[100624]

CoolPix S500 2台目を、修理しました

先日、大阪へ出たついでに、「キタムラ」で壊れたジャンク・デジカメを2個ばかり買って来ました。(\800/個税込)
うーん、やはり関西は、かなり割高ですねぇ。・・・ん?でもないかな?
参考:ひまじんtpさん処

このCoolPix S500は、左写真<クリック>のようにレンズが飛び出たままのものでしたが、(帰宅後のテストでは、)液晶画面に“レンズ・エラー”と出たので、動作はOK!と読んだのですが。
(因みに、目下1台目が行方不明になっているので、”二箇一”は不能。背水の陣!)

分解修理の結果、正常に動作するようになりました。(左上写真は、レンズ収納後の姿)
(万歳!久しぶりのハード修理は、成功!嬉しや!)
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分解再度
分解は、以前の自記事を見ながら進めましたが、やはり難しい所は難しい!(当然)

最初の“3枚下ろし”は、何とか壊さずに出来たのですが、液晶パネルの外し方では、また一頻(ひとしき)り考え込んだ...

結局、両面テープ貼りの箇所辺りに、細ドライバを突っ込んで、こじ開けました。(左写真クリック)

外さないとダメなもの
飛び出したレンズを押し込む方法は色々あるようで、無理矢理押し込んでみる方法や、最外筒を強引に時計周りに回す方法などもやった事があります。(上手くいったり、いかなかったり)

でも、一番穏当なのは、駆動用(減速)歯車(ギア)の一つを外してレンズ筒をフリーにする方法。

このレンズは、ユニット全体を外さないと、それが出来ない構造になっていました。
ところが、そのためには、どう見ても(触るのが嫌な)高圧コンデンサの半田付けを外して、取り出さないといけないようです。
恐る々々、ドライバの先で放電させてから、外しました。(左上写真&<クリック>)

歯車を外す
左写真のように、レンズ・ユニットを分離出来れば、細工は楽になります。(しかし、もう少し元の構造設計で、考慮しておいてくれたらなぁと思いましたが)

この状態で、“歯車押え板”を外すと、一番外側の白い歯車が(勝手に)外れて来ましたが、これでレンズ筒が自由に出し入れ出来ます。
出っ張ったレンズを押し込んだ後の状態が、左写真。
減速歯車群の拡大が、左写真<クリック>。
(モータ軸にウォーム・ギアを使ってるのを見たのは、今回が初めて)

レンズ動作テスト
ユニット単体で、電圧(約4V)を加えた時、ちゃんと動作するかどうか確認してみました。

幸い?駆動モータの端子は、後ろ側に丸出しなので、ここに+/-電圧を加えてみたら...
期待/希望通り、レンズ筒は、スムーズに入ったり、出たり♪
(左写真&クリック)

ただ、この確認方法では、ストッパー(多分、フォト・インタラプタで限界位置を検出)の生死は、分かりません。
もし、今回の不良化の原因がそんな所にあったとしたら、“レンズ筒の伸縮”は上手く行っても、また伸び切ったままになる恐れもありますが。
(以前、別機種で、それらしい不良もありました。でも、ここまで来たら、後は前進あるのみ!)

完成後
このCoolPix S500は、外殻を外すのも難しければ、嵌め込むのも難しい。
3箇所ほど同時に、小物をきちっとセットしておいて、パチッと嵌め込まないといけないし、内側外側も注意しておかないと、上手く嵌らないので難儀です。
ところで、またビスが1個余っちゃった!でも、完成!(左写真)

修理はしたけれど、これのバッテリが、EN-EL10(3.7V,590mA)で、今使っているEX-Z600用のバッテリNP-40(3.7V,1,230mA)と比べ、かなりひ弱です。(左/上写真<クリック>)
やはり、丸1日使おうとすれば、800〜1,000mA以上は欲しいですね!

試写
この機種は、バッテリが小さいので、旅行などのあまり長時間/期間の使用は難しそう。
なので、“顔認識”機能を活かした使い方でもしようかな?と思っています。

他方、普通の室内灯火では、左写真のようにそこそこ綺麗に写りますが、ISO-2000で撮ると結構ノイズが目立つので、あまり使いたくはないですね。(左写真クリック)
(星空撮影などには、いいのかも!?)

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