物事集 令和七年二月版
『ウォール街の物理学者』 読む 「令和七年二月二十三日 (2025/02/23)」
![図1:『ウォール街の物理学者』の表紙 [over]→図2:その中身の一部](fig/edp0223a.jpg)
+++ 相場に理論を適用する人達 +++
『ウォール街の物理学者』 ジェイムズ・オーウェン・ウェザーオール著 高橋 璃子訳 2015年6月 発行 早川書房 \980(税別)(購入\750送料込み)(写真1)
最近は、理論に基づいたコンピュータ支援の株取引で、相当高効率の収益を上げているグループ(ヘッジファンド)があるという話を目にして、その概要を知りたくて、色々な書籍を漁っているんだが、(選び損ねても無駄にならないように)廉価な書籍ばかりを選んでいる。
...今回のは、ちょと割高だったかな?でも、有益だった!
内容の殆どは、(各種の)“ランダム・ウォーク理論とその改良版”で、「統計・確率に関する研究から導き出した実用的な手法」の“成功した応用事例や関わった人物達の紹介などだが、その具体的な詳細(理論や手法)は、何処とも“秘密主義”なので、知ることは出来なかったそうだ。
...そりゃそうだ!“大儲け”に関わる“丸秘テクニック”なんて、おいそれと、他人に教えるわけには行かんもんな!(笑)
基本になるのは、(随分古いらしい)“ランダム・ウォーク/酔っ払いの酔歩”を数値化した“正規分布・確率の理論”で、それの株取引への適用と、その改良型らしい。(写真2)
初めの頃の理論は、突発的な異常発生時に対応し切れずに破綻をきたしてしまったものもあるそうだが、“改良型”を開発して行った学者や彼らが作ったファンドは、それを武器として、相当高率な利益(連続して二十数%以上)を上げ続けているそうだ。
つまり、(頭の良い人達なら)“相場の世界”でも実用になる“科学的手法”を編み出せる、と言うことらしい。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
そうした理論式とコンピュータを使って、今も収益を上げている連中や、更に理論に改良を加えながら、市場に参入して来る連中が、ゼロサム・ゲームの中では、“一人勝ち”をしているのでは?...と思ったが、世界市場は広いし、投資対象も多いし、“ばらつき”も少なくないから、個別の銘柄に関しては、それほど心配する必要はないのかも?
...だが、今まで通り、“まだはもうなり、もうはまだなり♪”なんて唱えているだけでは、(彼らの)“最先端の研究”や“新しい手法”からは“おいてけぼり”、いや!むしろ、知らぬ間に“餌食”にされているだけ、かもしれないからなぁ。
...まぁ、(当方のような)零細投機家は、“敵を知り、己を知って、忍者のように、自らが軽やかに動く”のが、巧い手なのかもしれないと、密かに(?)思っているのだが。
中期 株売買 看視 「令和七年二月二十二日 (2025/02/22)」
![図1:「さくらインターネット(3778)」の日足チャートと限界線 [over]→図2:6次多項式曲線の図](fig/edp0222a.jpg)
+++ 値動きを看る +++
2/21の状況次第だが(もしかしたら、反発して騰がる?)、残してある「さくらインターネット(3778)」の売建て分100株の“手仕舞い”をしようか?と、迷っていたのだが、当日はしなかった。
尤も、“手仕舞い”とは言っても、“現物”100株を買っておいて、来週大きく騰がりそうなら、それで“現渡し”をするし、逆に、更に下がるなら、現物はそのままにしておいて、次に上がって来て“益が出た時に売る”と言う手を考えていた。
...だが、ちょっと欲張ったせいか、現物(\4,280)は買えず。(苦笑)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2/21の“値動き”を見ていると、誰か(大口・機関?)が“値を上げない”ようにしながら、“空売り分”の消化・返済をしているのではないか?と思えるような感じ。
今朝まで見えていた、逆日歩0.2が、後場で消えたことからも、そう感じた。
更に、それ程の“空売り株数”があるようには、表立っては見えないのに、ちょくちょく“逆日歩”が付くのは、きっと誰か(大口・機関?)が別枠で、どっさり“空売り”していて、いずれ、ファンダメンタル的に妥当な株価≒“極安値?”になるのを、じっと待っているのではないか?と思ったりもした。
