物事集 令和六年十一月版
中期 株売買 考察 「令和六年十二月二十二日 (2024/12/22)」
+++ 株価の停留位置 +++
「さくらインターネット(3778)」の株価推移が、面白い♪
近頃、その“チャート”などから株価の動きが、少し読み取れるようになって来たことである。
それを基に売買をしていれば、大きく儲けることは出来ないまでも、“負け知らず”で続けられそう。(図1/17)
11月に入ってから、3回ピークがあったが、\5,000超えは一回だけで、後は\5,000で頭打ちになっていた。(図1)
...これは、もしかしたら、50万円(=5,000x100株)が、大手ネット証券の手数料\0円の範囲内だからではないか?!
取引の歩み値を見ていると、100株単位の個人売買が圧倒的多いことから、そんな想像をした。
もう一つの理由は、当該株価が\5,000を超えると、(それまで\5刻みだったのが)\10刻みに跳ね上がるから、“損切り”の値幅が2倍になることもあって、更に“恐怖心”が募るからではないか?!
実は、一度、\5,260/200株で売建てた後、更に騰がった為に、“怖くなって、高値で買戻すという失敗”をした苦い経緯がある。
(一週間ほど待つ勇気があれば良かったのだが、当日の思い込み恐怖に勝てなかった)
株価が下がって来ると、それ以上に値が下がるのを阻むような“壁”が感じられる。
その第一段目は、\4,500の壁だったが、それは12/17に下に抜けた!
(これは、多分、大口・投信の中長期投資分(ポジション?)だったのでは?と想像)
その下の第二段目は、\4,200の壁。(図2)
ここに来ると、盛んに、銘柄の人気を煽るような情報が出されて来て、(迷いながらも?)買い上げられて、大きくは値が下がらない(\4,200を切らない)状況が続いていた。(つまり、壁に阻まれているような感じ)
しかし、今や“銘柄人気”は下がり続け、毎日の“取引高”は次第に減少して来ているので、状況は良くない。
人気を上げる為の“材料/情報”が、“投資額の大きさ”や、“受注高の大きさ”、“国策企業”といった、「将来像」を膨らませる一方で、現実的な“配当利回り”の多寡などは、未だ語りたくても語れないことが、(買い方や高値掴み済方の)“期待感”を萎ませている原因なのだろう。
例え、機関などの“大口”が、多量に買い上げて、一時的に“ピーク”が出来て“お祭り状態”になるとしても、早晩下落するのは間違いない。(チャートを見ていると、それが分る)
だから、\4,200の壁は、何時か破れる。そして、その次の壁は、\4,000辺りではないか?...その下は、今は良く分からない。
もし、次に値が大きく吹き上がるとしたら、実際の“利益高”が大きくなり、“配当は、数%確定!”と発表される頃だろうな。(今は、0.1%台)
それまでは、「デイ・トレード」などによる、小幅の上下動に終始するのではないかと思っている。
...しかし、昨今は、“正月休み”が長く感じられそうだ。(カブホリックか?笑)
中期 株売買 税金 「令和六年十二月二十日 (2024/12/20)」
+++ 源泉徴収 +++
今年の四、五月頃の現物売買で、失敗していて、マイナスが大きいから、税金の心配はしなくてもいいだろうと思っていたが、突然、証券会社の計算書の「源泉徴収」項に“数値”が現れたので、吃驚!?(図1)
改めて調べたら、やはり“小幅の稼ぎ”や“配当金”などが積み重なって、利益が、ややプラスに転じていたようだ。
しかし、未だ「塩漬け株」の含み損が、ん十万円ほど残ったままなので、単純に喜ぶわけにも行かない。
かと言って、それらを売って“損切り”してまで“課税回避”をするのも無駄なので、じっと我慢中!
