[020124]
デジカメ用ACアダプタを作ろうと、四苦八苦.
当苑の表紙写真作成用などに、「Canon Power Shot A50」を使っていますが、LCD画面でレイアウト確認などをしますので、バッテリが大変よく減ります。
バッテリ運用は軽便でいいのですが、「充放電約300回」との事ですので、寿命が心配です。(そろそろ末期が近いらしく、使える時間が短くなって来ました。)
充電用のアダプタをバッテリ代りに使う事もできるのですが、バッテリ充電中には使えません。それに固定位置で充電に使っているので、場所移動も面倒。なら、別に作ってしまえ!ってんで、やってみました。
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ACアダプタを総動員?
バッテリの出力が、「6V 650mAh」との事なので、まずガラクタ箱の中にあった6V 500mAのACアダプタでやったら、ぜんぜん、お呼びでない。このアダプタ、オープンで測ると12V近く出てるんですがねえ。
次に、12V 0.5Aのもの、これもダメ!測ってみると、オープン電圧は20V。クワバラ、クワバラ!
どうなるかって言うと、SWオンではOK。LCD表示もOK。シャッタを押すと、途端に切れてしまうのです。後で見ると、「画像データが壊れています」だって!
消費電流を測ってみると、画面表示状態では約1A。シャッタを押した後、直流メータでは1.3A位まで振れるのが見えます。が、ピーク電流はもっと流れているだろうと思います(2A近くか?)。それで、電圧が急降下して、カメラの内部回路がリセットされてしまうようです。
買って来ました.
ちょうど良いのが無かったし、できるだけ小型を望んだので、9V 350mAと9V 1,000mA1個ずつ。左の写真の左2個。(高かったですね。1個500円近くもしましたよ。) 結果、どちらもペケ!
350mAの方は、内部をブリッジ整流にしたり、レギュレータを入れたりしてみましたが、やはり電流容量不足は補えませんでした。
1,000mAの方は、開けて(開けなくても)ビックリ!中はトランスだけ。で、出力は?AC 9V!
(こんなACアダプタもあるんだ!開けて見るまで、気が付きませんでしたねえ。表面には、ちゃんと書いてあるのに。)
しゃーない。追加で、ブリッジ型整流器と2,200μFのコンデンサを。それにレギュレータなどを足して、盛り沢山に押し込みました。(ヨク、入ッタモンダ!左下の写真参照)
でも、こんな努力も水の泡で、やっぱり、最後には落ちました...
今は?
思い切って、手持ちの12V大型アダプタでやってみました。煙も出ず変な臭いもしませんので、今はこれを使っています。
でも、ズームのモータがスリップ気味でケタタマシク回るし、回路的にも甚だ危険なので、これの電圧を落とすか、別のアダプタを買って来るかを思案中。
尚、ACアダプタを使う時の「DCカップラ」(左上の写真、手前のもの)は、入れたままにしておくと、カメラ収納時の邪魔になるので、コードをぶった切"って、中継コネクタを付けてあります。
*実は、この後もっと良い物・方法が思い浮かんだのですが、まだ内緒。(ウルトラマンは、知っている♪♪そのつもりだったのですが、別のに変更)
余談-止めネジ無しアダプタを開ける.
350mAの止め具は、プラスネジ2個なので簡単に開けられましたが、1,000mAの方はネジ無し。
これを開けるのに、金槌で、繋ぎ目辺りを思いっ切りぶっ叩きながら、四、五周しました。
これ、簡単で良い方法(?)だと思ったのですが、あちこち欠けてしまいました。 T;^^)y
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