[050202]

手作り5球スーパ(筋書きの無い)物語-壱.

まだ全体が充分詰め切れていませんが、兎に角、始める事にしました。
何時もなら先に手が動き出すのですが、孔開けや板曲げ加工はどうも苦手らしくあれこれ思案ばかりしていて、なかなか動こうとしません。(^-^;? 幾つかの重要項目が未決定なのですが、球数は決まっているので取り敢えず、孔開けは出来るでしょう。

使用球は電池管に、(将来の短波帯受信も考慮して?)RF(高周波)1段、IF(中間周波)1段とし、電源のA電源は単2型、なれどB電源は未定(9V電池2個かDC-DCコンバータの新作か)・・・と云ったものを想定し、孔開けをして大物部品を取り付けました。
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孔開け.
部品が全体にバランス良く収まるよう寸法を決めて、ポンチでガイド用小孔を打ってから、ドリルで孔を開けたのですが(何時ものように!)位置ズレを起こしています。(これだから、急いで孔開けなどやりたくなかったんだ!>> 自己愚痴)

因みに、このシャーシは表面がビニール(?)薄膜でコーティングされているので、孔を開けたりするとその周りがケバ立って来てバリのように見えます。この薄膜、表面保護にはいいのですが、端から剥がれて来ると見映えが随分悪くなります。それに、内面もコーティングされているので、各ソケットからシャーシへのアースがちゃんと取れるかどうか心配です。

孔開け時点で迷ったのが、バリコンの取り付け位置。バーニア・ダイアルのような減速式のツマミを使うなら、軸が奥に凹むように取り付けないといけません。反対にツマミを直で使うなら、軸が手前に突き出るように取り付ける必要があります。
短波帯を受信する場合には、どうせバンド・スプレッド方式にするなど、別の微調整手段を設けないと駄目でしょうから、手前に出るようにして単純ツマミを付けるだけにします。後は、また改めて考える事にします。

取り付け.
コイルは先の1-2d-1で使ったのと同じ類のもの。ただ、2本しか残っていないしその片方もどうやら巻き数が少ないみたいなので、どうするか考え中。その1-2d-1のRF部のコイルを外して(固定インダクタに入れ替えて)使いましょうか。

バリコンは3連のトラッキング・レス型。真中のが局発用で、容量が少ない構造になってます。
本当は2連の方が無難だったのですが、手元には3連のしか無かったもんで...で、その勢いで?RF増幅段でも設けようか、となったわけです。(...いい加減だなぁ)
まあ、B電圧はそれ程高く出来ないからゲインも低いだろうし、発振を抑える苦労も少ないでしょう。(多分a^o^;)

小型IFTは幸い2セット手持ちがありましたので、その内に1組(TRIO製)を使いましょう。(もし無ければ、小型固定インダクタやトランジスタ用のセラミック・フィルタで誤魔化すか?と考えていたのですが、これで間に合わせられそうです)

真空管シールドはRF段だけにして、他の真空管は出来るだけ見えるようにしました。(しかし、最終的に前パネルを付ける事になれば、真空管は見えなくなってしまいますねぇ。いっそ、透明パネルにでもするかな?)

構想図.
真空管の選択はまったく適当です。
本来ならRFやIFには、AVC(自動音量制御)を利かせるためにリモート・カットオフ1T4を使うべきなのですが、生憎手持ちは(虎の子の)1本しか無いため、沢山あるシャープ・カットオフ1L4にします。
(これで、AVCを掛けたらどんな事になるのでしょう?多分駄目だろうから、手動のMVCにしましょう。・・・ 実は、この考えは浅はかでした。後で、それが発覚)

出力管3S4は電力を食うしあまり載せたくはなかったのですが、これを外すと5球ではなくなって恰好が付かないので、一応載せました。(尤も、既にRF増幅を付けた段階で、もう標準型からは逸脱ですからぁ)

あれやこれや、その時になれば良い(くそ)知恵も出て来るでしょう。まずは、進めや進め!(ヒョッコリ、ひょうたん島♪〜〜〜)

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