...まぁ、今の“中期売買の手法”は、当方に合っているようなので、今後も続けてみようと思っている。
+++ 「投信」は利益マイナスが多い? +++
これ迄に、色々な株式関係のものを読んだ中で、以下の書籍は、大変面白く、また興味深かった!(写真1)
『株式市場の本当の話』 前田昌孝著 日経プレミアシリーズ456
『株式投資 2023』 前田昌孝著 日経プレミアシリーズ488
彼の有名な投資の大家“ウォーレン・バフェット氏”の投資の仕方を参考にするとすれば、“銘柄選びの方よりも、手放す時の方が参考になる”、つまり、あまり長期保有に拘らず、駄目な銘柄とみるや“素早く切っているから”だそうだ。
...やはり、株価は、(変動が大き過ぎて)“ファンダメンタル”だけでは、長期の評価・保有が出来ないからなんだろうな。
(“安心・安全投資”と言われているらしい)「投信」は、実は、投資対象としては疑問が残るとの由。(はっきり言えば、嘘が見付け難い“騙しレポート”が多いと言うこと)
実は、利益はマイナスなのだが、原資を切り崩しながら返還する方式などは、比較的その騙しがバレ難いんだとか。
また、ある「投信」の中に、「他の投信(群)」を組み込むという、何とも妙な物もあるらしい。
「投信」には“インデックス型”と“アクティブ型”があるそうだが、いずれも、実際は殆ど儲かっていないらしい。
“アクティブ型”は、日本株や米国株を多く取り扱っているようで、“巧い運用者”なら結構利益を出しているらしいが、そうでないケースも多いという。
...そうした(「投信」を扱う)“機関投資”は、扱う多寡も大きいから、株価を“揺さ振る”或いは、“壁になる”傾向もあるようだから、「株売買」に際して、それらの存在を常に意識しておかないといけない!...かも?
中期 株売買 利確 「令和六年十二月十七日 (2024/12/17)」
+++ 利益確定 +++
今日(12/17)の前場で、高値で売ってあった「さくらインターネット(3778)」の200株を\4,380で買い戻して、“利益確定”(約十万円)をした。(売建て分:以前のリスト)
売建て(12/17)\5,000/100株
売建て(12/17)\4,900/100株
尚、残りの400株は、もう少し利益を大きくしてから買い戻そうと思っている。
結果、現金残高を、少し増やせた。(税引き収益に修正済)(図1)
一寸悔しかったのは、今日は荒れるのではないかと想像して、前場で手早く手仕舞いしてしまったことで、もし、終値近くまで待っていれば(更に\100安の)\4,280で買戻せたのに!
...まぁ、“呉れてやった尻尾”は、高々2万円なので、左程悔やむ程でもないか?
株価推移については、該社を取り巻く経営環境を考えると、あまり楽観視は出来ず、競合他社が増えて来ると厳しい環境にならざるを得ず、今のような高過ぎる株価は、瞬く間に萎んでしまうだろうと思っている。
昨日(12/16)、今日(12/17)の株価下落は、もうその“先触れ”ではないか?(図2)
従って、次に手仕舞いすべきレベルは、どの辺りかを考えておかねばならないが、株価の収縮と該社の成長とを掛け合わせて、\3,500〜\4,000辺りが適当ではないかという気がする。
しかし、値幅だけを取り合いする“短期売買”の取引場として利用され続ければ、一気に下がるかどうかは分からない。
底値の時期については、矢張り、ゆっくりと年明けになるのではなかろうか。
中期 株売買 下落 「令和六年十二月十四日 (2024/12/14)」
+++ 株価は下降中? +++
「さくらインターネット(3778)」の株価が、じわじわと下がり始めた。(図1)
12/13(金)の終値は\4,600(図2)で、出来高は約二百万株で、普段よりも、やや薄商いだったようだ。
これは、今までの加熱気味だったのが、そろそろ正常な株価に向い始めた兆候なのではないかと思う。
その理由は、これまでは該社のテーマの先行性や国の補助金支援などの明るい話題で持て囃されて来たのだが、此処に至って、今後の“収益性”に目を向けると、その計算結果に困惑や疑念を持つようになったからではないか?(配当利回り:約0.1%+クオカード\500)
早い話、今後二、三年以内に、充分なリターンが得られるかどうかが問題になるが、果たして、今のような“割高な株価”に見合うものなのかな?ってこと。
他方、アクティブな「デイ・トレーダー」諸氏は、高い株価なのに上下動が少なくなり思うように稼げず、次第に“苛立ち”と“飽き”を感じて離れて行くだろう。
そうして、人気が落ちて来ると、その株価は、更に下がらざるを得ない。
(インデクスやアクティブ)「投信グループ」なども、設定価格に下げ近づけば、やはり“利益確定”をして手放さざるを得なくなるだろう。
...あ、忘れてた!日銀が考えている(静かな)“利上げ”の株価への影響だ。
まぁ、急激ではないだろうが、あまり良くは無かろうと思う。
(尤も、下げた後、再び、仕手筋が株価釣り上げを試みて来れば、今後どう変化するか分からないが)
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該社としても、これまでの莫大な投資に伴う「設備償却費」が収益を圧迫するはずだし、収益の源泉となる「サービス利用料金」も、(後発が追って来れば、)思うように上げるわけにも行かないだろう。
...現在利用中の「さくらインターネット」を継続・更新をしようとしたら、利用料が2割もアップしていて、えー!今、上げるの?と驚いた。
まぁ、元々は割引料金だったのを、今回、本来の標準料金(スタンダード:\500/月)に戻しただけなんだろうけど、このことからも、該社の“台所事情”が判ったような気がした。
加えて、欧米などの経済成長率に比べて、我が日本国の経済成長率は、あまり高くないそうだから、良く喧伝されている「ファイブ・バガー」や「テン・バガー」への成長とそれに伴う大きなリターンは、日本では“絵に描いた餅”になるのではないだろうか?
