モグラの繰言 2010.05
労働と過労死 [0525]
どうも、旧い頭だと、左のような事件には、大変違和感を覚える。
昔から、“労働”は人間の基本的な生活行動であり、例えば「働かざるもの、食うべからず」や「朝は朝星、夜は夜星」、「働けど働けど 吾が暮らし楽にならず じっと手を見る」を直ぐ思い出すほど。
成る程、他人より多く働らいても給料が安ければ、不公平感があるだろうけど、“働き”が少なければ、給料が安くなるのは、必定ではないのか?!
そして、そうするかどうかは、働く当人が、自分の健康・生死とを勘案して決めることだろうに。
他方、過労死(?)した本人は、自分で判断が出来る立派な成人/大人ではなかったのだろうか?
“自分の健康や生死”を自分で管理しないで、他人の管理のままに任せていたとは、考え難いのだが。
どうやら、周りはそうした管理責任まで、他人(この場合は、経営者)に押し付けたいと考えているようだが、それはちょっと無責任過ぎないか?(何でも彼でも、“他人のせい ”にするのは、いい加減にして欲しいものだ)
世の中の粗筋としては、“働きの質は落ちたが、量までも減らそうという風潮”になって来たってことか!?
アルバイト職 [0523]
柔道の谷亮子さんが、国会議員として出るらしいが、柔道の方は、まだ頑張るとか。
“国会議員職”って、アルバイト並みか?
まぁ、「これから勉強しま〜す!」とかのたまう連中 も多い中、近頃ではそんな“半端仕事”も許されるのだろうなぁ。
だけど、それなら、当然、議員手当ては“アルバイト並み”に安く抑えないといかん!仕事の出来具合次第だろうが、正規議員並みでなければ、正規の高い歳費は払うべきではない!
民間の企業だって、人件費を抑えて必死でコストダウンに頑張っているのだから、“国”だって必死でやらなくっちゃ!
まぁ、最近は政治に限らず裁判などでも“プロ職人”がやるのではなく、勉強しながらのアマチュアがやるようだから、人件費は、随分抑えられるだろうし、意地でも抑えなくっちゃ!
あ、それから、議決権も、アルバイト議員ならアルバイタ並み/半人前にしないとだめだなぁ。
減税手法 [0520]
名古屋の河村市長の掲げる「減税」は、日本の将来を考えると、大変重要な事だと思う。
借金まみれ の今の日本の状態を、誰も気にしていない(ギリシャの危機なんて他人事!?)と思っていたけど、やはり“地方の政治家”には、居た!
国や地方の歳入を抑え、予算を縮小し、何とかして赤字を減らさないと、支出や消費を増やすだけでは、赤字が膨らむばかりだ。
“これからの政治”でやって欲しい事は、“増税はしない”という“消極的な釣餌”ではなくて、“積極的減税をして、収支をスリム化するのだ!”という強い姿勢で臨む事。
“節約”を前面に打ち出して、徹底的に縮小化・効率化し、借金財政 から抜け出させて欲しい。
そうでないと、日本の膨大な赤字国債は、もうすぐ破綻の時がやって来るからだ。それは、子供達にも過負担になるし、国を潰す事にもなり兼ねない。
そうなっても、東洋の離れ小島では、誰も助けてはくれない。(尤も、中国に、身売りするなら別だが)
(誰にでもいい顔をする大衆迎合主義的な政治はダメ!また、国民の貯金で博打をやって荒稼ぎだ!などと考える政治家もダメ! 国民に嫌がられても/憎まれても、身を粉にして真の健全国家経営に務めてくれる政治家を望みたいものだが、出て来る/来れるかなぁ?)
再磔 [0515]
他人事とは云え、酷く不愉快になる銭金の話だが、考えてみると、トヨタの収益が一部の人間だけに横取りされてしまうことになるわけだ。
本来トヨタが得た利益は、より多くの人達や社会に還元されるべきものなのに、米国の一部の(実害も無いと云う)利用者や、しかも(口先だけで弁ずる)弁護士達の“実入り ”になってしまうのだから、不公平極まりない。
しかも、米国では自由主義の名の元に、そうした不公平が公然と許されるらしいが、それは正義ではなくて、最早“不正/悪 ”だな。
集団訴訟でやるべき事は、“トヨタが得た利益は、もっと安全で無公害な経済車を、大衆に供給するために使え”と要求することであって、一部の我利々々亡者のためだけの訴訟なら、キリストは今回もまた磔にならねばならないだろうな。
約束 [0510]
おやおや?そろそろ、前振れか?・・・5月末が決着させる“約束”の期限のはずなのに、それを破る予告らしい。(左記事)
世の中の“約束”は、“定刻待ち合わせ”にしろ何にしろ、必ず破られるってのが常識?のようだが、破られた側にとっては大変腹の立つことだ。
場合によっては、その代償でも要求しないと収まらない!今回の件はどんな代償を求めようか?
また、破った方も、責任を感じたら自ら“切腹もの”だろうが、今時は“笑って、許して♪”なのか?...(いいのかなぁ?)
それにしても、近頃の“日本国の首相”って、随分、軽佻浮薄(けいちょうふはく)になったもんだ。それに、周りも周りだ。仕事を助けずに、失敗を先に糊塗してどうする?
五月蝿 [0506]
日本では鬱陶しいハエの出て来る季節になったが、大陸蝿は海の上で飛び回るのが業と見える。
家内のハエは、団扇で追っ払うか叩き落すのが一番だが、海上のハエに、実力行使で望むわけにも行くまい。
まぁ、事があれば、先ず、わいわい大騒ぎをするのが上策ではなかろうか?
黙って見過ごすのは下策だと思う。その点で、左の記事(日経夕刊5/6版)は大変役に立つし、参考にもなる。
どうせなら、“政治問題”化するよいチャンスなのに、政府が至ってのんびり構えているのは、ちょっと解せない。
(天皇会見問題の時には、あれだけ大騒ぎされたってぇのになぁ。今の政府は“人が好過ぎ”では?)
ところで、大陸では党と軍部は、2層構造なのかそうでないのか、何処を攻めると静かにさせられるのかも知りたい処。
憲法9条 [0504]
以前は、憲法改正の声が賑やかだったように思うが、近頃は変わって来たようだ。
失礼な言い方だが、国民が大人になって来たからではないか?
自衛隊保持などの矛盾は矛盾として我慢し、かつ、戦争放棄・平和維持を願う事と両立させ得る事に、納得し始めたのかも。
自衛隊自身に要求される中途半端な任務(自国防衛&海外派遣)などの矛盾を上手く誤魔化す知恵や、戦争準備/回避技術(高度機器開発&情報収集)を磨く努力も、これからはもっと必要になるだろうけど、矛盾を緩和しながら“日本の安全と平和維持”を目指すのは、正しい方向だろうと思う。
我々大人どもが、単にお人好しだけでは、将来子供達が困るだろうが、賢明であれば/あろうとすれば、子供達を無事に生き延びさせる事は出来るかもしれない。
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