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[2018年2月24日]
WEBカメラ非売品?を、買ってみた 

大体、屋内で使うことが前提のWEB/USBカメラを、屋外看視用に、しかも8台、使おうとしているから、なかなか望むようなカメラが揃わない。
それで、入替を考えながら、暇さえあれば、安くて必要な機能・性能が出るWEB/USBカメラを物色し続けている。

今回は、ガラス・レンズを使ってあるので、画面がクッキリ!という謳い文句の「UCAM-DLA200H」(非売品?)を、買ってみた。(10個¥2,460消費税・送料込み)
“画像がクリア”ということは、“きっと暗い風景でも明るく映るに違いない!”との願望・期待感があった♪
それに、数かあると、色々な機構加工なども試し易いだろうと、10個纏め買い♪(図2<クリック>
確かに、台座部は、自分好みに加工するのに、3,4個は試し潰せた。(笑)

カメラの(屋内)性能は、ほぼ予想通りだった(図1)が、(看視系)機能に思わぬ落とし穴があった!
カメラの切替時、“無表示の期間(約1秒弱)”があるのだ。(切り替えなければ、気が付かなかっただろうけど)
なので、それが間に挟まると、「1、2秒切替モード」では、このカメラの表示が、丸っきり出なくなってしまうことがある。
尤も、現行のカメラ群でも、切り替わり時にタイム・ラグがあるが、それは“前の映像”の静止画で繋いであるので、画面が暗転して途切れることは無い。だが、これは、その手法では補い切れない。

総合的に見ると、このカメラ、かなり“奥目”なので、付加レンズ(ワイド、望遠など)を付けても、周りの景色が削られる(ケラレる)ので、遠・広・普通に応じられる万能選手にはなれない。
まぁ、一個だけ設置して、様子を見よう。

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夜景の看視

このカメラ(UCAM-DLA200H)、切替・立上り時に“無表示の期間”が長いが、私は、これを“お色直し(化粧)の時間”とみている。
多分、露光などの自動調整の期間は、表示隠しをしているのだろうと思う。
(本来のWEBカメラの役割からすれば、一度立ち上げれば、後はそのまま継続状態なので、特に問題になることはないだろうけど)

因みに、他のカメラでは、切り替わった途端に直ぐに表示が出て来る、あるいは自動調整機能のあるカメラなら、徐々に画面を自動調整して見易い画面になるのだが、兎に角、画面の出(現)は早い。
USBカメラを使った切替方式の看視系では、画面が出ない/遅いのは困りもの。

このカメラは、取り敢えず「街灯が1個の風景」を映すように向けた。(図3)
USB看視系の中の順番・順序では、3番目になった。(動画1<クリック>
「街灯が2個ある風景」と比べると、真っ暗な期間が長く、映っている期間が短いことだ。
これは、表示時間が3〜5秒間しか取れない/取らない「8カメ看視系」では、ツライ!

機構上の問題点−1

宣伝文句には、「カメラをお好みの方向や角度に調整可能です。」と書いてある。
...でも、それは、机上の限られた範囲内だけ、らしい。
外壁に取り付けることを考えると、“前後の首振り幅”が、使い物にならないほど狭い。

そこで、台座部の裏クッションなどを剥がして、トルクス・ドライバ(T3?)でビスを外し、稼動部の丸孔を前後に広げて、楕円孔にした。(図6<クリック>
これで、随分、前・後傾が可能になった。(図5の左側、右側は未加工)

当初は、丸孔を大きく広げる加工をしてみたが、やり過ぎると、締め付けが甘くなり良くないので、この楕円孔加工に変えたわけ。
この後、台座部は様々な加工を試すことになる。

問題点−他

上のような加工の後、可動部は、屋外壁面への取り付けには不適なので、それを外し、少し平面が取れるようにヤスリがけをしてから、水平向きに「磁石付きクリップ」を(瞬間接着剤で)張り付けた。(図7 3個入り¥108税込み CanDo品)

その瞬間接着剤だが、これも百均グッズ(4本¥108税込み ダイソー品)で、思ったより固く接着出来るので、最近は良く使うようになった。
コツは、塗ってから30秒間ほど、強く強く押し付けることらしい。
(剥がそうとしたら、差し込んだ細ドライバが少し曲がってしまった!苦笑)

このUCAM-DLA200Hは、始めから、レンズの(手動)ピント調節機構がガタガタ...10個全部?...だ!
私は、ジャンク品として買ったから文句は言わない。
でも、製品として見たら、“出来損ない製品”が言い過ぎなら、“チグハグ製品”ではないか?
止むを得ず、極細バンド(100本入り¥108税込み)を巻き付けて、“緩み”を抑えるようにしてみたら、少しマシになった。

このカメラでワイド化が出来るかな?と、スマホ用のワイド・レンズを付けてみた。
無理にねじ込むと、かなりしっかり固定されるようだ。(図7の青色部)
その映像/画像では、ケラレはあまりよく分からないが、左側上下隅に少しある。(図8<クリック>

望遠レンズの付加の方は、望み薄!...丸い小さな“覗き穴”しか映らない。
元々、こんなに奥目では、どーしようも無いもんなぁ。

しかし、このカメラ、看視用として使うには、“お色直し”の時間が一番のネックだ。
これに懲りて、今後はもう少し慎重にカメラ選びをしよう。


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