[2017年3月18日]
魚眼カメラ(235度)を、改作
180度と称する魚眼レンズが、実は視野角が“90度”程しか取れないことが分かったのだが、実際に看視系に使ってみると、まぁ必要範囲をカバー出来るので、それで暫く運用してみた。
しかし、“2台カメラの切り替え4台方式”の欠点は、切り替え時にプログラムが頻繁に落ちることや朝夕の暗がりに弱いことなどから、使用中のUSBカメラ群を、そろそろ入替えたくなった。
そこで、魚眼レンズ(235度)というのを見掛けたので、少し高価格だが、それを試したくて、入札・落札してみた。(図2<クリック> ¥1,200送料込み)
商品説明には、ずばり「実視野角は、235度も無いよ」、「説明内容が間違ってたら、返品交換します」とあったので、安心して入札したわけ。(尤も、交換など端から考えなかったけど)
モノが来て、色々なUSBカメラで調べてみたら、カメラ側の開口角や視野角に制限されたり、周りのケラレが多かったりで、きちんとは測れなかったのだが、およそ140度程らしい。
上手く使えるカメラにも制限があって、開口角の広いのやレンズ部が弱弱しいのは使えなくて、Microsoft製HD-3000の前面を壊した/改造したモノが良さそうなので、それにくっ付けた。(図1)
目下、それを更に改造/改装中だ。
これで、今までのカメラ2台分の働きをしてくれれば、“プログラムが落ちる問題”も解消出来るかもしれない。
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視野角は?
実際にどの位の範囲を看/見られるかは、実風景で確かめれば良いだけ話なのだが、一応、知識として「視野角」を調べてみた。
差し渡し約44cmの鉄道模型の線路の端と端を見る(図3)のに、この魚眼カメラの高さを約9cmにすれば可能だった。
つまり、22cmと9cmの直角三角形の広い方の角度の2倍が、求めたい視野角というわけだ。
...だが、はて、幾らだろ?...計算では出せない?
仕方がないので、2枚の定規と分度器を使って、9mmと22mmで角度を測ってみたら、狭い方の角度は約20度弱と読めた。
となると、両方で40度内側寄りになるから、180度マイナス40度で、視野角は約140度となる。
別の粗い方法で調べた時はおよそ120度だったから、まぁ、こんなものだろうな。
後で、ソフト的な補正をする必要が出て来た時の為に、「格子状パターン」も撮ってみた。(図4<クリック>)
(撮ったはいいが、プログラムで補正する方法を、また勉強しなくっちゃ!苦笑)
カメラ改装とカバー付加
Microsoft製HD-3000は、前飾りが邪魔だったのでそれを剥ぎ取ったら、魚眼レンズを、直接留める方法が無くなったので、レンズ・クリップをそのまま使って留めることにした。
平面性の確保と遮光効果を期待して、ホットメルト材で、クリップの周りを埋めた。
綺麗な仕上がりとは言えないが、何とか成っている...と思う。(図5 笑)
しかし、これを眺めていると、カメラ周りは隙間だらけだし、雨などに弱そう〜。
そこで、取っておいた「綿棒の空きケース」を使って、「雨滴除けカバー」を作って被せてみたが、...う〜ん、何だかなぁ...(図6<クリック>)
工作をしていて困ったのは、このカメラの「支持板」、留めビス用の孔が、全然開けられなかった事だ。
表は柔らかいシリコン・ゴム(?)のようだが、内部には柔軟な超合金?(ステンレスかな)が入っているらしく、並みのドリルではまったく歯/刃が立たないので、ビックリ!
ドリルでかなり粘ってみたが、全然傷も付けられそうにないので、諦めて、適当に誤魔化す方法で留めることにしたが、こんなの初めて。(シクシク)
(微小な「研磨粒」でも注入しながらする“特殊な切削”をしないといけない類の金属なのかな?)
これは、未だ完成した感じが無いので、もう少し手元において、まだ工夫すべき所が無いかどうか?眺めていようと思う。