[070909]

μ-miniで、また敗退しました

前回修理に失敗して、そのまま飾ってあるのですが、ピンボケ機では何だかつまらない、置いておくにしても動作品を!と欲を出して、μ-mini DIGITALのジャンクをもう一台買ってみました。(総費用\2,525。送料、手数料込み)

これも、「レンズ・バリアが途中で引っ掛かる」という不具合品。(箱など余分だとは思ったのですが、殆ど空の箱付き)

回復に何度もトライしてみましたが、先回のと同様、敢え無く敗れました。このレンズ・バリア開閉機構は、とても、素人の手に負える代物ではないようです。
それにしても、この機種は努力した割に収穫が少なかった。(駄情報ばかり ●|~|_)
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状況.
今回の不具合状況は、レンズ・バリアが開くより前にレンズが押し出して来て、バリアをガイドに押し付けて身動き出来なくしています。

引っ掛かったバリアを、手で強引に引っ張って開けてやれば、後は正常に動作し、撮影は(ジャスピン?で)問題無しなのですが。

左の写真は、バリアを外して回転軸の状態を見たもので、オープンだとこうですが、負荷を掛けた状態では、へなへなでちゃんと回っていないようです。

内側のスライダ(摺動板)が関係していそうなので、兎に角分解して、内部で手掛かりを探す事にしました。

リング状ギアとテスト.
レンズ胴周りにあるリング状のギアと摺動板を駆動するヘソとの位置関係に、不具合があるのでは?と、これを調べてみました。(左写真<クリック>で、リング状ギア)

最適位置がよく分からないので、ギア位置とレンズ・バリアの動作状態を見ようと、何度も分解と組立を繰り返しました。(根気で勝負!)

しかし、殆ど改善の様子が見えません。稀に上手く行く時もありますが、大抵は引っ掛かります。
拙い時には、レンズがギリギリ鳴きながら、全然出ない事もあったりして、スリル満点!...?

摺動板関連パーツ.
摺動板や関連パーツ類も分解して眺めて見たのですが、不具合原因はよく分かりません。手掛かり無し!(もしかして、微妙な調整の問題か?)

この辺りのパーツ類は、もうひとつのと入替えて調べてみましたが、殆ど変わり無し。

別途発生して来た問題として、ビス留め箇所のプラスチック孔が段々擦り減って、数回の開閉後、ついにはビス孔がダメになった。
少し太めのビスに替えましたが、それも緩んでしまい、遂には瞬間接着剤を使う破目に。(プラリペアも使ってみたが、上手く行かず)

電撃対策、その他.
開ける度に、強烈な電撃音に怯えながら(放電専用?)ドライバでバチン!(時には、放電する前に電撃を喰らったり。(><;)

しかし、ドライバでの放電は流石に神経に堪えるので、試しに抵抗(180Ω金属皮膜)で放電してみたのですが、こいつは一回で事切れました。(><;)
そこで、放電は止めにして、上にガム・テープを貼って回避するスタイル?に変更。

別件で、後で気が付いたのですが、貼ってあった側面の黒いシールは、前カバーをスムーズに嵌めたり外したりするのに欠かせないようです。(左写真の<クリック>で)
これを貼ってないと、前カバーがやたら外し難くなるので、どうも関係があるらしい。

カメラとしては?
レンズ・バリアの正常化は、遂に諦めました。
バリアは、アームを緩めに留めておけば、手で振って入れたり出したり出来るので、使おうと思えば使えます

それで撮った写真が左や、その<クリック>で見られますが、残念な事にレンズ系に汚れを入れてしまったようです。
(左写真の左端中央部の黒い丸い影など)

この後で、レンズやCCD表面を丹念に見直して拭ったのですが、やはり何某かは残りました。(邪道なんですが、ピクセルマッピングをしたら、少しは減ったような...)

考察/反省?
やはり、こうした精密機器は、弄る回数が増えるほど、悪影響/劣化は増えるみたいです。
つまりは、こんな素人修理、修復は、正常品へ戻すのではなくて、実は単なる“正常化確認試験”、それも破壊試験に近い作業だと云えそうです。
だから、素人修理は、二個一、三個一の“ユニット入替え”で手早く片付けるのが、一番適正な手法だろうなと思った次第。(つまり、同じ箇所の不具合品は買うな!ってこと)
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