(当方の売り分は、只の100株だけだ!苦笑)
手製チャート(図1)で見ると、2月の初旬からは、(従来のような急峻な山になる“仕手株の値動き”とは異なって、)頂上が丸い山型になっていることからも、売買参加諸氏の“高値警戒感”の強いことが窺(うかが)える。(つまり、釣られて買い上がっても、それ以上の高値で売り抜けることは難しそうだ!と読んでいるってこと)
それに、更なる“下値”を待っている感じもある。他方、日々のボラティリティの小ささにも、物足り無さを感じているのではないか。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
さて、“今後の値動き”だが、2/21の\4,300は、(狭い)踊り場であって、まだ“底値”ではなさそうだ。(図1)
...まぁ、その前に、\4,300前後で、少し“跳ね返り”があっても可笑しくは無さそうなので、対応準備はしておくつもり。
チャート上で色々な線を引いてみると、兎に角、\4,200辺りまでは下がりそうな気配はある。
(だが、誰か(大口・機関連?)は、もっと下を想定しているかも)
因みに、自製チャート上の6次多項式曲線では、この先も“降下し続ける”ようにみえるが...(妖?)(図2)
先は、読めないが、3月中は、(大口・機関の“売建て分”の“買戻し”も含めて、“好いIR”で煽られながら)徐々に値上がりして行くかもしれない。
その辺りの高値で、売建てるのも案として考慮中。
だが、4月以降は、“特別なニュース”でも無い限り、再び“下がり続ける”ような気がする。
中期 株売買 買戻! 「令和七年二月十九日 (2025/02/19)」
![図1:現金残高の推移 [over]→図2:「さくらインターネット(3778)」の日足チャート](fig/edp0219a.jpg)
+++ \4,610で買戻し +++
「さくらインターネット(3778)」の売建て分の手仕舞いをしようと、出来るだけ下値を待っていたのだが、ちょっと焦り過ぎたらしい。設定が上甘過ぎたようだ。
(昔から言われている?)“2月底値”を、(勝手に想定して)\4,610/700株で待っていたら、首尾良く約定は出来たものの、その後、あれよあれよと言う間も無く、下落して\4,500を切ってしまった。結局、終値は¥4,470だった。1/31窓無し急騰の反動かな?(図2)
(あぁ、勿体なや!)
...だが、一応、利益は出せたので、「現金残高」は増えた!(図1)
売建て分(平均値)\4,850/800株
買戻し分(一括) \4,610/700株
残し分 \5,000/100株
実は、この“残し分”は、この先、更に“下値”(\4,000〜\4,200)に向かう(かもしれない?)ことを予想して、その時の為に残してある。(図2)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
当初の目標(年間百万円)から考えると、7か月でおよそ+四十七万円だから...おっ!と、結構な進み具合なのかもしれない?!
元々、そんなに儲けられる筈は無い!と思っていたから、(自分でも)一寸、意外な感じ!
...大きく稼げたのは、“ボラティリティ/値振れ幅”の大きな「さくらインターネット(3778)」を選んだからでもあるが、それ以上に大きいのは、現状は“異常な高値に感じられる”ことや、その値が“次第に低下傾向にある”ということではないかと思っている。
更に、100株単位で売買出来るから、(良くないと言われている!?)難平(ナンピン)という考えではなく、(売りなら上へ)「ベース/平均値」を動かすという考え方で、売買するのが、(大きくは稼げないが、)“ちょびちょび稼ぐ”には良い方法なのかもしれない。
『ハードル選手の投資』/インベストメント ハードラー 読む 「令和七年二月十八日 (2025/02/18)」
![図1:『インベストメント ハードラー』 為末 大著 2006年7月 1刷 株式会社 講談社 [over]→図2:その中身の一部](fig/edp0218a.jpg)
+++ プロ陸上選手の収入源 +++
先日から、適時の“買戻し”をミスって待機ばかりなので、“暇つぶし”に、一寸毛色の変わった本を見付けて読んでみた!
