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物事追及集 二〇一七年二月版



Visual C++ 2005  「二月八日」
『Visual C++ 2005 シニア編 林 晴比古著 Soft Bank Creative 2007年2月 1刷 ¥4,700+税』 (購入¥500税込み)

USBカメラ6台で看視系を作ってやろうと、それに必要なプログラム作りを始めたが、多少齧ったVB6の古びた知識では、VC++Express2008なるツールが容易には使いこなせない。
ネット上から、知識の断片を頂いて来て、一応のプログラム組み立ては出来ても、頭の中は“しっちゃかめっちゃか”状態のまま。
少し知識を整理したいと、(表題がVC++2005で、今始めたVC++2008に近いので、)この本を買って来たのだが、現状ではまだまだ“猫に小判”なのかも。

参考になったのは、「MFC」がネイティブ・プログラム(マシン語を生成)で、「.NET」がマネージ・プログラム(中間言語を生成)だという区別を教わったことだ。(序に書いてある。苦笑)
(実は、今までは、それらをゴチャゴチャ交ぜで、あれこれやっていたらしい。苦笑)

ネット上での「MFC」に否定的な話を鵜呑みにしていたのだが、それは“汎用的なプログラムの作成者”にとっては「マシン依存」は敬遠したいからの話であって、私のような個人利用のプログラム作成には、むしろ高速化が望める「MFC」の方を否定する理由は無いということらしい。
特に、看視カメラ群のUSB経由のシリアル・データを、取りこぼさずに拾って、タイミングよく複数画面に表示させるには、やはり、プログラムの高速処理・高速性が必要ではないかと思う。
次の看視カメラ・プログラム(第6次・第3弾)は、この本に沿って「MFC」系でやってみるかな?
ただ、VC++Express版では、「MFC」はサービス/サポートされないらしいので、便法はあるらしいものの、のめり込むのは、ちょっと躊躇している。



月刊 Hanada  「二月二日」
『月刊 Hanada 3月春風号 花田 紀凱責任編集 飛鳥新社 2017年3月 ?刷 ¥840税込み』 (購入¥840税込み)

今まで、月刊誌などは、週刊誌同様、殆ど買ったことが無かったのだが、孫息子と行った書店で、偶々、小川榮太郎氏の記事が眼に留まったので、買ってみた。

氏の『「電通鬼十則」どこが悪い!』という記事だ。
確かに、小川氏の主張されている通りだと思う。

日本人の働き過ぎは、罪ではない。残業は常識の範囲内だった。社長の引責辞任は下らない。などなど。
また、(激しい?)憤りも披露されている。
『死を利用して日本の労働習慣を脅し上げるなど見当違いも甚だしい。ところが残念なことに、その見当違いをよりによって自殺した女性の母親がしているのである。...母親の手記が公表され、朝日新聞に至ってはこれを一面に掲げた。上司命令による残業時間の書き換えは朝日新聞自身もやっていたはずだが。


元来、日本人(の遺伝子)は、菜食動物的な特性を持ち、その“働き方”において、短い瞬発力はあっても、長期間の強い持続力が無い傾向が強い。(精神的にも、しぶとさが無い?諦めが早い!)
だから、仕事をきちんと仕上げようとすれば、どうしても働く時間を長く/多くしなければ、グローバル化された現代の労働環境では、(肉食系の)欧米人達に太刀打ち出来ないのだ。

ところが、通常の人達は、もうそんなに働くのは嫌だ!楽をしたい!...けど、豊かな生活はもう棄てられない、もっと愉しみたい!と思い始めているようで、法律まで作って、労働時間を減らそうと(アサッテな方向に)努力しているわけだ。働かざるもの食うべからずは、誰の、何処の標語だっけ?)
それに輪を掛けて、よりパワーの少ない女性達まで、そうした(厳しいはずの)労働環境に入り込ませろ!と声高に主張して来ているのが現状。楽な仕事ばかりを望んで、結局、仕上げられる仕事量が減るのが、眼に見えているにも関わらずだ。

...今の日本の繁栄や豊かさは、只/無償で手に入れられたわけではないことを、皆が忘れた/知らないらしい!
戦後から高度成長期まで、しゃにむに働いて来た人達や組織のお蔭なのだということを。
ところが、そうしたことを、多くの(知識)人達や特に女性達は、無視して、欧米平等主義・自由主義を要求しているわけだ。
...しかし、そろそろ、豊かさの中に溺れ切っている私達が、思い出すべきは、“日本人は、常に身を粉にして働くべきなんだ”ということではないかな。


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