[20020721]

Libretto50Mの不動ジャンクが、生き返りました

先日、Sofmapで「電源が入らないLib50M(通称、ほほえみ君?)」を見付けました。思わず手に取ったのですが、値段が\4,800。
"何だ?この値段は!壊れているのに、こんな値段だなんて!"(?も然る者です。直せると見込んだ品には、高い値を付けるらしい)"ちょっと、高いなぁ..."

でも、誘惑には勝てませんでした。"どうせ、フューズが飛んでいるだけに違いない。直れば、儲けものだ!"ってんで、買って来ました。

開けてみると、ヤッパリ!フューズを補修したら、動き出しました。(ペン・ドライバなどは、まだ入れてませんが)
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物の状況

これには、ACアダプタとデカ・バッテリ、それにペンは付属していましたが、HDDや増設メモリはナシ!
HDDは、9.5mm厚ので何とかなるでしょう。しかし、増設メモリの方は入手にちょっと苦労するかも。後で、中古店を探したら、9千円近くもするので、ビックリ!)

外観やパネル表面は、まあまあ奇麗で、あまり草臥れた感じは無いようです。(と言う事は、この値段、ACアダプタ流用や外周部品取り用と見れば、"それなり"なのかな?)

どうやら、このマシン、使い込まれる前に昇天してしまったようです。こういうのは、直れば"掘り出し物"なのですが、逆に故障の原因になった理由は、再発の恐れがある危険なもの、かも知れません。

解体
解体手順は、色々なサイトで紹介されているようですし、実際やってみれば、取り立てて言う程の事も無いです。それに、Lib60と大体同じ構造ですね。(所々、簡略化されてはいるようですが)

外す時に問題なるのは、液晶ユニットへ行くフレキ(シブル・ケーブル)で、これがずっと手前(内側)にあることでしょう。だから、解体は、先にキーボードを外し、液晶ユニットへのフレキを外してから、本体の上下殻割りをした方が楽なようです。
(左写真:本体の手前、上側から順に、目隠細蓋、小ビス、キーボードで、この順序で外しました。目隠細蓋は、右端から爪等で、こじり上げれば簡単に外れます)

問題箇所と補修

取り出したマザーボードを裏返すと、電源ジャック(正しくは、レセプタクル?)の近くにあるフューズ(3.15A)が、直ぐに見付かりました。テスタで当たると、"断"!

しかし、これを補修するにも、手元には2Aのフューズしかありません。多分、それでも大丈夫だろうとは思いましたが、今度買って来るまで"代用芯線"を仮付けしておく事に。(ズボラは、危険なのに!)

フューズの右側のコイルがかなり高温度になったようで、周辺の基板が少し焼け爛れた感じがあります。内部に金属片でも落ち込んで、電源ラインの+-がショートして、大電流が流れたのでしょうか?
それにしても、こんなに焼けるとは!フューズの飛ぶのが遅過ぎたようですね。(やはり、2Aのフューズにしとこかな?)

仮動作
テストは、Lib60のHDDを外して来て、これで立ち上がるかどうかを見ました。結果は、左最上部の写真の如くで、メモリは内蔵の16MBだけなのですが、一応Win95は走るようです。

IOアダプタを付けて、シリアル・マウスを使おうとしましたが、何故かまったく言う事を聞いてくれません。仕方無しに、キー操作のみであれこれ操作。(そこそこは操作できますが、何せ慣れてないもんで)
後で、ゆっくりペン・ドライバでも入れますか。


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