『インベストメント ハードラー』 為末 大著 2006年7月 1刷 株式会社講談社 \1,600(税別)(購入\220税込み)(写真1)
著者 為末の“名”を見て、“あぁ!そう言えば、オリンピックに出たハードル競技の陸上選手だったなぁ!”と思い出した。
...そんな人が何でまた、投資なんかに関わったの?と、始めは疑問だったのだが、読んで行く内に、なるほど!と納得が行った。大変、“自己”に厳しい人らしい話だった。
欧米では、“プロ選手”の多くは、大会で出される賞金やスポンサーからの支援金だけが“生活収入源”になるから、“上位入賞”をする為に、真に“死に物狂い”になるという。(我々日本人には、中々考え難い生き様だが)
この著者も、一時はある企業に身を置いて、選手生活をしていたけれど、欧米で開催される大会へ出掛けて、そうした“プロ選手”の厳しさ、凄さと対比して、“企業お抱え選手”としての自分への違和感が嵩じて、遂に“プロ選手”として独立したそうだ。
元々、経済学部出身ということもあって、株や投資などもよく勉強されたようだが、“スポーツ選手をバックアップする投資会社:APF”の此下会長との“出合い”があって、生活資金を得る、増やす手段を手に入れることが出来たそうだ。
そうした中で培われたのだろうか?この著者は、「投資」と言うものは、(その)国に役立つ投資でなければ意味がない!とか、「デイトレ」(的な発想)は、好ましい方法とは思わない!とか、なかなか厳しい(/古風な)考え方をお持ちのようだ。(写真2)
(別の話題で、以前の記事1、記事2、記事3などにあるように、APFの此下会長は詐欺事件で告訴される話/可能性?があったとか、らしいが、その後どうなったのやら?)

...確かに、「デイトレ」などは、刹那的で、ほゞ賭博的な行為でしかないかもしれないが、反面、その活動で株価が高騰すれば、企業の価値が上がり大型投資を呼び込み易くなって、企業規模を拡大して行くチャンスが得られるとしたら、一概に、それが“悪いことだ”とは言い難いのではないかとも、思う。
...只、そうした「デイトレ」(の戦場)に不用意に参加した(中長期狙いの、純な)一般投資家達は、単に投資資金(の値差分)を巻上げられるだけになろうが、それもまた、“自己責任”ではある。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
その「デイトレ」の話だが、左図のような2/17の「さくらインターネット(3778)」の“値動き”は、大変興味深かった!(図3)
前半、\4,700を超えて\4,800にも迫る勢いだったのに、終わってみれば、前日比\20安の¥4,635だって!
...実情は知らないが、想像するに、(大口・機関を含む)「デイトレ諸氏」が動いて、ホレホレ!と買い値を上げてみたが、期待したほどには、“イナゴ連?”が付いて来ず。
出来高が増えないから、“高値蓄積・維持”が出来ず。
デイで買い上げた分を売り戻すに連れて、値も素直に下がらざるを得なくなって、結局、前日よりも値が下がってしまった!という話ではないのかな?
中期 株売買 買戻 「令和七年二月十五日 (2025/02/15)」
![図1:下降トレンドに入ったか? [over]→図2:\4,630〜40は予測出来ていた!](fig/edp0215a.jpg)
+++ \4,620 買戻し失敗! +++
「さくらインターネット(3778)」の“売建て分”を、そろそろ手仕舞いしようか、と“値決め”をして待っていたのだが、ちょっと欲ボケをかました為に、失敗してしまった。
実は、事前(2/13)に、2/14の最安値は\4,630〜\4,640の範囲だろうと予測した(図2)までは良かったのだが、ほんのちょっと欲を出して、\4,620で待っていたってこと。
(2/14の最安値は、¥4,625だったから、惜しい!)
しかし、近くまで、2度も下がっては来たものの、また騰がってしまって、結局は届かず。
...仕方が無い。来週、もう一度挑戦(/待機)だ!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
“手製日足チャート”(図1)では、先月末(1/31)の急騰後、\5,000水面間際でアップアップ状態だったのが、今週後半から「下値支持線」を下へ抜けたようなので、恐らく、暫くの“下降トレンド”に入ったのではないか、と思う。
(今は、大口・機関を含めた“デイトレ諸氏”の独壇場になっているような気配!?)
