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HP nx9100を、買ってみました    *廃棄:2014年2月

安く入手出来て、修理して遊ぶのに手頃なノートPCが、段々少なくなって来ました。
でも、“少しマイナー機”や“一体型”のジャンクなら、何とか当苑の計画予算内に入りそうです。
このHP compaq nx9100もそのはずでしたが、競り合って、危うく予算オーバーに。(総費用\1,720送料、手数料込み)

これは、“電源が入らないジャンク”で、確かに直ぐ電源が落ちていましたが、事前にバッテリを“満充電”にしておけば、何とか動作を維持出来る事が分かりました。

念のため、怪しげだった電源ジャック部は、再半田で補強しておきました。
ただ、本体の分解が、結構厄介でした。
難しくはなかったのですが、組み立て方がかなりユニークだったもんで、意表外!

このnx9100は、相当大きくて、薄型の“小型トランク並み”です。でも、先日のFMV-LX50Mに比べると、まぁまぁの大きさに見えますね。(左上写真)
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“電源落ち”発生
電源が入らない/入り難い時は、“バッテリ不良”を疑うのは常識なのですが、このマシンは一応「バッテリ動作」も可能だったので、バッテリを付けたままで、ACアダプタで駆動しようとしました。

そうすると、負荷が重くなると途端に電源が落ちます。
何度試しても同じ。
始めは、ACアダプタの“電流容量不足”を疑って、2.4A、3.1A、3.4A、5Aアダプタと変えてみたのですが、あまり改善されず。(左上写真<クリック>)
仕様では、最大消費電力が120Wだから、20Vで6Aは必要?(幾ら何でも、これは多く見積り過ぎでしょうけど)

暫くACアダプタを挿しっ放しにしておいてから、電源を入れてみると、今度は落ち難くなっていました。
どうも、“バッテリ充電”に、内部の電力を横取りされると拙いらしい。(左上写真)
バッテリを満充電にしておけば、落ちない事が分かったので、当面、「運用」はこれで行きましょう♪ HDDは40GB、OSはWinXPにします。

DC電源ジャック部
ACアダプタを、あれこれ差し替えてみていた時に、プラグがどれもピッタリしないのです。充電ランプも、時々点いたり消えたりします。
中のピンが標準より細いのか、ピンが奥過ぎてプラグが届いていないのか、よく分からない。
後で開けて見たら、ピンが随分奥まっていました。

不幸にも、先っぽの長いACアダプタの手持ちが無いので、“20V,5Aのアダプタ”のプラグを、長いもの(約14mm)に替えました。(左写真<クリック>)

筐体を分解する
電源ジャック部の“半田付け緩み”も気になったので、分解して、状態を確かめることにしました。

この筐体の変わっている所は、裏側/裏板が一体物ではなくて、“小分け”にして外さねばならない事です。(左写真&<クリック>)
バッテリやHDDの下には、外さないといけないビスがあります。

実は、CPU放熱器部の蓋を外すだけで、“DC電源ジャック部”の周りが見えるようになります。
でも、残念ですが、半田面は裏側なので触れることは出来ませぬ!(左上写真赤丸

CPUと冷却部
順序からは、CPU冷却部を先に外さねば!と思ったけど、これが簡単には外れません。後で見ると、ペーストがべったり付いていて、それが乾いて固着していました。
実は、無理矢理引っこ抜いたので、CPUがくっ付いて外れて来ました。(左写真) そして、ソケットは固定側になったまま。

くっ付いたCPUは、細刃のドライバを叩き込んで、割るようにして外しました。(左写真<クリック>)

ところが、後で主基板を良く眺めてみると、CPU放熱部は邪魔なように見えたけど、ホントに外す必要があったのかどうか?少し疑問も!

電源ジャック端子の補強
主基板を外して、DC電源ジャック部の半田面/裏側を見たのですが、特に目立った欠陥は無さそうでした。(左写真<クリック>)

念の為、追加半田付けをしました。(左写真)
結果は...あまり、顕著な成果は見えませんでしたが。
(勿論、悪くも無かったけど。笑)

60Wの半田鏝を使ったのですが、この基板上の電源系パターンの熱容量はかなり大きいようで、半田を熔かす迄に時間が掛かったし、半田表面の仕上がり具合も、あまり良くなかった。

マシンの特性
WinXP上で見たHDBENCHALL値28Kで、CPUクロック2.8GHzにしては、すこし貧弱かな?(左図...力任せの高性能!?)

CPUにべったり付いていたペースト滓を取り除いて、新たにSiペーストを薄く延ばして塗ったのですが、その効果が知りたくて、Superπを計算させてみて、mobmeterで、CPU温度変化を見てみました。(左図<クリック>)

ペーストの塗り方に付いては問題無さそうですが、それとは別に、長時間負荷を掛け続けると、ゆっくりですが次第にCPU温度が上昇して行ってますね。
今回は、計算の都合で60℃で停まりましたが、“連日連続運転”だったら、何処まで上がるのかな?と少し気になりました。
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埃の塊
余談ですが、こうした分解をすると、見たくない/見なければ知らん顔も出来るはずの物も、嫌でも気が付きます。

それは、埃の塊!(左写真&<クリック>)

まぁ、ジャンクには、こうした汚れは当然のものですし、丁寧に掃除すれば綺麗に出来るので、当方は煩わしく思ったことはありませんが。(苦笑)

それにしても、このマシンには、埃が結構綺麗に纏まっていましたが、これは、もしかして“ファンの“風量が多い”/“風速が大きい”から?それとも、マシンが“置かれていた環境”のせい?

主基板の様子
変な話ですが、主基板を外す邪魔になったのが、FDD接続用フラット・ケーブルで、これに付けられた両面テープが、良く?くっ付き過ぎ!(左写真左上のフラット・ケーブル)

他の例だと、ビスの数を減らすのに“ぴっちりしたはめ込み法”のような構造的な工夫・細工のために、外し難さがあるのですが、それとはちょっと違ったみたい。(笑)
べったり張り付いていて剥がすのに苦労しました。

放熱域を分散させるためでしょうか、アルミ・ダイカストをたっぷりと使っていますね。
当初は、これを外さないといけないのかと思っていて随分頭を悩ましましたが、結局はそのまま付けておいても、問題無かった! 今回のDC電源ジャック部は、無事処置出来ました。

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