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[141214]

PC110 改造液晶パネルを、再チェック

先日、PC110の不良化した「液晶モジュール」の改造をしたのだが、“表示の色味”が良くなかった。
何か忘れていたり、見落としていたりしていないか?と考えたら、幾つか残っていたので、それらを再度確かめてみた。

バックライト(B/L)」と「液晶パネル」だが、それらがヘンだったら別問題になるので色々入れ替えて確認。 ...しかし、これらでは、芳しい答えは出なかった。(図1)
やはり、“色味の問題”は、これらよりも、「?位相差板」の方が、問題らしい。

私が「?位相差板」と思っていたのは、色々な解説を拝見すると、「色補正用補償シート」または「複屈折性高分子フィルム」と呼ばれているようだ。【解説1】、【解説2
確かに、“剥したシートの欠片”を透かしてみたら、(複屈折特有の)二重の透過像が見えていて、回転させると片側の像がそれにつれて回転していたのを憶えている!

どうやら、この「液晶パネル」で必要な位相差や方向が違うとしたら、先日買った「1/4波長板」(=140nm程度)では駄目なのだろう。
(もしかしたら、位相差=400〜500nm辺りが必要なのかな?)
兎に角、適した「複屈折板|シート」なるものを探して、それで試してみたいものだ。もう少し、調べてみよう!

当面は、この“剥がしパネル”は、「偏光板」と「レンズシート2枚」を新しい綺麗なのに変えて、“半動作品”として置いておこうと思う。(図2<クリック>
きしもとさんには、ご無理をお願いして“不良化液晶”を数枚頂戴したのだが、こんな不出来な改造品ですら収率25%弱、正常品は0%なので、“改良品”をお返したくても、果たせず。ゴメンナサイ!m(_"_)m 
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バックライト(B/L)の確認
表示色には、緑色・青色が不足しているような感じだが、こんなに色が偏っているのは、もしかしたら、バックライト(B/L)のせいではないかと疑った。

そこで、「白紙」+「現B/L」+「大型パネル用B/L」を並べてデジカメ(DMC-FX9)で撮影し、 ImageJ」というソフトを使わせて貰って、各箇所のスペクトルを調べた。(図4<クリック>

やはり、「現B/L」は黄色味が強い上に緑色や青色が出ていない。
一方、「大型パネル用B/L」は、むしろ青味が勝っている。

他方、「白紙」は、流石だ! ・・・ スペクトルは広がっていて、赤から青まで全域の色(反射光)がある。
(これで、撮影系−分析系の確かさが、そこそこ保証されているってことになる!?)

では、この「大型パネル用B/L」を使えば、緑色・青色が出せるかな?...とやってみたが、あまり...殆ど変わらん!
どうやら、“色味が悪い”のは「B/L」のせいでもなさそうだ。(図3)

液晶パネルの確認
次に、もし「液晶パネル」そのものが不良だったらどうか?を知りたくなった。

そこで、別の欠陥パネルに、「B/L」+「レンズシート」+「裏側偏光板」+「表偏光板」を全部移し変えて状態を見たら、やはり“同じ色味”だ!(図5)

此処まで来ると、やはり“元の「偏光板」”を使ってみたくなる。
酢酸臭のする元の「偏光板」を前・後に貼ってみた。 ...だが、殆ど“色味”は良くならない!
やはり、変質した“「位相差板」らしきシート”に秘密があるのだろうと思う。

因みに、変質していない箇所が残っている「液晶ジュール」(上半分死亡品)での“カラー表示”は、綺麗なもんだ!白は白、青は青で、ちゃんと出ている!(図6<クリック>

偏光板、レンズシート
此処までやってみて、“色味の改善”は、一旦諦めた。
だが、「偏光板」や「レンズシート」はゴミ付着などで汚れているので、予備のものや大型パネルの廃物から切り出して、それらと入れ替えることにした。

偏光板」は、後側は購入時の角度をそのまま使い、前側は現物合わせで少し傾けて切り出した。(100mmx76mm 図7)

レンズシート」2枚は、それぞれが直角になるように切り出して使ったが、レンズ面(筋がある面)を液晶側に向けて画面が最も明るくなるように置いた。(100mmx76mm 図8<クリック>

こんな大判レンズシートの利用は、簡単に“縦横2枚”が得られていいのだが、保存状態が悪く擦り傷などが付いていたため、“採る場所”を探さないといけなかった。orz

色表示の現状
汚れの少ない「偏光板」や「レンズシート」に入れ替えたけど、“色味の悪さ”は相変わらずだ。(図9)
試しに、16色のカラーバー(BMPファイル)を表示させてみた。(図10<クリック>
面白いことに、色の違いは分かる!...それに、調節すれば“明度差”も出せる。

これでも使える?...いやぁ、これではダメヨ、ダメダメ!...?

まぁ、“疑似カラー機”だと思えばいいのかもしれないが、文字が小さい上に色が悪いから、このまま長時間使い続けるには辛いものがある。

(もっと何とかしたい|何とか出来るのでは?と思うので、これからも挑戦は続く♪)

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