...只、3月に入ると、(例によって)“権利確保狙い”(配当\4+Quoカード位だと、意味があるのかどうか、分からんが)の買いが入り、それに伴って値が騰がるか、あるいは、年度末の“売上アップIR”などによる“株価アップ期待”で、“上昇トレンド”(騙し上げ?)になるかしれない。
(でも、“金魚(きんとと)”はもう、“\5,000水面”から上へは飛び上がれないかも。理由不明)
...振り返ると、1/31には窓を開けずに+\600もの値騰がりをしたから、その“反動”が何らかの形であっても可笑しくは無いはず。
だから、ヘンに中途半端な\4,620なんかで待たずに、むしろ、狙うなら\4,520辺りで待つ方が良いかな、と思ったりもした、が。
いやいや!“急落”は“急騰”と同様で、何時起きるか、全く読めない!...(買い持ち側からすれば気が気ではないだろうが、売り方側からすれば、)やはり、あの反動は、4月以降に“ゆっくりした下降”として出て来る、と見ていた方が無難だろうな。
『賢者の投資、愚者の投資』 読む 「令和七年二月十四日 (2025/02/14)」
![図1:『賢者の投資、愚者の投資』 山崎和邦著 2015年12月 1刷 日本実業出版社 [over]→図2:その中身の一部](fig/edp0214a.jpg)
+++ 株取引/相場の哲学 +++
以前、“即戦力的”な種々の株取引本を買って読んでみたが、今回は、甚だ重そうな“哲学的”な本を「BOOK-OFF」で見付けたので、買って来て読んでみた。(写真1)
『賢者の投資、愚者の投資』 山崎和邦著 2015年12月 1刷 日本実業出版社 \1,700(税別) (購入:\220税込み)
“哲学”と言うから、余程読み難いのかなと思っていたが、そんなことは無くて、至極読み易い。
深刻過ぎることもなければ、軽佻浮薄でもないが、知的好奇心を満たせる、一種の“面白草紙”とでも言えようか。
(そんなに言い方は、著者に失礼かもしれないので、もしそうなら、平にご容赦!)
内容については、割合多くの人(投資家、投機家)に知られていると思われる項目も多い。
例えば、「人が市場で誤りを犯す心理的要因14のケース」(写真2)では、
“そう言われると、確かにそうだな!”と、思い当たる、つまり、“株あるある!”だな。
「(10)メディアに誘導されて錯覚する」などは良くあることで、『株探』などで“今が、買い時!”とか書かれていたりすると、ついその銘柄を覗いてみたくなり、(余裕があれば)時には売買に参戦したくなる、かも。
ま、書いてる方は、当たらなくても、“全て、自己責任で!”だもんな。
...と言うことは、多くの人は皆(当方も含めて)、“愚者の類”か?!(苦笑)
当方は、この本で、多くの“時間待ちの無聊”を慰められた/凌げたのが有難かった♪
中期 株売買 追売 「令和七年二月十一日 (2025/02/11)」
![図1:\5,000のライン(自製チャート「さくらインターネット(3778)」) [over]→図2:Yahoo!ファイナンス週間チャート](fig/edp0211a.jpg)
+++ \5,000で追売 +++
本来なら、\5,000を越えた後、下がって来る途中で売るはずだったのだが、どうも上昇に勢いが無さそうなので、もしかしたら、この辺りが、今週の“天井”ではないか?!と感じた。
それで、思い切って“追加売建て”をしてみた。
◎追加売建て:\5,000/100株(2/10)
売ベース/平均値:\4,850/800株
勿論、未だこの後、どのように変化するか分からないから、身構えてはいる。
例えば、昨年(2024)の11月10日辺りのように、一旦下がってから、突然、急騰することもあり得るから、そのつもりで居なければならない、と思っている。(図1)
でも、あの時は一時的な値上がりだったから、(今となれば)“さして恐るるに足らず!”と言えば言えるんだが、それよりむしろ、(売り方にとって)嫌なのは、今後“緩やかな勾配で、右上がりに騰がって行く”ことかな。
チャートから考えると、休日明け(2/12)は、(急な反転・再上昇もあり得る、が)何時ものように、“寄り天”から、波打ちながら下がるべくして下がって行く感じが強い!(図2)
(...2/12は外れたが、2/13には予想通り!)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
最近、「YouTube」上でも、“AIを活用した新しい商売の話”をあれこれ見掛けるようになったから、それなりに、「データ・センター」の需要は増すだろう、と思う。
それらに対して、「さくらインターネット(3778)」が、(他を押しのけて)需要を確保して行ければ、売り上げも伸びるだろう。
只、どれだけ、“シェア”を確保して行けるかは、未だ分からない。
...似たような事例/パターンとして、“ネット証券”として「松井証券」が、以前はかなり先行していたように思うが、現状では、何とかランキングなどを見ると「SBI証券」、「楽天証券」などに、“力負け”していることは否めない。
「さくらインターネット(3778)」が、それと同じだとは言えないが、「SB(ソフトバンク)」や「楽天」(...IT業界だと「AWS」や「Google Cloud」などらしい...)のように「ソフト(販売網・商品群)+ハード(設備)」を持つ側に対して、「ハード」だけだと、矢張り、多少“劣勢”にならざるを得ないような気がするが、どうだろう?
