[20030609]
Lib50Mの修理、第5戦-完結 *廃棄:2014年9月中旬
Jrmoldさんと、通りすがりさんのお蔭で、秋葉原で売られていた500円也のジャンク「Lib50Mもどき」が手に入りましたので、その主基板を使って、今まで4回挑戦して敗れてきた修理に、改めて挑んでみました。
修理と言っても、ジャンク品から抜き出した主基板との交換だけですので、作業は(慣れている事もあって)至って簡単。(ヒューズの修理と同じ位かな?)
それに加えて、クロック・アップと9.5mm厚HDDの搭載用加工を施しました。
修理・改善作業は、すべて成功!これで終了です。(でも、クロック・アップの結果は、あまり果々しくありませんね)
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主基板の交換
本体は、上のキーボード留めのビス1個と裏面のビス7個、それにHDDの抜き出しで、上下2分割の殻割りによって分解できます。
主基板の抜き出しに、一番抵抗するのは電源プラグ部。(真上に抜き出すのがコツ?)
分解していて毎回思うのは、PC110に比べると、随分楽である事。その分、シンプルなわけ。
PC110が、英才の職人芸的作品なら、Lib50M(Lib系全部?)は優秀な凡人の良い工芸品といったところか? 後発だから良く研究はされているんだろうけど)
(それにしても、このジャンク品、液晶パネルの別途処分は分からないでもないが、外したキーボードの方は一体どうするんだろ?他人事ながら気になります)
9.5mm厚HDDの装着準備
HDDとして、今までは750MB(8.45mm厚)でしたが、今回4GB(9.5mm厚)に載せ替える事にしました。
本来なら、8.45mm厚用の隙間に、9.5mm厚を入れようとするわけですから、1mmほど本体を削らなければなりません。
(Jrmoldさんのように、HDD側の出っ張りを紙ヤスリで削るような芸当は、とてもできそうにない)
黒シートなどを剥がした後、ビスを抜いた状態でHDDを挿入してみたら、やはりまだ外ケース間に隙間ができています。(左写真、<クリック>で、その様子)
ふーむ、やはりビス群は、緩目に締めないと駄目かも知れませんね。
裏側のビス2個+HDD留めビス2個は、HDDを挿入した後で、手加減をしながら締める事にしました。
OSの搭載
(あまり意味は無いのですが)HDD容量が4GBもあるので、2分割してWin95とWin98の2つを載せてみました。
ブート切替は、システム・コマンダ2000。
某スレ269さん処のペン・ドライバ(Toshiba Tablet)や東芝アメリカのテック・サポートさん処のサウンド・ドライバ(Lib50CT用YAMAHA OPL3-SAx)などは、どちらのOSででも同じものが使えてます。
クロック・アップの状況
Freq. | Pin#15 | Pin#16 |
75MHz | close | close |
60MHz | close | open |
90MHz | open | open |
100MHz | open | close |
W48C54Aの足ピンを浮かせるか否かで、周波数を変える事ができますが、残念ながら聞いた話のようには行きませんでした。
最速133MHzまでは出るらしいのですが、表示は100MHz止まり。(ん?)
(後で、Jrmoldさんからのコメントで、倍率設定を忘れている事が分かりました。何でも、きちんとやれば、200MHz位までは上がるとか)
ところが、Windsockでパフォーマンス比較をしてみると、Lib60の120MHzよりも上だそうです。
HDDのパフォーマンスもよかったようですが、総合では133MHz相当でした。
(でも、体感速度は、大して変わりませんけど)