[040927]

C-750超ズームを、買いました.

連休中のイベント(運動会)用に、遂に10倍ズームのデジカメ(OLYMPUS C-750 UltraZoom)を買ってしまいました。訳あり中古\22,500税込。
平時、屋外の風物撮影にはCANON PowerShot A50を多用していますが、ズームが3倍までなのと連写機能が無いので、運動会での撮影では非力さを痛感していました。
(8倍ズームのCASIO QV-2900UXも、あるにはあるのですが...最下欄参照)

購入前には色々条件を考えていたのですが、結局コンパクトさと値段の安さ(だけ?)に釣られてしまいました。記録メディアは、とうとうxDというDuoよりも更に珍奇なものになってしまいましたが。(x_x;?

運動会で“ズーム使いまくり”などで撮影してみたのですが、光学ズームの範囲内では画質もそこそこ維持できているので、このカメラ、結構気に入りました。
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購入前.
通常の静物写真なら、3倍ズームでも十分間に合います。(それ以上アップしても、そんなに面白い写真は撮れない?)
しかし、運動場内の生物写真(?)はターゲットをアップにしないと、何を狙って撮ったのか分からなくなりますので、やはり10倍位は必要だと思います。(以前は近くまで寄って撮る厚かましい人種もいましたが、そんな無礼な真似は当主には到底できませんし、それに最近ではPTA側のガードも固くなっていますから)

新品は予算面でとても無理なので、中古品をWEB上で色々物色していたのですが、何と云っても現物を確かめるのが一番。で、大阪・日本橋へ行って、探し回りました。
この方法の問題点は、予め決めていた条件が、簡単に吹っ飛ぶ事です。“ん?\57,000が、\22,500?コンパクトだし、安いぞ! 買った!”
(ついでに、128MB xDカードも\4,000で購入。が、親切な店員さんの勧めで、合法的(?)に\5,000がとこ値引相当をして貰いました。w(^o^)w)

値段が安かった理由は、「レンズにゴミ」。目を凝らして見ると、確かにレンズの間に細かい埃が付着しているのが見えます。でも、こんなのは写真には写らないはず。それで、思い切って即決したってわけ。

購入後.
実はそれよりも問題だったのは、ビューファインダ(VF)上のゴミで、これは後で判明。一番目立つのは、中央左の丸い黒点で、多分VF液晶面内の欠陥?それと、時々現れて、筐体を叩いていると落ちて消える半透明のヘンな小ゴミもあります。
(因みに、裏面の「液晶モニタ」の方は、欠陥も無く奇麗なもんです)

ファインダ内のゴミ、眺めているとやはり気になるので、サービス・センタに電話で尋ねてみたら、「ゴミ掃除は、修理扱い」だそうで、約10日間預かり、約1万円必要との事。馬鹿々々しくて、あっさり断念。
現場で撮影している時には殆ど気になりませんので、まっいいでしょ!

別の小さな問題として、外付けフラッシュ用の「ホット・シュー」部の目隠しカバーが欠品でした。
これは、厚さ2mmの緑色(半透明)アクリル板を17x19mm2に切り出し、端部をサンドペーパで微調整研磨してきちんと嵌め込めるものを自作しました。

また、ハンド・ストラップは元々付いていないらしいので、有り合せのものを付けました。これがないと機動性ががた落ちになるので、必須。
(首からぶら下げるベルトは付属していましたが、これは走るとカメラが飛び跳ねるし、収納用ソフト・カバーもあまり好きではありません)

メディアとバッテリ.
記録メディアは、多種手持ちがあるのでCFを考えていたのですが、本体価格優先になってしまったため、ヘンなxDになってしまいました。(ヤレ、ヤレ...)
16MBが付いていましたが、取り敢えず128MBを買い足して、標準解像度(2288x1712ドット2)で130枚撮れるようにしました。
このメディアは、容量は8GB位まで考えられているそうですが、電極が18端子と多い上にそれらの露出度も大きいので、指で触って静電破壊する機会も多そう。(注意せねば)
今は、データの吸い出しは、カードを抜かずにもっぱらUSB経由でやってます。(挿せるアダプタが無いせいもある)

バッテリは、単3型4本。比較的新しいのを入れて、朝9時頃から午後3時過ぎまで半日、電源を入れたり切ったりしながら(後ろのLCD画面は、偶に不用写真を削除する時以外は、あまり点けずに)約120枚を撮影したら、夕刻には「電池交換」の警告が出始めました。

使い心地.
今まで使って来たPowerShot A50の応答が鈍くて困っていたので、このC-750が救い主になるか?と期待したのですが、残念ながら「単写」での鈍さはそれ程変わりませんでした。
ただ、「連写」が上手く使えれば、撮りたいシーンを逃がさないで済むかも。(今回は、不慣れもあってあまり利用せず)

半日片手で保持してみて気になったのは、長時間のグリップには適さない感じ。握り心地は悪くないのですが、長い時間握りっ放しでいると、手が疲れて来ます。これは、重さ(400g電池込み)のせいもありますが、指がスリップし易い表面加工だからではないかと思います。もっと粗い梨地か高摩擦シート張りなら、もう少し楽かな?

これのズームは光学の10倍が限度みたい。デジタルで無理に上げるとボケが出て来ます。(説明書にも、書いてある)
遠い看板の文字など大きいズーム倍数にして見るのですが、ファインダでもモニタでもさっぱり読めず(後で、PCで画を出せば何とか読めますが)。まぁ、そんなものを拡大して写すのは、意味無さそう。(右の写真(部分)は、ズーム最大(40倍)で撮った約700m先の約1.5mx2m角の看板)
多分、デジタル・ズームにはもっと別の上手い使い方があるんだろうと思います。

それと、ビューファインダも(モニタ同様)液晶表示なのですが、これはズーム・アップした時の画の不鮮明さが問題です。
実際はクッキリ見えてもいいはずのアップした文字や人の顔が、液晶の解像度の低さ(粗さ)のせいで、(「視度調節ダイアル」は最適状態でも)ボケて見えます。それでついつい、もっと合焦するのを待っていたりして。
ズーム連動型の単純な光学ファインダが欲しいのですが、構造的に難しいのでしょうか?


QV-2900UXの事
どうも、この首振り型カメラと当方とはあまり相性が良くないようで、先日も久し振りに丸半日こってり使ってみましたが、後で見たら撮影した殆どのカットが露出とレイアウトで失敗していたので、それ以来使う気が失せてしまいました。

青空が少ない天気だったのですが、広々とした山の上で撮った景色の大半が露出不足で暗かった。他方、日の光が当たっている風景だと露出は普通なのに、なんでぇー?(A50だと、曇り空でもそれなりにちゃんと適正露出してくれるのに!)
それに、直の目線で追っ掛けずに液晶画面でレイアウトを決めると、後でどうしても追加のトリミングが必要になるのも不満のひとつ。(慣れの問題なんでしょうけどねぇ)

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