...まぁ、そうした状況がはっきりするまでは、これまでのように“ファイブ・バガー”、“テン・バガー”の夢を追っ掛けている投資家/投機家たちは、その夢を追い続けるのかもしれないから、余程の“マイナス要因”が発生しない限り、今の“株価”が急落することは考え難い。
...だけど、“贔屓の引き倒し”ってこともあるからなぁ。(苦笑)
中期 株売買 予感 「令和七年二月十日朝 (2025/02/10)」
![図1:月足・出来高での類似は?(Yahoo!ファイナンスの「さくらインターネット(3778)」) [over]→図2:週足上・同じ時期での比較は?](fig/edp0210a.jpg)
+++ 出来高、時期を比べる +++
様々な、“株”に関する書籍などや実体験から得た知識を、次のように纏めてみた。
*現在の“株価”は、全ての原因(経済環境や現況、個人や集団の欲望など)を網羅済み。
*(個人、プロが)勝ち続けられる“確率”は、およそ“数%”である。
*“株価変動”に“周期性”はあるが、むしろ“突発異常”や“白色雑音”の方が大きくて多い。
*“株式市場”に“合理性”などは無い。あるのは“感情”と“勘定”のカオスばかり。
*《格言》『相場の上げに理外の理あり。下げにそれなし。』
以前、“株価”の周期を調べてみようと、株価を“フーリェ展開”した例を拝見したり、自分でも計算・展開してみたことがあるが、顕著なのは、“5〜7日毎のピーク”くらいで、雑音だらけの波を上回るような“有意ピーク”は出なかった。
で、今回は、別の見方で“繰り返しパターン”を探してみた。
「月足チャート」で“出来高”を比べると、似たような“推移パターン”が見付かる。(図1)
これから想像すると、次月(2025年3月)から、“出来高”が増えそうだし、それに伴って“株価”も上昇しそうな気配が感じられる。
しかし、「週足チャート」(図2)の方で、同じ3月期での株価を比較してみると、“株価の変動”には、随分差が有りそう!
つまり、昨年に比べて、今年の“値の上下動”は、(“取引高”の割には)あまり大きくはないかもしれない。とは言っても、“値が騰がる”、あるいは“高値の持続”は間違いなさそう。
...だが、果たして「\5,000の壁」を突破出来るのかなぁ?
...まぁ、過去の例から考えれば、越えるにしても一時的だろうけど、時には“理外の理”ってのもあるから、ワカラン!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
こうなると、(中期の「売り方」には難しい/辛いものがあるが、)ピークで更に売り足すか?あるいは、出来るだけ安値の時に買い戻して手仕舞いするか?
はたまた、途中で耐え切れずに下手な損切りをするか?あるいは、3〜4月期を耐えて越えるか?(苦笑)
...これから暫くは、(苦手だけど)“勘を働かせながらの様子見”と“素早い決断”が必要だな!
中期 株売買 傾向 「令和七年二月九日 (2025/02/09)」
![図1:Yahoo!ファイナンスの「さくらインターネット(3778)」株価日足チャート [over]→図2長期日足チャートの一部抜粋](fig/edp0209a.jpg)
+++ 株価の習慣性? +++
近頃の「さくらインターネット(3778)」の株価は、どうやらトレンド/傾向を変えて、これ迄の「下値支持線」にはもう接触せず、逆に「上値抵抗線」を(継続して)越えてしまったようだ。(図1)
これは、3月末の“好ましい決算報告”と“4円+Quoカード権利獲得”を期待して、多くの“お客さん”が(現物を?)買い上がっていることを示している...のではないか?と思う。
それに対し、(意図は分からないが、)大口・機関の中で売り浴びせている所もあるようだ。
で、“貸株不足”になって“逆日歩”が付き始めているが、“値の安定化”には効いている?!
