[100918]

無線LANの信号強度を、チェックしてみました

以前、54Mbpsの無線LANカードを使うために、AP(アクセス・ポイント)をAirHawkに替えたのですが、その後、家人から“メールが来ない!”(つまり、無線LANが接続出来ていないの意)とクレームが出たので、慌てて、(安定していた)AP-MN7530に戻し、以降そのままにしていました。

しかし、このままでは54Mbpsの方が使えないので、試しにAPモニタを使って、状況(APの信号強度)をチェックしてみました。
左写真は、PC位置でのAP-AirHawk11b=11Mbps)の信号強度で、強度19単位不明
他方、AP-MN7530(11b)に戻した時の信号強度も、それほど変りはないようです。強度17(左上写真<クリック>)これを見ると、AP-AirHawkの送信能力の方は、問題無さそう。でも、受信感度の方は不明。

通信が途切れるって、AP,LANカード両方の受信能力にも関係するから、厄介ですね。
結局、現状では明快にならず。AirHawkでは安定に繋がらないので、やはりMN7530に戻しました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
AP側と距離概算
まず、AP-AirHawk11bの状況を調べてみました。

APの直ぐ傍での信号強度は、表示77でした。(左写真)
因みに、後で調べたMN7530も、AP近傍では表示70前後ですから、この値とそれほど大きな差ではないようです。
(尤も、この信号強度は、AP側の“送信出力”だけを表したもので、PC側からの“応答信号の強度”については不明)

次に、AP-PC間の直線距離を、建屋図面から算出してみました。直線距離で約6.3m(左上写真<クリック>)で、AirHawkの仕様 約80m内には十分入っています。
でも、木造1-2階間ですし、建築材の厚みや湿気、電波の廻り込み伝播などがどうなのかも良く分からず、単純評価は無理ですね。(推定ですが、木造1,2階間の実通信可能距離は、仕様の1/10ほどではないかと)
AirHawkの仕様
LD-WL5411/AP仕様伝送距離(屋内)2.4GHz-11Mbps(約80m)5.2GHz-54Mbps(約42m)他は省略

PC側の様子と信号強度
他方、1階に置いたPCはTP600で、挿してある無線LANカードWLI-PCM-L11GPは、もう随分長い間、AP-MN7530との間で、安定通信の実績があります。(左写真<クリック>は、MN7530からの信号強度、強度17

因みに、WLI-PCM-L11GPの仕様は、下表の如く“障害の多いオフィスでは約25m”だそうで、木造1-2階間だと更に短くなる可能もあるわけですが、これまでは殆ど問題なかったのに!
WLI-PCM-L11GPの仕様
WLI-PCM-L11GP仕様伝送距離(屋内)11Mbps時 屋内(1)50m11Mbps時 屋内(2)25m他は省略
※屋内(1):障害物の少ないオフィス、屋内(2):障害物の多いオフィス

しかし、APの方に送信馬力があっても、受信が弱い(つんぼの大声?)か、あるいは無線LANカードの方がへなちょこだと、相互通信が出来なくなる可能性が高いでしょう。

どうも、AP-AirHawkとは、安定に接続出来ないようなので、またAP-MN7530に戻して、54Mbpsへは再度出直します。

蛇足−5.2GHz接続
現在、AP-AirHawkTP600WLI-PCM-L11GP11b)とで、(辛うじて?)繋がっている上記の場所まで、TPX22AirPort WN-A54/PCM11a)を持って移動してみました。
(つまり、11a=54Mbpsが使えるかどうか、ですね)

結果は、残念!...通信が、道中/途中で途切れてしまいました。信号強度は、途中でもまだ十分だったし、上記の場所でも強度14位はあるのですが、接続不可!?(左写真&<プッシュ>&<クリック>)

やはり、電波の波長が短くなると、木造1-2階間でも届き難くなるようです。(周波数2GHzで波長15cm、5GHzで6cm)
おまけに、AP側の送信能力は十分でも、それの受信能力やPCカード側の送受信能力も問題ですね。

これから、今後、高速化を考えるなら、(パワーを増すのは嫌だし、木造1-2階間位は飛んで欲しいから、)11gに戻した方が良いかもしれないなぁと思ったり。(将に、時代に逆行です♪)
でも、LAN系ジャンクは、ホントに出たとこ勝負?ですから、どうなりますやら。(@,@;?

[表紙頁]へ  関連記事の目次へ  [一言板]へ