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[二〇二一年九月十三日|2021/09/13]
RTL-SDR + CF-R4 SDR化を、試す

先般から、ハム・バンドをアップ・コンバージョンして、IC-290FT-280などのVHF通信機で受信することを試みていたが、今回は、「RTL-SDRドングル」(図2[クリック] $29.95 ¥3,442送料・手数料込み)でダイレクト・コンバージョンして、ノートPCの「CF-R4」(WinXpでも受信が出来るかどうか、試してみた。

結果は、"旧いPC"でも、思っていた以上に良く聴こえるので、"SDR受信"というのは、"アップ・コンバージョン+旧いVHF通信機"以上に、面白そうだ。
手持ちの"ノートPC"で、何処まで低位のPCが使えるか、もっと試してみたいと思っている。

今の処、"受信ソフト"には「WinXP」以上が必要なので、「PC110」にはちょいと手が届かない。(が、横で"見学"させておこう。笑)

私が今回使った"受信ソフト"は、「HDSDR」だが、これ以外にも多種のソフトがあるそうだ。(The Big list of RTL-SDR Supporte software
これらの中で、興味が湧きそうなら、追々、試してみるつもり。

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+++ RTL-SDRの組み込み +++

一番最初に読んで、その通りにやれば、上手く行ったはずの「組込手引書」(図3)が、ことが済んでから見つかった!(苦笑)

実は、当初は「HDSDR」を使うつもりではなかったのだが、「WinXP」で動作させられるものを探していて、その紹介記事から、次第に「HDSDR」になって行ったというのが実情。

私の系で、ちゃんと仕上がった組合せが、図4[クリック]の如くだった。
しかし、その中の「ExtIO_....zip」は、どうやら(デバイスを検出して、それに必要な".dll"を作成する為のツールではないかと想像しているのだが、)「ExtIO_RTL2832.dll」がそのままの形で入手出来れば、無用なものだったらしい。

「Zadig_xp.exe」は、私が勝手に名前を書き換えたもので、元の名称は「zadig.exe (2.2)」だ。
(私は、結構あちこち探し廻ったのだが、上記の「手引書」から辿れば、直ぐだった!)

まぁ、"終わり良ければ、すべて良し!"だそうだから、途中経過など、どうでも良いかもしれない。


+++ HDSDRの観察 +++

まだ、使い始めたばかりだから、"良し悪し"よりも、"これ、何?"の感じが強い。
Waterfall」は、バンド内の"混雑度"が分かるからいいのだが、「Spectrum」は、"信号の強さ"を示すのかと思ったら、SSB信号だと強弱が激しいので、それ程の目安にはならない。(図5
むしろ、"音声"だけを、追っ掛けている方が、分かり易い。
Spectrum」は、自分の受信位置を知る為に使うくらいかな。(それ程、役に立つとは思えないが)

音声帯域の「Waterfall」と「Spectrum」の表示は、何の役に立つのかな?(図6[クリック]
この部分は、このままの垂れ流しでは、勿体無い気がする。
"音声通信"用だけでなく、「SSTV」などにも応用利用が出来そうだが、どうなんだろう?
まぁ、そんな信号処理などをしていたら、他の作業が滞るのかもしれない。
(自分でプログラムが組めれば、可能/不可能も分かるのだろうが、私には出来そうにない)

...それにしても、当苑のアンテナは、ノイズが多い/多過ぎるみたい。
Sメータは、S9+overで、常時、振り切れている。(苦笑)
"多バンド対応"にしてあると、余計にノイズになる成分を拾うのではないかと思うが、どうなんだろう。

他方、この「CF-R4」のスピーカ出力は、かなり小さい。
SSB通信のモゴモゴ音が、聴き取り難いので、イヤホンは必需品だ。


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