となると、去年のような“ビックリ急騰”などは無いにしても、2月〜3月に掛けて、昨年と似たような“値動き/上下動”になるのかもしれない。(図2)
やはり、この期間は、あまり“下値”を期待することは難しいだろうな。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
...はて?売りのベース/平均値を、もう少し上げておくべきか?
●平均値:\4,828.6/700株(1/31〜2/8)
他方、4月以降には、かなり値が下がるはずだと読んではいるものの、そろそろ(一種の)“退屈感”を感じ始めているし、(バイオリズム的?にも)それまで気力が保てるかどうか?
今から思えば、1/19〜1/20辺りで、欲張らずに処置しておけば良かったのに!と、反省中。
教科書には、「素人は、利が乗っているのに、利益確定するのが早過ぎる傾向がある」とか書かれているのを真に受けて、安直に乗ったのが拙かったというべきか。(苦笑)
それに、“(現物)買い玉”と違って、“(借物)売り玉”は(順次、新しいのと入れ替えたとしても)、あまり長持ちするものでも無さそうだから、此処はよ〜く考えたい。
中期 株売買 上昇 「令和七年二月八日 (2025/02/08)」
![図1:Yahoo!ファイナンスの「さくらインターネット(3778)」株価チャート(2年間分) [over]→図2:Yahoo!ファイナンスの日足チャート](fig/edp0208a.jpg)
+++ 上昇圧強し!? +++
「さくらインターネット(3778)」の株価は、(予想に反して?)ほゞ“押し目”無しで、2/6、2/7と上昇して来た。(図2)
これは、もしかしたら、外国人投資家達の参戦かな?と思って(5分足を)見ていたのだが、(素人ゆえ、)真相は分からず。
しかし、\5,000強で停まってから反転する処などはこれまで通りで、“値幅が、\5から\10に切り替わる”のを嫌った所為ではないか?と、何となく面白かった!(これって、AI差配?)
(が、また“逆日歩”が付いちゃったようだ。ついでなら、もう“空売り禁止”にすれば?!)
今後の“値動き”だが、長期的なチャートを診ると、余程の新発見か新発明か新開発でも取り込まない限り、(“先行性”で吹き上がった)過去のような高値にまでは、もう騰がれないだろうと思う。(図1)
それに伴って、株価も次第に(下方へ)落ち着いて来るだろうと思っている。
とは言え、まだ々々油断は禁物なので、一応、\5,500辺りまで騰がる(かもしれない)ことは見込んで、準備はしておく必要がありそう。
...それにしても、先週(2/3〜2/7)のように、酸欠水槽での金魚のアップアップ状態ってな調子だと、水槽内で華麗に泳がせられないぞな!もしも、水面(\5,000)より上、空気中に放り出すようなことをすれば、金魚(とと)、直ぐに自滅してしまうがな!(冗談)
...はてさて?こんな“板挟み状況”で、この先どうなることやら?(図2)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
先2/6は、勢い良く騰がって来たので、何となく\4,900を追加で売った。
●追加売建て:\4,900/100株(2/6)
更に、翌2/7も、休むこと無く騰がったから、(渋々?!)また、“追加売り”をした。
●追加売建て:\5,000/100株(2/7)
これで、売ベース/平均値:\4,828.6/700株となった。
...しかし、これらの“追加売り”は、“売建てベース/平均値”を上げるのにはあまり効果的ではなく、気休め程度にしかならなかったので、出来れば、早い内に処分したい。
ベースを上げるなら、\5,100や\5,200辺りまで待つべきかもしれない。(...でも、それも、今は望み薄だしなぁ)
中期 株売買 急変 「令和七年二月五日朝 (2025/02/05)」
![図1:Yahoo!ファイナンスの「さくらインターネット(3778)」株価チャート [over]→図2:Yahoo!ニュースの記事](fig/edp0205a.jpg)
+++ 急騰&急落 +++
「さくらインターネット(3778)」の2/4の値が、上髭を付けた後、下落。
丸で、昨年10/30前後の値動きを、上下を圧縮した“ミニ版”で再現したような感じ。(図1)
“窓開け”も無いし、“高値”も中途半端で「上値抵抗線」を大きく超えるでもなかったが。
...と言うことは、もしかして、“ミニ仕手”の失敗か?...以下は想像だが、
SB 孫氏の「OpenAI」との合弁会社の話(図2)を、“プラス材料”と勘違いして、買い上がったのかもしれないが、(それを疑った?)個人投資家達の“買い反応”が、あまり芳しくはなかったのかな?(笛吹けど、踊らず/らされず?!)
