[041225]

300円AMラジオを、調べてみました.

FMは良く聴いていたのですが、AMはまったくと云っていいほど聴きませんし、最近は両方ともご無沙汰状態でした。
ところが、ひょんな事から電池管→簡素型ラジオ→100円ラジオ→300円AMラジオ→回路図書き起しと、連鎖反応が起きてしまいました。・・・で、目下そのAM放送を聴きながらこれを書いてます。

最終的には、電池管でポータブル・ラジオを作ってみたいのですが、それへの部品の流用などを考え、今回は手始めに300円ラジオの回路図を起こしてみました。100円ラジオの方は既に起こされた方が居られる(JG6DFKさん)ようで、300円の方も当然あるだろうと探してみたのですが、まだ見付からず。
起こしてみたけど、ICがメインで回路が簡単過ぎて、使えそうな部品はそれ程沢山は無さそう...
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経緯(いきさつ).
実は、ある時、ある方(川端さん)のサイトを覗いたばっかりに、やたら真空管・電池管への郷愁が強くなって来たのでした。(大変興味深く拝見させて頂きました。感謝!m(_"_)m でも、寝た古が起きてしまった!f(T.T;)

そう言えば、高校生の頃、1T4を2本使って名刺箱サイズのポータブル・ラジオを作って、クラスの連中に見せびらかしていた憶えがあります。それをハイキングに持って行ったのはいいが電車の中ではさっぱり聴けず、その内、聴けるはずの場所では電池切れになってしまい赤っ恥を掻いたのもその頃の事でした。
その内、電池管でそれが再現出来ればいいなと思っていますが、果たしてどうなりますやら。

300円ラジオ分解.
“真空管ラジオ”を調べていると、最近ネットで100円ラジオが話題になっている/いたらしい事を知りました。早速、先日ダイソーへ寄ってみましたが、もう100円ラジオは無いそーで、300円のものに代っていました。(イヤフォン付きなので、実質的には100円アップ位なのかな?でも、これ、結構ダイナミックな音がしますね)

事のついでにAMラジオを3台ほど買って来て(\945税込)、2台分解してみましたが、作りはそれなりなので分解も組立ても随分楽です。
(ビスはタッピング型なので、何度も開け閉めしていると緩くなって来ます。まぁ、そこそこで止めておきましょう。それと、1台からは分解した途端余分な電池端子板やビスなどが転がり出て来てビックリ!誰だ!こんな「QC」(品質管理確認完のマークのはず)をやってるのは)

基板は片面で、部品は表側だけに実装されています。これから流用出来そうな部品は、バー・アンテナ、ポリ・バリコン位かな?セラミック・フィルタは真空管回路ではどうなんでしょう?イヤフォンは低インピーダンス(16Ω)だからトランスが必要なので、簡易型真空管回路には不向きですね。

回路図.

OSC(発振)コイル部の図は不正確です。多分中間タップ端子からIC(TA3002P)の12番ピンへ行っていると思うのですが...また、セラミック・フィルタ部の接続も気になる箇所です。

C,Rの一部の値が基板シルクと合っていませんが、恐らく後で合わせ込みをしたのでしょう。例えば、LEDの電流制限抵抗は当初2.2KΩらしかったのですが、現物は1KΩ。きっと、LEDが思ったより暗かったのかも。

尚、回路図作成には、水魚堂さん処の回路図エディタBSchを使わせて頂きました。感謝!<(_"_)>
幾つかのパーツ図は、標準ライブラリには無かったので今回(悪戦苦闘しながら)自作しました。(BarAntやEarphoneなど)

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