[091023]

OptioSジャンクの修復は、大変難し!

先回のOptioS4の修復は上手く行かなかったのですが、今回のOptioS(総費用\418)も失敗!(左写真クリック)
始めは、“レンズ部の固着”だけの不良だったのに、修復作業で完全に駄目にしてしまいました。

どうやら、フレキを逆に曲げたり、コネクタへの抜き差しをする毎に、段々劣化して行ったようです。
そして、1度劣化したら、2度と回復しないので、最後はお手上げ!
結局、2個とも廃棄予定品になっちゃった...(左写真)
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今回品の状態
始め、電源は入るし、レンズ部も少し動く気配があったし、メンテナンス・モードにも入る事が出来ました。(左写真&クリック)

ただ、レンズが所定通り出ないので、撮影しようとする間も無くエラーで電源が切れます。

レンズ部を外から押し込んでみようとしたのですが、物が挟まっているような感触。(後で分かるのですが、補助レンズでした)
レンズ部の修復は、やはり分解しないと出来ないようです。

分解で厄介な箇所
本体の分解は、まずズーム・ボタンの下のフレキを台座から、引き剥がす事から開始。(左写真)
(これは、両面シートでくっ付けられていますが、なかなか剥がせないので、毎回苦労!)
レンズ部周りの部品付きフレキなども黒テープや両面シートを剥がしますが、これらは後でセロテープなどで代用出来るので、位置だけ覚えておいてパリパリ剥ぎ取り。
LCDバックライト用リード線は、後の作業の邪魔になるので、先に半田付けを外すのがベター。(左写真クリック)

補助レンズ部の収納
今回は、極力分解箇所を減らすようにし、外したフレキ半田付けは1箇所(4接点)、ホック留めは1箇所だけにしました。
これで、後ろのCCD保持板は難無く外せます。

左写真は、CCD保持板を外して、レンズ筒を完全に収納した状態。(この状態では、補助レンズは所定の位置ではない)
この時、本来ならCCD保持板から突き出ている棒で、レバーを押し遣(や)って、この補助レンズを適正位置に収納するはず(左写真クリック)なのに、実際やってみると、収納出来ない!

こぼれ落ちた欠片
CCD保持板を外した時、転がり出た欠片(かけら)に気が付いたので拾っておいたのですが、これが補助レンズ収納不良の元凶だったようです。(左写真&クリック)

これが欠けていたため結果的に、補助レンズが横に移動しなくて、レンズ胴がそれに邪魔されて収納出来なかったわけです。

この不良原因は分かったのですが、ここの修復はとても手の負えないので、あっさり諦めました。

悪あがき
レンズ部だけの不良と見たので、試しに先回修復したレンズ部を使ったらどうなるか、調べてみました。
しかし、CCD部の信号コネクタは、S(300万画素)とS4(400万画素)とでは異なっているので、CCD保持板だけを、Sの方に入れ替えました。(もしかしたら、それが運の尽きだったかな?)

“あれ〜?レンズ部が動作しませぬ!確か、当初はモータも動いていたはずなのに!”

そして、何度かレンズ部を入れ替えたり、コネクタを挿し直したりしている内に、それまで点灯していた電源表示LED(左上写真)も、終(つい)に点灯しなくなりました。
結局、先回のOptioS4と同じ道を辿(たど)ったようで、やはりこれは不可逆的終末のようです。とほほ!
(これらで、“修復成果”も“冬の時代”に入ったかな?)

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