時間・期限を切って、最後には、多数決で、賛成の多い(ベストと思われる)意見に決めるか、議長権限で強引に自らが(ベストと思われる)意見にまとめる以外に方法は無い。現実には、権威・権力のある意見に、自然に靡(なび)く例も多いが。 いずれにせよ、先に結論を出してから、議論する事はあり得ない。
ところが、普天間基地(あるいは、その他の)問題も、“議論は後で、先に結論を!”と叫ぶマスコミが如何に多いことか。それでいて、先に結論や計画を示しておいて、後で修正してゆくと、“変節漢だ”とか、“マニフェスト違反だ”となじる事だろうけど。やれ、やれ!
[注]
 *1:場合によっては、皆(自分では)重い責任を取りたくなくて、全員だんまりになる事もある。

病気腎移植 [0110]
正直な処、“臓器移植”という治療法は、嫌いだし良くない手法だと思っていた/いるのだが、“病気腎”を使う方法については、許容すべき上手い手法だと、(一健康/普通人としても)思う。
その根拠は、人間の身体の各部分は、“身体内部”や“外因・病原菌”の影響で病変する例が多いので、“病気臓器”でも別の身体や場所に移したら、状態は全く変るだろうから。
つまり、病変箇所は、その“部位(臓器)の責任”ではなくて、“母体全体の責任”だと見たら、もし母体を替えれば、そこが“通常部位/担当者”に戻る可能性も、大きいだろう。
色々な病気も、原因は元の身体全体にあったり、その治療・回復は(体質改善やストレス軽減や薬/手術や精神力?などを併用して)可能な限り身体自身に行わせるのが最良の方法だと思う。
そう言った意味で、万波医師の“積極的に病気腎を利用する新手法”は、大いに価値がある。頑張って!

管さん [0109]
財務相になった早々、いきなり“円安云々”と、今までの政治からは“不可侵”とされていた“経済・金融の泥池”へ、“試の小石を一個”放り込んだようだ。(周りは、“触るな、触るな!”と大騒ぎらしいが)
“官僚主導”であった国政を、“政治主導”に引き戻したい新政権だし、そうした“不可侵界”にも一言口を出したくなるのは、当然の思いだろう。 貧乏民としても、非力ながら応援したい処。
しかし、あの界・域は、素人見にも、生半可な姿勢で臨んでは到底勝てない/制御したいけど至難に近い大小悪魔達の割拠する伏魔界 のように思える。(が、無しで済ますことが出来ない必要魔界 だろうし、外野も“触らぬ神/悪魔に祟り無し”調だし)
昔、巨額の投機資金によって、ある国(外国)が財政破綻に追い込まれた例もあったと思うので、そんな“化け物界 ”を相手にするからには、是非、丁寧にかつ確実に、お願いしたいものだ。(しかし、将来的には“円高志向”の方がいいと思うが)

末期症状 [0108]
朝っぱらから、汚物を眺めさせられているようで、大変不快だったのが、左のような広告。
まるで、商店街のシャッタや壁面一杯に塗りたくられた落書き と同じで、見たくも無いのに見せられたって感じ!
(看過するのも何なので、一応小見出しを眺めたのだが、)発しているのは当人達の本音なんだろうけど、そんな恥ずかしい事をわざわざ、(他人が見るかもしれない)所に曝す必要など無いと思うがなぁ。いや、もしかして、メタボ腹曝しが売りの芸人気取りなのかも。
他方、こんな“悲鳴の見出し”を掲げないと売れない ような大衆誌って、多分もう先は長くないのだろう。
(昔から、“断末魔のうめき”って言葉があるように、この週刊誌もそれに違いないと思われ! まぁ、逝くついでに、AG号 の特集でもやってみたら?末期治療にはなるかも)

富の社会還元 [0107]
急成長させた企業家・営業家の話を、良く見聞きするが、何時も気になるのは“儲けた金”の行く先。
偶々、事業に成功したある人達がご自分では使い切れないような豪邸を建てたり、豪華な車を幾台も買ったりしている映像を眼にしたが、お金の使い道が分からない風情で、何だか気の毒になってしまった。
そこで提案してみたいのは、儲けたお金は、(文化財保護・公開のための美術館などもあるが、)これからは、不採算だが雇用が増やせる事業や財団の創設や草の根活動への支援・寄付などに、どんどん使ってはどうか?つまり、お金の社会への還流と分散である。
一方、そうした還元・還流の試みに対して、明らかに収益が見込めないが社会に役立つ事業や活動を促進した人達には、国から栄誉顕彰をする新しい制度を設けてはどうか?例えば、文化勲章などのように年金など金銭授与を伴なうものや、薄利多売式?の国民栄誉賞などとは“別”で!それよりもっと名目で値打ちのある顕彰
(成功する企業家達の大半は、自己の夢・能力・努力を具体的な(お金)にすることに喜びを見出しているのだと思う。その“形”の最後が、更に「栄誉」であってもいいのでは? ただ、ほりえもんのように、“金銭だけでお金を増やし、お金だけが全て”という▼▼すべき種族は、別扱いする必要があるが)

