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[2017年9月30日]
3D Webカメラ片側を、望遠化した
先日まで、スマホ用の「8倍望遠レンズ」(¥900送料込み)の「クリップ」をそのまま使って望遠化していた3D WebカメラCS-3DW300(の片側)を“固着式8倍望遠”に改造した。
まぁ、単に、望遠レンズ付属の「クリップ」の台座部だけを切り出して、それを「カメラ前面」に瞬間接着剤で固定しただけなんだが、これで幾つかの課題・条件がクリア出来た。(図1、図2<クリック>
 −映像・画像の周辺のケラレが少ないこと
 −微調整無しに、台座部が、接着固定が出来ること
 −カメラ(受光素子)側が、交換出来ること

一応、狙ったものにはなったが、瞬間接着剤の接着強度だけで、長い望遠レンズを長期間支えられるかな?との不安があって、まだ屋外には設置せず、机上で様子・状態を見ている。

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課題&条件
条件1は、通常の“USB/WEBカメラ”と“スマホ用望遠レンズ”との組み合わせだと、なかなか満足出来ないのだが、これについては、既にテレワイド実験で確認してある。
「8倍望遠レンズ」は、中華製「Mobile Phone Telescope」という品物だが、中のゴミが目立つ粗悪品ゴミ有りのもう一つの例)。(図2<クリック>
4〜5倍望遠では、やはりアップ力が足りないので、8倍にした。
条件2は、「レンズ部」がネジ式で「クリップ台座部」とが分離出来ること、その「台座部」をある大きさで切り出せば、接着し易いこと、その際、目視でセンター合わせも容易であることなど。
また、瞬間接着剤の溶剤で、レンズが曇るのを防げる点も重要だ。
条件3は、(既に「台座部」を接着・貼り付けした)「カメラ前枠部」が後で外せること。
この3D Webカメラでは、後部のビス2本を抜けば、少し技が必要だが、取り外しが可能だ。
これによって、「カメラ(受光)部」が不良化しても、“付け替え/取り替え”が出来るメリットがある。

スマホを挟み込む「クリップ」を使って3D WebカメラCS-3DW300を挟み付けることも一応は出来てはいるのだが、非常にきわどくて、触っただけで“飛び外れてしまう”危うさがあったので、今回接着固定したわけ。
ただ、これを屋外に出した場合、(瞬間接着剤による)固定強度が十分かどうかは、未知数だが。

望遠レンズ取り付けの問題
これまで、色々なUSB/Webカメラに「望遠レンズ」を付けることを試してみたが、いずれも“取り付け不適”なものばかり。(図3)
前面が狭過ぎたり、平滑でなかったり、ピントが合わなかったりなどで、本格的に固定しようとすれば、全体の筐体の基本構造や光学系を変えなければいけない。
(そこまでの技術は無いし、やる気も無い。苦笑)
結局、容易に出来るのが、上記の組み合わせだったというわけ。

その大きな理由は、3D WebカメラCS-3DW300の受光部の“単純さ”&“薄さ”ではないかと思う。(図4<クリック>
他のどれよりも、受光部&レンズの位置が浅いので、ケラレが少ない。
そして、前面がフラットなので、「望遠レンズの台座部」を接着し易い。
・・・ということで、“望遠化は、このカメラに限る!”となったわけだ。


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