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[2018年7月23日]
Webカメラの非自在脚を、改造 

屋外カメラ6台の映像並走が出来るようになったが、MS製の1台を除いて、いずれも可動型LogicoolV-UCC22V-UU22)なので、立ち上げ時に毎回、視線方向のセッティングが必要だし、雨露が溜まり易そうな構造なので心配。
出来れば、これらのカメラを固定型に替えて行きたいと考え、並走出来そうなカメラを物色して来た。

可能性のあるカメラとして、Logicool製のC210V-U0019),C270V-U0018)を検討してみて、C270が、1〜2台程度なら混合して並走させられそうだとみた。
多分、全機これに置き換えれば、5〜6台は安定して並走させられるのではないかと思う。

ただ、該社のツールでは、C270,C210系では“諸設定(「明るさ」や「コントラスト」など)”が出来るのは順列最後の1台だけのようなので、多台数の場合、全カメラの“諸設定”をどうするか?が課題。
V-UCC22系の方は、個別に“諸設定”が出来るだけに、余計に悩ましいのだが。

このカメラを、屋外に据え付けるには、現状の脚部(果たして脚か?)では、あまりにも視線方向の非自在性/不自由度が大きい!
限られた上下にしか動かせない/左右に向ける機構は一切無しだもんなぁ。(図2<クリック>上側のC210の首部)

そこで、もう“多数台並走用”としては使い物にならない“3Dカメラ(CS-3DW300)”の脚部とその周辺を切り取って、C270の台座部に取り付けた。(図1)
下の白色クリップは、百均グッズの「磁石付きクリップ 小」で、其処の接着は百均グッズの「瞬間接着剤」だ。

で、今回やっと、クリップへの“正しい取り付け方”が出来た!
今までは、反対側(磁石板の無い側)に取り付けていた為、全体の“坐りの悪さ”が難点だった。
カメラには“左右回転の機能”の代わりに、“ビス留め構造”にして、左右に動かせるようにしていたのだが、今回は、その必要が無い。
(尤も、磁石板側に孔を開ける気があったら、どうにでも出来ただろうけど、それに気が付くのが遅過ぎ)
 
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+++ 切断&流用 +++

“「3Dカメラ」から機構部の一部を譲り受けて、「C270」を、視線の自由度を増やす構造に改造する”という目論見で眺めてみたのだが、一部どころか、大部分を取り替えた方が早そうだった。(苦笑)
でも、「C270」の外装/ケースは、そのままにしておこうと考え、切り詰められる処まで切り詰めた。(図4<クリック>

切断には、糸鋸や金鋸でも構わなかったのだが、幸いリュータ用の回転刃(百均グッズ)を買ってあったので、これで(楽々?)カット!
これは、簡単に切り込んで行けるのだが、切り屑が粘り付くので、多少の小細工(?)が必要。

こうした便利工具を使うと、作業が捗るので、あれこれやってみたくなるのだが、今回は「(クリップを含めた)幅揃え」と「固定のし易さ」に絞って、削り出した。(図3)

+++ 接着・固定 +++

削り出した台座部群を、「C270」に取り付けるのに、今回は(大昔に買った)「セメダインABS用接着剤」を使ってみた。
最近は、(百均グッズの)瞬間接着剤を、便利に多用しているのだが、ふと覗いた棚の奥に、この「ABS用」があったので、“コレ?コレ!”ということで。

これ、予想外に速く固着するし、固定力も結構ありそう!(図5)
試しに、「望遠レンズ」をクリップで噛まして取り付けてみたが、その重さにも耐えて、首を垂れてしまうことも無く、しっかり保持出来ている。(図6<クリック>
むしろ、「C270」側に残してある回転部の方が、緩過ぎて首が垂れそうになるので、其処に接着剤を垂らし込んで固定しなければならなかった。
こんなことなら、「C270」の後ろを“面一”にしてしまって、其処へ「3Dカメラ」の後部をペタリと貼り付けた方が、しっかり固定出来るかもしれない。

次の分から、そうしようかと思い掛けたが、ちょっと待てよ!
...このタイプ、USBラインに複数台繋ぎ込むと、“諸設定”が出来るのは、1台だけに制限されてしまう恐れがある。
この問題の解決方法が見付けられなければ、多数台を並べて使うのは考えものだと、今更ながらに気が付いた...!?


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