悪いデフレ? [0105]
左の記事では、“安売り/値下げ競争”は“悪”であるかのように書かれているが、本当にそうなのだろうか?
何が何でも成長する事が、“経済的な善”であった時代は、そうなのかもしれないが、もうそろそろ、“飽食の時代”(金持ちだけに金が集まる時代)は過ぎようとしているのではないか?!
むしろ、既に、より低コストのもので、レベルを下げても/下げなくても、より広い地域で、多種のものを、浅く広く愉しもうと考えている人達は増え続けているし、地理的な地方の見直しや殖産も進んで来ているのではないか?(要は、庶民の間に幅広くお金が行き渡る時代だ!)
他方、左/上写真<クリック>のように、企業人達の中には、“デフレ≒値下げ”環境は、悲鳴を上げずに、むしろ「挑戦すべき課題」だと捉えている人達も増えているようだ。(学者・先生達が、”それだけは、止めて!”などと言えるのかな)
もし、“経済成長”が“地球温暖化”を促進している(参考:COP15)のなら、温暖化抑制のためにも、“成長でない/しないでいい経済戦略”を早く立案すべきではないかな?(コペルニクス的転回なわけだが)
(まぁ、そうした突飛な説が評価されるのは、後世になってからだし、国内のではなく、海外の研究者によって発見され、拾い上げられるのが通例なのだが、果たして?)

天皇家 [0104]
先日、“一般参賀”があり、天皇家の方々が、大勢の参賀者の挨拶に応えられていたご様子や、また、特集番組もあちこちで見られたようだ。
以前は、(不遜にも)“何、これ?”と疑問視していたのだが、最近世情や政治に興味を持って考えるようになってから、天皇家の存在を見直した。
天皇家は、実は、我々全国民の「側の象徴・代表」なのだ!と思うと、大変意義深い。
戦前までは、も、全て含まれたご存在だったのだろうと思うが、悪意=争い=軍 に圧倒されてしまった反省から、現在の“立ち位置”になったのだろうと推測している。
普通人の考える人間性から半分切り離されて居られるのは、大層お気の毒だと、思案もする。
一方で、悟りを開いた(ひじり)と見れば、それはそれなりに十分意義有る存在だとも思う。
(特に、雅子妃のこれまでのお苦しみは、そこら辺りに源があるような気がしてならない。また、亀井さんが談話で、天皇陛下のご在所の話をしていたようだが、それの良し悪しの庶民評定は別として、陛下は“京都は好きです”と仰ったそうだが、やはり、そこまでが精一杯のお言葉ではなかったかと推察。“移りたいですね”などとは、とても仰れないだろうな)

デフレ [0101]
昨年末の学べるニュースSPで知ったのだが、“デフレ”と“不景気”とは別ものとの見方は、大変重要ではないかと思う。
もしかしたら、「日本のデフレ」は世界に先駆けた“新時代の生活・経済志向の現れ”ではないかと、強い希望&期待で考えるようになった。(不安 だなんて、豚?飛んでもない!)
誰方か、「日本のデフレ」は“善”であり、今後、世界も先を争って真似をするようになるだろう、という予測と裏付けを出して下さる研究者、ジャーナリスト、コメンテータは居ないだろうか?学者*1は、あまり歓迎しない)
勿論、デフレが良い面ばかりでなく、悪影響を及ぼす面も多くあると思うが、日本ではもう数年もデフレ状態が継続的に続いているってことは、日本人の特性(真面目さ、辛抱強さ、厚かましさ、けち臭さ、ひ弱さ、残忍さ、ずるさ、賢さ、勤勉さ、人の良さなど)を反映した一種の地道な生活行動・企業活動の結果のような気がする。(よく分からないが、“金銭関係の活動”は、虚構も多いから、別だろう)
つまり、不景気だからデフレになっているのではなくて、デフレそのものが“正しい動き”だと正面に据えて見れば、考え方やそれへの対処の仕方も、随分と変るだろうと思う。以下は、多少乱暴な案だが、
 +人為的な反デフレ対策は、やってはいけない!(庶民に任せよう)
 +景気浮揚策に、絶対税金を使ってはいけない!(赤字国債を増やすだけ。別案を考えよう)
 +(禿鷹)資本に、お金だけを只で収奪させるな!(金銭でお金を横取りする手口には、防衛策を)
 +“お金のデノミ”の逆、エンノミ*2(?)なんてのも、将来有り得るかな?
 +デフレに合わせるよう、(逆に)予算(国、自治体、企業など)を組替えて行くべきだ!
と考えたが、どうだろう?
[注]
 *1:(国内の社会学者は、)過去の事例や言葉だけに頼っている人が多いため
 *2:私製新造語で、En-haced/En-larged/Ex-tended nominationのつもり

[表紙頁]へ  関連記事の目次へ  [一言板]へ