只、当方は一利用者でもあるので、該社には、ゆっくりで良いから、健全な状態で、着実に成長して行って欲しいと願っている。
中期 株売買 基底 「令和六年十二月八日 (2024/12/8)」
+++ ベースが更に一段上昇 +++
「さくらインターネット(3778)」の株価の(浮動)ベース(基底?)が、一段と騰がって来た。
これまで、\4,000前後だろうと見ていた“ベース”が、該社の巧みな“株価対策PR”が奏功しているようで、「投信」などの固定客(と言うべきか?)が、(敢えて)高値で買い込んだ為だろうと思うが、先週末で\4,600前後にまで騰がってしまった。(図1)
こうなると、今は“バブル価格”だからその内弾けるはずだと呑気に構えて、期限まで何もせずに待っているわけにも行かなくなって来た。
そこで、“高値”になる毎に、100株ずつ“売建て”を追加して、売建て平均価格を¥4,550にまで上げた。
もし、“高値”が、更に\5,200〜\5,400にまで騰がるようなら、また追加“売建て”を覚悟しなければなるまい。(追証の心配は無いが、用意だけはしてある)
[現売建て状況]
過去分(10/18):\3,900/100株
:\4,000/100株
売建て(12/5):\4,700/100株
売建て(12/5):\4,800/100株
売建て(12/6):\4,900/100株
売建て(12/6):\5,000/100株
売建て平均額 :\4,550/600株
...さて、今後の株価の推移がどうなるか?だが、過去の「日足チャート」のパターンを探しても、似たようなものが無くて、比較も出来ない。(図2
)
只、特に下げる材料も無さそうだから、暫くは(アクティブ・デイトレーダ諸氏による)“寄り天相場”か“寄り底相場(?)”の毎日ではないかと、想像しているが。
果たして、上か下か?もどかしい年末の日々が続きそう。
中期 株売買 配当 「令和六年十二月三日 (2024/12/3)」
+++ 塩漬け株の配当金 +++
今年の3月に「配当」目当てで買った某銘柄の配当金(2)=\13,945が入って「現金残高」が、少し増えた。(図1 配当金(1)の方は、先日織り込み済)
この“某銘柄”は、良く研究もせずに、“配当率の高さ(約6%)”だけで選んだ銘柄の一つで、「株価」に関しては、殆ど気にしていなかったのだが、半年以上経ってみると、(見事に!?)下落してしまった。約\100落ち。(図2)
現状では、結構な含み損になっている。
反省:こんな銘柄を、焦って“権利確定月”に、買うべきではなかった!
・・・ 格言:慌てる乞食は、貰いが少ない!?
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この某銘柄の今の「PBR」は (連)0.74倍で妥当な水準らしいから、健全経営でさえあれば、持ち続けていても良いのだが、現状のように“含み損”を抱えたままってのも、あまり面白くはない。
もっと面白くないのは、“株価”は比較的安定しているし、毎日の“取引高”もかなり少ないので、頻繁な売買/短期売買がし難いことだ。
この銘柄自体の売買差益で、損を打ち消して行くことも難しそうだから、(アクティブには扱えない、)パッシブな“俎板の鯉”状態?...いや、只の“塩漬け”状態!
...まぁ、1,000株だけだから、今“損切り”しても、多少血が出る程度なんだが、それよりも“景気の先行き”が不安なので、どうしようかと迷っている。
来年3月末の“権利確定”まで、このまま保持し続けるか?それとも、景気悪化による“株価群下落の噂”を真に受けて、早目に“損切り”しておくか?...To do or not to do.
...これらは、やはり、まだ様子見中!