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物事集 二〇一八年十月版



CHIS CT65535 技術資料』  「十月十三日」


CT65535 技術資料 CHIPS社発行 ネット版』 (費用¥0税込み)

今回、「PC110」の表示部の改良/TFTパネル化を検討し始めたのも、実は、この(詳細な)技術資料を、ネット上で発見したことが切っ掛け。(図1)
これには、“STNパネルでも、TFTパネルでも駆動可能”とある。
で、その“接続図”をみると、どちらも殆ど同じ「接続線群」を使うらしい。
これは、実際やってみるしかない!と思い始めたわけだ。

こうした資料は、最初は作業と平行に、各所をツマミ食い的に読んで行くのだが、作業が行き詰まると、俯瞰的に始めから読み直す方法を採って来た。
時には、2ページ同時に並べて見たいこともあり、画面上のpdfでは不便なので、印刷した。
それらはクリップで留めていたのが、段々ページ数が増えて来たので、止むを得ずバインダーに閉じ込んだ。(図2<クリック>

内容は、殆どが技術用語だから、英語でも簡単だろうと思っていたが、その用語も、簡単だけど意味が分からない言葉が出て来て、頭を捻ることが多い。
例えば、“Alternate xxx”というのが盛んに出て来るが、何に対する“代替”?なのか、具体的なイメージが湧かないのだ。
早い話、その「レジスタ」は必ずセットしておかないといけないのか?それとも、放置しておいてもいいものなのか?に迷う。
どうやら、間違ったものに間違った値を書き込んで、結果が無茶苦茶になってしまい、泡を喰うこともしばしばだ。
それにしても、随分助けられた/未だに助けられている大変貴重な資料だ。CHIPS社に感謝!



『大空のサムライ(上、下)』  「十月一日」

『大空のサムライ(上、下) 坂井 三郎著 講談社+α文庫 2007年6月 7刷 各¥880+税』 (購入各¥108税込み)

これらを読んで、久しぶりに、痛快だった!
この著者は、あの(太平洋戦争の)時期、多くの“戦闘機乗り”達が命を落とした中で、生き残った僅かな人達の一人だそうで、私のような凡人から見れば羨ましくもあり、嫉ましくもある。
だが、卑怯さ狡さを糧にして生き残った連中も多いと聞くが、この著者は、最後まで、任務を果たそう/仕事をしようと、戦い続けようとし、かつ生き残ったという点で素晴らしいと思う。

人の生き様を、「ポジティブ」、「アクティブ」、「ネガティブ」、「パッシブ」の四象限に分けて考えると、やはり、この人物は「ポジティブ&アクティブ」の高い域で生きたんだろうなと思う。
人は、生まれながらにして、大体の運命は決まるようだが、人生の途中の“努力次第”で、たとえそれ程「アクティブ」ではなくても「ポジティブ」に生きようと思えば、“そう出来る!”と断言出来る。
自分や物事を「否定的/ネガティブ」に考え、振舞うことなど、いたってた易い。だが、それでは、“生きている値打ち”が無いと思う。
昔は、良く“人は何のために生きるか?”なんて悩む話があったが、あんなのは暇人(ひまじん)の考えることであって、褒められることではない。
逆に、今時は、そんな悩みすら持たないで生きている人達も居るそうだが、そんな人は、果たして上の4象限の何処に位置するのだろう?
もしかして、ゼロ点か。(笑)


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