出来高は760万株超あったようだから、あるいは、大口・機関同士の“仕手戦”もあったのかも。
それは兎も角も、やはり、中期トレンドは、まだ“下降傾向”だと診て良さそうだ。
(尤も、昨年の値動きを、またトレースするとしたら、もう一度、“押し目”の後に“急騰ピーク”があるかもしれないが、果たして、更なる“高値”は期待出来るのか?)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
今回の上昇のお陰で、予定通り、2つ“追加売建て”が出来た♪
売建て:\5,000/100株(2/4)
売建て:\4,900/100株(2/4)
売ベース(平均値):\4,780/500株
...明らかに、今は“夢と希望の株価”であって(いずれは、それになるだろう)“実際の妥当値”ではない、と思うのだが、他の多くの投資家/投機家達は“そんなの関係ない!”と考えているかもしれないから、もう敢えて“底値”は想定せずにいる。
ある程度の“儲け”が出るようになれば、順次、適当な玉から手仕舞いして行くつもりで、値に付かず離れずで、上値、下値を追い掛けながら、愉しんでいる。
中期 株売買 急騰 「令和七年二月二日 (2025/02/02)」
![図1:急騰した「さくらインターネット(3778)」の株価 [over]→図2:「現金残高」](fig/edp0202a.jpg)
+++ 大ボラだ!?(+\505!) +++
(詳細は知らないが、)1/31 12:30前の“決算発表の効果”なんだろうけど、後場の寄り付きから、「さくらインターネット(3778)」の値が急騰した。
(きっと、三十数%かの増収・増益だったのだろうけど、)それが好感されたようで、前日比+\505もの値上がりだった。(まぁ、仕掛けられた“大細工”(?)だろうが)
“出来高”も一千五百万株強で、前日の約10倍!(前日の“逆日歩:0.15”が、当日は消えた!)
日足チャート(図1)を見ると以前に描いていた「上値抵抗線」を僅かに超えたようだが、この後、果たして、更に上へ行くかな?
でも、上髭が出ているので、もうこれ以上は、勘弁な!という合図かもしれない。
それに、過去の“値動き”から考えても、少し騰がった後“次第に落下”の可能性が大きそうだ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
実は、この“急騰”を、暫く眺めていたのだが、“逆日歩”が消えたこともあって、ついうっかりと途中で手を出して、「\4,600/100株」を“売建て”てしまった。
この後、更に“値上がり”していったので、\4,800/100株(1/31)を追加で売建てた。
(後、追加で\4,900/100株、\5,000/100株を予定していたけど、其処までは届かず)
...だが、「\4,600/100株」の分は、売り持ちベース/平均値を上げる効果も少ないし、“やはり、無駄だ!”と思ったので、後の“押し目”の時に、\4,570/100株で現物を買って“現渡し”をして、その分だけキャンセルした。
結果、売建て平均値/ベース:4,666.7/300株になった。そして、「現金残高」は目糞ほど増えたけど。(図2)
...今回は、利益確定する前に、“含み損”になってしまったが、今は我慢!!次の“深谷”までの辛抱だ!(人生、山あれば谷あり。苦笑)
ところで、今回の“急騰の予兆”などは、無かったのだろうか?
![図3:1/30までの6次多項式曲線 [over]→図4:1/31終までの6次多項式曲線](fig/edp0202c.jpg)
+++ 多項式曲線では、予兆があった! +++
実は、気にはなっていたのだが、(下値ばかりを追っていたので)敢えて無視していた“曲り”が、1/17頃から見え始めていた。(1/17記事)/(1/17曲線)
更に、1/30には、5次、6次(多項式曲線)共に、急峻に上に跳ね上がっていた。(図3)
それでも尚、無視し続けていたのだが、やはり、現実に、1/31後場から急激に跳ね上がったわけだ!(図4)
...では、今後、何処まで騰がるかの予想は?
それは(原理的に)無理というもので、この曲線は、何時、どれだけか、という定量的な数値を示す能力は、あまり無いようだ。
...まぁ、そろそろ、上向きか、下向きになるか?と“向きを予想する道具”としてなら使えるかもしれないが。